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今回の記事では
日付と曜日を一緒に管理したいけど、手入力だと入力や間違いがあって大変
どうにかして日付と曜日を関数を使って自動的に表示する方法って無いの?
関数を使う方法は分かるけど、関数を使わない方法があるなら知っておきたい
曜日を表示させるのはあまり無いから、もう少し簡単な方法って無いのかな?
こういった疑問に答えます
✔関数で日付と曜日を簡単に管理する方法のテーマ
①曜日を簡単に表示させるにはTEXT関数を使うのが最適解です
②関数以外で曜日表示するなら表示形式を設定するのが正解です
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「関数で日付と曜日を簡単に管理する方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
今回の内容を一緒にやりたい場合は▼のファイルをダウンロードして下さい
目次を使って読みたい項目へ
曜日を簡単に表示させるにはTEXT関数を使うのが最適解です
日付とセットで曜日を自動的に管理するためにはTEXT関数を使うのが最適解です
なぜなら、TEXT関数を使う方法が手順としても一番スムースで簡単だからです
それでは、TEXT関数を使った曜日の表示方法について解説していきましょう
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こんな感じでTEXT関数を使うと曜日を簡単に変更することが出来ます
関数の最大のメリットは、手入力と違って「日付が変われば自動的に切り替えてくれる」点です
また、「曜日は必ず日付とセットで管理」する必要があります
なぜなら、基本的に日付が無いと曜日を表示させる意味が無いことと、自動的に切り替えることが出来ないからです
まず、TEXT関数の設定方法を確認しましょう

設定内容はこんな感じです
今回の設定内容は「=TEXT(A5,“aaa”)」です
TEXT関数の基本的な使い方は「=TEXT(値,表示形式)」です
つまり、日付を入力したらそのまま表示形式(見た目)を曜日に変更してくれる関数という訳です
日本語にすると「=TEXT(A5セルを,「1文字の曜日形式」で表示してね)」という意味です
すごく簡単ですよね
表示形式は、「日付の正体はシリアル値という数字」という記事でも詳しく解説しているのでよく分からに場合は参考にしてみて下さい
「Excelの標準機能の表示形式」と「TEXT関数の表示形式の設定」内容は一緒です
ただし、TEXT関数で表示形式を設定する時は「”(ダブルクォーテーション)」で囲む必要がります
今回紹介する曜日の書式設定について一度まとめてみましょう
日付 | 表示形式 | 表示結果 |
---|---|---|
2022/2/10 | aaa | 木 |
2022/2/10 | aaaa | 木曜日 |
2022/2/10 | (aaa) | (木) |
こんな感じで曜日を自由な形で表示させることが出来ます
また、TEXT関数は参照元が「数字でも文字・文字列(文字+英数)でも文字列」として表示してくれる関数です
そのため、参照元が日付(シリアル値)であっても計算には使えない点に注意してください
とはいえ、曜日を計算することは無いので曜日を表示するは場合はTEXT関数を使うのが簡単で実用的です
あとは、TEXT関数をオートフィルでコピーすればサクッと全ての曜日を表示出来ます
TEXT関数のメリットはまだあります
それが、過去の曜日も自動で表示してくれる点です
Excelは過去のデータをデータベースという情報の塊として扱うこともあり、過去の情報も自動で曜日を表示したい時にすごく便利です
過去の日付を基に曜日を調べるのはすごく大変ですよね
そんな時は同じ方法を使って曜日を管理します
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設定内容は同じですが、ちゃんと過去の曜日も表示してくれています
こんなに簡単な方法で曜日を表示してくれるので使わない手は無いですね
次は曜日管理のもう一つの方法「WEEKDAY関数」を使った方法もご紹介します
WEEKDAY(ウィークデイ)関数を使った方法
WEEKDAY関数を使っても曜日を表示することが出来ます
設定内容は次の通りです
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WEEKDAY関数は「曜日を数字で表現」してくれる関数です
基本的な使い方は「=WEEKDAY(シリアル値,[種類])」ですが「種類」は設定しなくても大丈夫です
日曜日を1として順番に7までの番号で曜日を表現しています
このままでは曜日として使えないので表示形式を設定して曜日として表示します
表示形式の設定方法はTEXT関数と一緒になります
この関数は古いタイプのExcelで使われてきた方法なので、参考までにおさえておくと便利です
ではWEEKDAY関数の結果を「曜日」として表示してみましょう
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曜日の数字が入力されている「D5~D9のセルを範囲選択」します
「ホームタブ」の「数値グループ→数値の書式ボックス」をクリック
「その他の表示形式」をクリックします

「ユーザー定義」をクリック
種類に「aaa」と入力して「OK」ボタンをクリック

コレでちゃんと曜日が表示されました
やっていることは難しくないので何度か設定して慣れてみましょう
最後はおまけとしてTEXT関数を使ったその他の曜日の表示方法を見ていきましょう
( )で囲った曜日設定
曜日と言えば(月)のように曜日をカッコで囲う方法がありますが、コレもTEXT関数があれば簡単に設定できます
それではその方法を見ていきましょう

