今回の記事では
Excelで数字を文字に変換する方法は無いの?
関数を使って簡単に文字にする方法を知りたい
数字を文字に変換する方法は分かったけどどうやって戻すの?
入力をやり直すのは手間が掛かるから覚えておきたい
こういった疑問に答えます
✔Excelで数字を文字に変換する方法のテーマ
①TEXT関数を活用すれば簡単に数字を文字に変えられます
②VALUE関数を使えば文字から数字に簡単に戻せます
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「Excelで数字を文字に変換する方法」に関して実体験に基づいて解説しています
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TEXT関数を活用すれば簡単に数字を文字に変えられます
Excelは数字や日付を入力すると自動的に数字に変換しますが、TEXT関数を活用すれば簡単に文字に変えることが出来ます
なぜなら、TEXT関数は簡単な設定で文字に変換してくれる便利な関数だからです
では、具体的なやり方を見ていきましょう
今回は数字と日付を文字として変換する方法です
今回は通常の表示を文字列として表示する設定をします
つまり、「1」を「001」と表示「2022/1/24」をそのまま文字として表示する方法です
TEXT関数を使った数字を文字に変換する方法は次の通りです
こんな風に「1→001」という文字に変換したい時は
「=TEXT(B5,“000”)」と設定するだけです
内容はめちゃくちゃ簡単ですね
コレを日本語にすると「=TEXT(B5セルを,「000」の桁数で文字として表示してね)」という意味になります
ポイントは「”000″」の部分で「指定したセルの内容」を「指定した形式で表示」して更に「文字(テキスト)」に変換してくれる関数です
今回の場合表示形式が「”000″」なので「1→001・10→010」といった具合に1桁の数字でも3桁分の「0」を表示してくれます
表示形式は「”(ダブルクォーテーション)」で囲むだけなので分かりやすいですよね
次は日付を文字に変換する方法を見てみましょう
設定内容はこんな感じです
さっきとほぼ一緒なので結構簡単ですよね
さっきと同じように「=TEXT(B6,“yyyy/mm/dd”)」でB6のセルの内容を文字として日付で表示しています
ポイントは「”yyyy/mm/dd”」の部分でこれは「2022/01/24」のように年数を4桁・月数と日数は2桁ずつ表示する方法です
「y→Year・m→Month・d→Day」の各頭文字なので表示されるイメージはつきやすいと思います
表示形式については「数字と文字の違いはExcelを活かすための鍵」でも詳しく解説しているので、よく分からない場合は参考にしてみて下さい
繰り返しになりますが、Excelは数字や日付を入力すると自動的に数字に変換しますが、TEXT関数を活用すれば簡単に文字に変えることが出来ます
よくある質問:関数で数字を文字に変換する方法は分かったけど、関数を使う以外に方法は無いの?
よくある質問ですが、これは必ず関数を使って問題が解決出来るとは限らないことが原因ですね
関数を使わない方法はいくつもありますが、まずは数字と文字の違いを改めて整理することが重要です
なぜなら、Excelがどんなルールで数字と文字を判断しているか理解しないと混乱する原因になるからです
では「数字と文字の違い」と「数字を文字に変換する関数以外の方法」について見ていきましょう
解説前にExcelの簡単なおさいをしておきましょう
Excelは「数字は右寄せで表示」「文字は左寄せで表示」というのが決まっています
なぜなら「数字は右詰めで書き」「文字は左端から書く」からです
これはExcelに限った話では無いですが覚えておきましょう
もう一つの特徴がExcelでは基本的に全角=文字・半角=英数(英語か数字)ですが全角で「日付や時間」を入力しても強制的に数字に変換されてしまいます
理由は、シリアル値という「日付や時間を連番で管理する仕組み」があるからです
シリアル値についてよく分からない場合は「日付と時刻はシリアル値で出来ている」で解説しているので参考にしてみて下さい
これらの前提知識を基に数字を文字にする方法について解説していきます
【方法1】「表示形式」を変更する
今回はTEXT関数で設定した内容と同じ表示にしていきます
1つ目の方法が「表示形式を使う方法」です
対象は「C12とC13セル」なので両方を選択しておきましょう
手順は「ホームタブ」→「数値グループの数値の書式ボックス」→「文字列」をクリックします
ただ、結果を見ると分かる通り数字は「001」にはできず日付は「シリアル値」が表示されてしまいます
このままだと上手くいかないのでもう一工夫しましょう
その方法は単純で今のセルに表示したい内容を入力し直すだけです
