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Excelでオリジナル表示ならユーザー定義[基本が分かれば思い通り]

今回の記事では

Excelの表示形式を設定したいけどリストの中にピッタリしたものがない
オリジナルの表示方法を追加するにはどうすればいいの?

ユーザー定義の基本的な設定方法は理解できたけど応用した使い方を知りたい
設定する時の決まりがあれば教えて欲しい

こういった疑問に答えます

✔Excelでユーザー定義の設定を追加する方法のテーマ

①Excelでオリジナルの表示がしたいならユーザー定義の追加をするのが正解です

②ユーザー定義の設定ルールの基本が分かれば思い通りに表示することが可能です

この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら

ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に

「Excelでユーザー定義の設定を追加する方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています

今回の内容を一緒にやりたい場合は▼のファイルをダウンロードして下さい

Excelでオリジナルの表示がしたいならユーザー定義の追加をするのが正解です

Excelでオリジナルの表示方法を設定したいならユーザー定義を追加すれば表示させることが出来ます

なぜなら、自分の希望に合った表示方法がある場合は自分で作る以外に方法は無いからです

Excelで入力された数字などの見た目を変更するには「表示形式の設定」が必要です

例えば「1000」と入力したら「通貨の表示設定」をすることで「¥1,000」と表示することができます

でも、「1,000円」と表示したい時は、表示形式を探しても見つからないので困ってしまいます

今回は、そんな表示形式が選択肢に無い時にオリジナルの表示方法を追加する方法について解説します

今回はこんな感じの表を元に表示形式を整えて見やすくしてみましょう

目的は「駄菓子のセット」がいくつ作れるか簡単に計算する一覧表を作成することです

まずは、金額表示にしてみましょう

金額の範囲である「D2~D9」の範囲を選択します

「ホームタブ」の「数値」グループにある「通貨表示形式」ボタンをクリック

その結果、ちゃんと「円表示」は出来ました

これが普通の表示形式の設定です

でも今回は、「〇〇円」と表示したいので表示方法を探してみます

表示形式のリストボックスをクリックして一覧を見ても今回の設定は出来ないようなので「その他の表示形式」をクリック

もしくは、「表示形式のオプションボタン」をクリック

表示形式のダイアログボックスが表示されますが、通貨の表示設定には目的の表示方法はやっぱりありません

そこでユーザー定義をクリック

今の表示内容に一番合っているものが選択されています

この一覧にもピッタリのものが無いので「G/標準」の項目を選びます(選択項目は何でもOKです)

今回は、標準は使わないので種類のテキストボックスの内容を削除します

種類のテキストボックスに「#,##0”円”」と入力します

サンプルの表示を見るとわかりますが、これで目的通りの表示になりました

「OK」ボタンをクリック

これで選択している範囲全ての表示が「〇〇円」と表示されました

これがユーザー定義の表示形式の設定です

表示形式の意味

表示形式にはそれぞれ意味があります

今回設定した内容を見てみましょう

「#,##0”円”」これが今回設定した内容ですね

この内容を分解して解説します

「#,##0」と「”円”」を分けてみましょう

「”円”」は文字列や数字の後に「円」と表示させるための設定です

つまり「1000円」のように表示したい時は「円」を「”(ダブルクオーテーション)」で囲むことで表示できます

次の「#,##0」は最後の桁に「0」を設定すると

入力した数字が「0」の場合「0」と表示してくれます

また数字を表示する「#,###」という方法も使えますが例えば

「#,###”円”」と設定してセルに「0」を入力した場合「円」だけ表示されてしまいます

分かりやすいように実際に設定してみましょう

「D2」のセルだけ設定してみましょう

ユーザー定義の設定をしたら「OK」ボタンをクリック

D2のセルに「0」を入力してみましょう

その結果「円」とだけ表示されてしまいました

これは「#(シャープ)」が0以上の数字を入力した時は問題なく表示してくれますが、「0」を入力した時は何も表示しないというルールがあるのでこの結果になった訳です

最後に「#,##0」の「,(カンマ)」は桁区切りです

桁区切りとは「3桁ごとに桁数を分かりやすくするために振る記号」のことですね

こんな風に表示形式の意味を知って設定してあげれば、色々な表示にすることが出来るのでぜひ覚えてみましょう

繰返しになりますが、Excelでオリジナルの表示方法を設定したいならユーザー定義を追加すれば表示させることが出来ます

ユーザー定義の設定ルールの基本が分かれば思い通りに表示することが可能です

ユーザー定義の設定にはルールがあり、基本が分かっていれば色々な表示にすることが出来ます

なぜなら、ユーザー定義は見た目を変化させるだけなので入力されている内容に合わせて設定すれば色々な表示にさせることが出来るからです

まずは「個」という文字を表示を表示させる設定をしてみましょう

数量という項目がるので個数の数字に「◯個」と表示するようにします

やり方はすごく簡単なのでチャレンジしてましょう

まず対象範囲の「B2~B9」のセル範囲を選択します

ユーザー定義で「0”個”」と設定します

この設定はさっきの「円表示」とほぼ一緒の意味なので説明はいらないですね

設定した結果「◯個」という表示に出来ました

こんな風に表示形式の基本が分かっていれば応用も効くので1つずつで良いので使い方に慣れておきましょう

覚えておくと意外と便利なのでオススメです

最後は人数分の項目を「小数点」を含めて「◯人」と表示させてみましょう

まずは「F2~F9の範囲のセル」を選択します

今回は正解に近い「#,##0.00」があるのでこれをクリックします

今までのとの違いは「0.00」の部分ですね

これは見ての通り「小数点以下第二位」まで表示してねという意味です

最後に「”人”」を追加すれば狙い通りの表示にできそうですよね

設定した結果がコレです

ちゃんと「少数点以下」の表示や「人」の表示が出来ています

こんな風にいくつか設定してあるモノを流用しても大丈夫なので積極的に活用してみましょう

表示設定だけ変える理由

最後に重要なことがあるので解説します

突然ですが、どうして表示形式を設定する必要があるのでしょうか?

別に「◯人」とかであれば直接入力すれば済みますよね

その答えは、見え方だけ変えれば「◯人」であっても計算出来るからです

何を言っているのか良く分からないですよね

では、実際に表示形式で設定した内容と直接入力した内容を比べてみましょう

「F2」のセルには「数量÷セット数」という数式が設定されています

今は何も問題なく計算出来ていますよね

この状態で「B2」のセルに「32個」と文字を入力します

そうすると答えはエラーになってしまいます

なぜなら「文字÷数字」という計算になってしまったので「文字と数字は計算出来ませんよ」

という意味でエラーが表示されてしまうという訳です

でも表示形式だけ変えれば「正体は数字」なので問題なく計算出来ます

もし、入力されている内容が本当は何なのか分からない場合は「数式バー」を見てみましょう

セルに入力されている内容が正確に表示されるので、サクッと判断したい時に見るクセをつけておくと便利ですよ

繰り返しになりますが、ユーザー定義の設定にはルールがあり、基本が分かっていれば色々な表示にすることが出来ます

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