今回の記事では
表の行と列を入れ替えた表を作りたいけど関数を使った方法って無いの?
元の表の内容は変えずに関数を使って結果だけ表示したり自動反映されたら便利なのに
表の行列を入れ替えるもっと簡単な方法って無いの?
難しい関数や色々な設定をせずになるべく手軽に入れ替えが出来たら簡単なのに
こういった疑問に答えます
✔関数を使った行列の入れ替え方法のテーマ
①関数を使って表の行列を入れ替えるにはTRANSPOSE関数を使うのが最適解です
②関数ではなく表の行列の入れ替えには行列の貼り付けオプション利用が正解です
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「関数を使った行列の入れ替え方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
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関数を使って表の行列を入れ替えるにはTRANSPOSE関数を使うのが最適解です
関数を使って表の行列を入れ替えるにはTRANSPOSE(トランス・ポーズ)関数を使うと簡単に入れ替えることが出来ます
なぜなら、TRANSPOSE関数は配置を変更するための関数だからです
まずは、関数を使って行列の入れ替えの方法について解説していきます
やり方はすごく簡単なので心配せずにチャレンジしてみましょう
こんな感じで縦長なお表を横長の表に作り変える方法です
関数を使うことで元の表を変更することなく「縦・横」を入れ替えることが出来ます
また、元の表を変更しても自動で変更(データのリンク)をしてくれるのでとっても便利です
では、早速TRANSPOSE関数を使って行列を入れ替えた表の作り方を解説していきます
まず、関数を使って表を作りたい位置のセルを選択します
今回は「E1のセル」を基準にして作っていきます
E4のセルに「=TRANSPOSE(」まで入力します
行列を入れ替えたい範囲である「A4~C14の範囲のセル」を選択
「Enterキー」を押す
コレだけで自動的に行列が入れ替わった表が完成します
あとは、体裁を整えれば完成です
但し、この関数の設定方法についてもう少し見てみましょう
基準にした「E4のセル」には普通の文字色で関数が表示されます
ただ、その他のセルでは「灰色の文字(グレーアウト)」した状態になっています
これは、スピル機能を活用した方法なのでこんな風に普通の場合とグレーアウトした状態になります
スピル機能については「Excelのスピルなら関数をより便利に」という記事で解説しているので参考にして下さい
「TRANSPOSE関数」の使い方はすごく簡単で「=TRANSPOSE(配列)」です
配列とは、簡単に言うと範囲のことなので「=TRANSPOSE(入れ替えたい範囲を選択してね)」という意味になります
では試しに元の表の一部を変更してみましょう
こんな風にB5のセルを「ジンベエザメ」から「ジンベエダネ」に変更すると自動で行列を入れえ変えた内容にも反映してくれます
こんな風に簡単に入れ替えや自動反映をしてくれるので使わない手は無いですね
この方法実はもう一つ設定方法があるので合わせて解説します
Ctrl + Shift + Enterキーで配列数式で設定する
もう一つの方法が配列数式を使った設定方法です
配列数式とは、今回のスピル機能とほぼ一緒の機能で自動的に行列を入れ替えた表の作成や各セルのデータのリンクをしてくれる機能のことです
データのリンクとは、元になった値が変更された時に自動的に同じ内容に変更してくれる機能のことですね
では、配列数式を使った設定方法について解説します
文字だけ見ると難しそうですが、操作はすごく簡単なので心配いらないですよ
まずは、行列を入れ替えて反映する範囲を選択する必要があります
縦に11行必要なので縦横を入れ替えて「11列の範囲」を選択
次に3列の範囲が必要なので行列を入れ替えて「3行の範囲」を選択
「E8のセル」に「=TRANSPOSE(A4:C14)」と入力します
ここで、Enterキーは押さないのがポイントです
落ち着いて「Ctrl + Shift + Enterキー」を押します
「CtlrキーとShiftキーを押しながらEnterキー」を押すと上手くいきます
結果だけ見ると上の表と全く同じになりました
この方法は「範囲選択しておくことが前提」なので少し手間が増えるのでスピル機能が使えない場合に使ってみましょう
ちなみに計算式を見てみると
「{=TRANSPOSE(A4:C14)}」という特殊な形で関数が入力されていますが、これが配列数式という特殊な設定方法です
また、B5のセルを「ジンベエザメ」に変更すると「TRANSPOSE関数」と同じ様に自動で内容が変わります
「TRANSPOSE関数」を使うとコレだけ簡単に行列を入れ替えることが出来るのでチャレンジしてみて下さい
繰り返しになりますが、関数を使って表の行列を入れ替えるにはTRANSPOSE(トランス・ポーズ)関数を使うと簡単に入れ替えることが出来ます
関数ではなく表の行列の入れ替えには行列の貼り付けオプション利用が正解です
貼り付けオプションを使えば行列を入れ替えてた表を作ることはすごく簡単です
なぜなら、貼り付けオプションの行列を入れ替えた貼り付け機能はそのままの意味の機能だからです
それでは最後に貼り付けオプションを使って行列を入れ替えた表の作成方法について解説していきます
やり方はびっくりするくらい簡単なのでサクッと覚えてみましょう
行列を入れ替えたい表の範囲を選択してコピーします
貼り付けオプションから「行/列の入れ替え」をクリック
仕上げに体裁を整えれば、サクッと完成です
但し、注意点があります
同じ様に元の表の内容を変えてみましょう
こんな風に元の表を変更しても何も変わりません
前半で解説したやり方と違って貼り付けをしてるだけなので連動してくれないという訳です
必要に応じて目的に合った方法で表の入れ替えをしてみましょう
繰り返しになりますが、貼り付けオプションを使えば行列を入れ替えてた表を作ることはすごく簡単です
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