今回の記事では
Excelの書式設定で文字列の最初に好きな文字列を追加するにはどうしたら良いの?
例えば「新商品」の頭には「New」と表示する方法など文字列の好きな場所に目的の文字列を追加したい
表示形式以外で好きな位置に目的の文字列を表示させる方法ってあるの?
表示方法を工夫したい時に応用が効く方法があれば知っておきたい
こういった疑問に答えます
✔書式設定で自由な位置に文字列を追加する方法のテーマ
①表示形式で好きな位置に文字列を表示するには基本が分かれば簡単です
②表示形式以外での文字列の結合は記号や関数を使えば比較的に簡単です
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「書式設定で自由な位置に文字列を追加する方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
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表示形式で好きな位置に文字列を表示するには基本が分かれば簡単です
表示形式を使って好きな位置に文字列を表示させるには表示形式の基本が分かっていれば簡単です
なぜなら、表示形式は簡単な方法で表示内容を変えることが目的の機能だからです
それでは、表示形式を使った自由な文字列の表示方法について解説していきます
文字列の最初に好きな文字を表示する
まずは、文字列の最初に好きな文字を表示した結果を見ていきましょう
こんな風に都道府県の前に「場所:」の文字や「New 」という文字を表示させてみましょう
文字の入力は普通に入力すれば良いので書式設定をしたい「B5~B11のセル範囲」をドラッグして選択
「ホーム」タブの「スタイル」グループにある「数値の書式」リストをクリック
リストの中から「その他の表示形式」をクリック
分類の「ユーザー定義」をクリック
一覧から「@」を選択
「@」は「文字列」を表します
種類のテキストボックスの「@」の前に「”場所:”」を入力します
これで入力されている文字列の前に表示形式を使って文字を追加することが出来ます
「OK」ボタンをクリック
これで選択した範囲全てに自動で「場所:」という文字を先頭に表示出来るようになりました
設定自体は簡単なので覚えておくと便利です
先頭に文字を追加する方法をもう少し応用させてみましょう
手順の基本は同じなので簡単に出来ちゃいます
今回は先頭に「New 」という文字を表示させるために範囲選択します
表示形式に「”New ”@」と入力するだけですが「New」と「@」の間に「スペース」が入力されています
こんな風にスペースを含めることも出来るので覚えておくと便利です
「OK」ボタンをクリック
設定が終わるとこんな風に自動で「New」の文字を表示してくれます
こんな風に入力した文字に「自動で決まった文字を表示」したい時は表示形式の設定を上手に活用してみましょう
文字列の最後に好きな文字を表示する
次は文字列の最後に好きな文字を表示する方法です
基本は先頭に表示する方法と一緒なのでサクッと設定出来ちゃいます
文字列の最後に文字を追加した結果はこんな感じです
今回はさっきと逆で先に「スペース+様」としいて名前と様の間にスペースを入れて見やすくしています
「冊」の方は特別な設定はしていません
名前の範囲を選択
表示形式の「種類」に「@” 様”」と入力
「OK」ボタンをクリック
これで自動的に「敬称」を入力出来るようになりました
次は文字の最後に「冊」と表示したい範囲を選択
書式設定に「#,##0”冊”」と入力
「OK」ボタンをクリック
「#,##0」は3桁区切りの数字で0の場合でも0を表示する設定です
「数字の書式設定の基本」になるので覚えておくと便利です
その結果、ちゃんと文字の最後に表示させたい文字を表示出来ました
基本が分かっていれば簡単ですね
文字列の真ん中に好きな文字を表示する
では、最後に文字の真ん中に好きな文字を表示させる方法を紹介します
この方法は、ちょっとだけ応用が必要です
ただ、作業はすごく簡単なので心配いらないですよ
こんな風に工夫次第で郵便番号の表示もできます
ただ、「VS」の表示は数式を使って文字列を設定しています
郵便番号表示にしたい範囲を選択
書式の種類を「000”-”0000」と設定します
これなら長い数字を郵便番号として表示できます
3桁+4桁の間に「-」を表示したいのでこれだけでOKです
「OK」ボタンをクリック
設定の結果郵便番号としての表示ができました
結構簡単ですよね
では最後に「VS」の文字列の設定の方法を解説します
設定結果は2つの文字列を数式を使ってくっつけます
その時に「VS」の文字もくっつければOKです
数式はこれだけです
簡単ですよね
ただこのパターンは書式設定ではむずかしいです
前半の文字と後半の文字をそれぞれのセルに分けて数式を使って文字にすることで文字列の真ん中に好きな文字を設定できます
こんな風に表示形式の設定だけでも色々な事ができるのでチャレンジしてみましょう
繰返しになりますが、表示形式を使って好きな位置に文字列を表示させるには表示形式の基本が分かっていれば簡単です
表示形式以外での文字列の結合は記号や関数を使えば比較的に簡単です
表示形式以外の方法で文字列を結合するには記号や関数を使えば目的の表示にすることは比較的に簡単です
なぜなら、関数には文字列を置き換えたりできる便利な機能があるからです
まずはREPLACE関数を使った文字列の入れ替え方法について解説します
設定方法は結構簡単なのでサクッと設定してみましょう
REPLACE関数を使ってスペースを置換
まずは、REPLACE(リプレイス)関数を使った方法を紹介します
前半で出てきた「vs」を使った表示方法ですが、関数を使うことで1つのセルの文字の間に任意の文字列を追加する事ができます
今回は「vs」を入れたい場所=スペースになっている点に注目です
設定した関数の基本的な使い方は「=REPLACE(文字列,開始位置,文字数, 置換文字列)」です
今回の式を日本語にすると
「=REPLACE(A4のセルの文字列の,4番目の文字(スペース)を,1文字分,「 vs
」に置き換えてね)」という意味です
つまり、「スペース→ vs 」に置き換えた
ということです
分かってしまえばすごく簡単な方法ですね
ただし、5行目以降は設定が少し違います
こんな感じで開始文字の位置が「4→3」になっていることに注意して下さい
スペースの位置のが違う場合は注意が必要です
CHAR関数で文字を改行
最後はおまけです
CHAR(キャラクター)関数を使ってセル内改行をする方法について解説します
但し、改行をする時は「文字列の折り返し」設定が必要になるので必ず設定しましょう
CHAR関数を使うことで好きな位置で改行することが出来ます
こんな風に3段にも簡単に出来ちゃいます
基本はこんな風にセル同士を結合します
改行したい位置で「CHAR(10)」を結合して改行の位置を設定するだけです
「CHAR(10)は改行」という意味です
仕上げにセルの配置設定が必要なので設定したい範囲を選択
「Ctrlキー+1キー」をクリックします
セルの書式設定ダイアログが開くので「折り返して全体を表示する」にチェックを入れる
「OK」ボタンをクリック
ここまで設定できれば好きな位置で改行出来ます
目的に合わせて活用してみましょう
繰返しになりますが、表示形式以外の方法で文字列を結合するには記号や関数を使えば目的の表示にすることは比較的に簡単です
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