これでOKです
やったことは表示したい内容の文字を打ち直しただけです
では次の方法を見ていきましょう
【方法2】「’(シングルクオテーション)」を使った方法
このやり方が一番シンプルで数字の前に「’」を入力するだけで数字を文字に変換出来ます
やり方はすごく簡単でこんな風に数字の前に「’」を入力するだけです
半角の「’」なので英数(直接)入力モードで「Shitキーを押したまま7のキー」を押せば設定出来ます
では次の方法を見てみましょう
【方法3】「区切り位置」機能を使った変換方法
次の方法は変わり種です
データタブにある「区切り位置」機能を使った方法です
意外とシンプルな方法でサクッと出来るので変換したいセル範囲を選択しておきましょう
「データタブ」→「データツール」→「区切り位置」をクリックします
「区切り位置設定ウィザード」というダイアログが表示されるので「次へ」をクリック
次の画面でも「次へ」をクリック
この画面では「文字列」のラジオボタンをクリックして、「完了」をクリック
これだけでOKです
ポイントは「文字列」を選択するところですが、この方法だとセルの内容が「文字列」になっています
【方法1】とほとんど同じですが、こちらの方は入力内容を素直に文字列に変換してくれています
では次が最後です
【方法4】「他の文字と繋げて数字を文字」にする方法
このやり方も凄くシンプルです
他の文字と「&」で繋げることで文字にします
今回は「A」という文字と繋げてみましょう
やり方は「=”A”&B34」という式にするだけです
Aという文字に指定したセルの内容を数式でくっつけるだけなのでめちゃくちゃシンプルですよね
但し、見て分かる通り日付の場合はシリアル値が正体なので結果は「アルファベット+数字」になってしまいます
これを解決するためには参照先のセルの内容を「文字列にして再入力する」という【方法1】のやり方を応用すれば解決出来ます
こんな風にやり方はたくさんありますが、好きなやり方を1つ覚えておけば基本はOKです
特に最初は「’」を先頭に付ける方法が一番覚えやすいです
Excelは数字を活用して計算することが主な目的なので、特に「日付や時間」の扱いには注意が必要です
計算に活かすなら「数字のまま」数字としてどうしても扱いたくないなら「文字列に変換」と覚えておくと良いですね
繰り返しになりますが、まずは数字と文字の違いを改めて整理することが重要です
VALUE関数を使えば文字から数字に簡単に戻せます
VALUE関数を使えば文字から数字に簡単に戻せます
理由は基の数字は何も変わらないからです
それでは具体的な方法を見ていきましょう
元に戻す時は設定よりも簡単なので一気に解説していきます
【方法1】TEXT関数の内容はVALUE関数で元に戻せます
TEXT関数を使って文字列にしている場合はVALUE関数で元の数字を表示出来ます
設定方法は「=VALUE(C6)」だけです
VALUE関数は「対象セルの値を取得」する関数なので日付の場合「シリアル値」が表示されます
日付表示にするためには、表示形式を日付にしてあげるだけです
【方法2】「表示形式の変更」で元に戻せます
この方法もシンプルで表示形式を元に戻すだけです
但し、単純に元に戻しただけだと、表示内容が変わらないので「数式バーをクリック→Enterキーを押す」や「D12セルの上でF2キー→Enterキーを押す」などセルの内容を入力モードにして、Enterキーで確定してあげるとサクッと基に戻せます
文字だと大変そうですが、やってみるとめちゃくちゃ簡単です
【方法3】「シングルクオテーションを削除」すれば元に戻せます
次は一番簡単で「’」を削除するだけです
もう、説明不要ですね
頭の「’」を削除すれば数字に戻るのでこの方法が一番簡単です
【方法4】区切り位置で変更した場合は、表示形式を戻せばOKです
この方法は【方法2】と全く同じなので説明は割愛しますが結果だけ見てみましょう
要は設定する時は手順が多いですが、戻す時は意外とあっさりしていると思ってもらえればOKです
【方法5】数式を修正すれば元に戻ります
最後は数式で「文字と数字をくっつける方法」ですが、これはくっつけることをやめれば良いだけなのでその部分を削除します
数式の内容はこれだけなのですごく簡単ですね
以上が各設定を元に戻す方法でした
設定する方が手順は多いですが、元に戻す時も手間はある程度掛かるので必要に応じて使い分けてみて下さい
繰り返しになりますが、VALUE関数を使えば文字から数字に簡単に戻せます
オススメのExcel関数の解説書 5選
関数を本で学ぶ時は次に上げるものがオススメです
本を購入をオススメしている理由と各本の紹介に関して、下記の記事で詳しく解説しているので合わせて読んでみてください
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