こんな風に「=TEXT(A5,”(aaa)”)」と設定するだけです
設定方法は同じで違いは「”(aaa)”)」のように「()」を追加しただけです
意外と簡単な方法で設定出来るので試してみて下さい
最後に「○曜日」といったように表示する方法も見てみましょう
月曜日などと表示する方法
次は月曜日などのように普通に表示したい場合は、TEXT関数の表示形式を「aaaa」と設定するだけです
実際の設定内容を確認してみましょう

こんな感じでちゃんと「○曜日」と表示されました
基本を覚えてしまえば簡単に応用が効く方法なので使い慣れてしまいましょう
繰り返しになりますが、日付とセットで曜日を自動的に管理するためにはTEXT関数を使うのが最適解です
関数以外で曜日表示するなら表示形式を設定するのが正解です
曜日の表示を関数以外で設定するには、表示形式を設定するのが正解です
なぜなら、関数以外の方法で曜日を表示するためには表示形式を直接設定するのが一番簡単だからです
それでは、実際に手順と一緒に色々な曜日の表示設定をしてみましょう
まずは、曜日を一文字で表現してみましょう
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まずは、日付の入力されているセルを「=」でコピーした状態にします
表示形式が標準だとシリアル値が表示されてしまうので「C5のセル~C9のセルを選択」しておいて下さい
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「ホームタブ」の「数値グループにある数値の書式リスト」をクリック
「その他の表示形式」をクリック

「ユーザー定義」→「種類にaaaを入力」→「OK」をクリック

コレでちゃんと曜日が表示されます
表示形式はTEXT関数と共通しているので覚えやすいと思います
次は「(月)や月曜日」と表示させる方法もチェックしておきましょう

日付をコピーするためにA5セルを数式でコピーしています
「( )」や「曜日」の設定方法はTEXT関数と一緒なので解説は省略しますね
要は、表示形式で曜日を表示するかTEXT関数で表示するかの違いなので目的に応じて使い分けましょう
最後は「日付+曜日の表示方法」ついて解説します
日付と曜日を一緒に表示する方法
日付と曜日を一緒に表示したい時ってありますよね
そんな時も表示形式を工夫すれば大丈夫です
基本的な設定は一緒なので表示形式の設定方法だけ解説します
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ユーザー定義の種類を「yyyy/m/d (aaa)」に設定すればOKです
コツは「yyyy/m/d」と「(aaa)」の間にスペースを入れることです
こんな風に年月日と曜日の設定は一緒に設定出来ます
またスペースを設定してもちゃんと反映してくれるので是非活用してみましょう
繰り返しになりますが、曜日の表示を関数以外で変えるには表示形式を設定するのが正解です
よくある質問:今日の日付や今日以降の日付を簡単に変更して曜日も自動で表示出来る方法はありませんか?
日付の変更に連動して曜日を変更するには意外と簡単な方法で出来ます
なぜなら、Excelで日付を自動化するためにはシリアル値を上手く利用することで実現出来るからです
まずは、今日の日付を自動で設定する方法から見ていきましょう
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今回の目的は今日の日付を自動で入力し、日付の初日も自動で表示していくことです
今日の日付設定には「TODAY関数」を使います
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設定方法は、「=TODAY()」これだけです
TODAY関数はファイル(Excel)を開いた時に今日の日付を自動的に設定してくれる関数です
すごく簡単なのでぜひ使ってみましょう
次は今日の日付をコピーして最初の日にする設定です
コレはすごく簡単な方法で出来ます
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セルの内容をコピーしたい時は「=B4」のようにすると「B4セルをコピーしてね」という意味になります
これで今日の日付が変更されると「A7のセル」も一緒に変更されます
続いて今日以降の日付を自動的に変更する方法です

2日目以降は「前日+1」をすることで1日進ませることが出来ます
これは、「シリアル値+1=1日進める」という意味になるからです
これで自動的に日付を更新することが出来ます
仕上げに曜日を変更する方法は次の通りです
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曜日の設定はTEXT関数を設定してあげればOKです
これは何度か解説してきたので詳しい説明は省略しますね
こんな感じで日付を自動化することで「日付+曜日を自動的に変更する」事ができます
基本を覚えてしまえば難しくは無いので、目的に応じて色々とチャレンジしてみて下さい
繰り返しになりますが、日付の変更に連動して曜日を変更するには意外と簡単な方法で出来ます
オススメのExcel関数の解説書 5選
関数を本で学ぶ時は次に上げるものがオススメです
本を購入をオススメしている理由と各本の紹介に関して、下記の記事で詳しく解説しているので合わせて読んでみてください
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