今回の記事では
関数を使って日本語で曜日を表示するにはどうしたら良いの?
簡単な方法があれば教えてほしい
曜日を英語で表示したいんだけど関数を使った方法はあるの?
できるだけ難しくない方法で教えてほしい
こういった疑問に答えます
関数を使って曜日を日本語と英語で表示する方法のテーマ
①TEXT関数かWEEKDAY関数を使えば曜日表示は簡単です
②日本語も英語も表示方法を変えるだけで簡単に実現可能です
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「関数を使って曜日を日本語と英語で表示する方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
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TEXT関数かWEEKDAY関数を使えば曜日表示は簡単です
TEXT関数かWEEKDAY関数を使えば曜日表示は簡単に出来ます
なぜなら、2つの関数はどちらも表示形式を設定することで実現出来るからです
では実際の設定方法について見ていきましょう
今回は「アウトドアイベントの予定表」を事例に見ていきましょう
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こんな風に日付を元に曜日を表示しています
まずはTEXT関数を使った設定を見ていきましょう
TEXT関数を使った曜日表示
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TEXT関数の基本的な使い方は「=TEXT(値,表示形式)」です
今回の式は「=TEXT(B5,“aaa”)」なのでコレを日本語にすると「=TEXT(B5セルの内容を,「一文字の曜日」として表示してね)」という意味になります
重要なのがこの「表示形式」です
次に紹介するWEEKDAY関数も同じ表示形式を使うことで曜日を表示出来ます
そこで共通して利用する表示形式でどんな風に設定すれば曜日を表示出来るのか見てみましょう
設定内容 | 表示結果例 |
---|---|
aaa | 月 |
aaaa | 月曜日 |
基本はこれだけです
要は「a」をいくつ並べるか? ということに注意すれば簡単に設定することが出来るという訳です
TEXT関数やWEEKDAY関数については、「TEXT関数で曜日を簡単表示」という記事でも紹介しているので違う方法で練習したり、まだ良く分からない場合は合わせて参考にしてみて下さい
直接日付を入力して曜日を表示する方法
基本的にTEXT関数もWEEKDAY関数も別のセルの日付を参照して曜日として表示します
ただ、別のセルを参照したくない時もありますよね
そんな時は、直接日付を入力することもできるので参考のために実際にやり方を見てみましょう
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こんな風にTEXT関数に直接日付を設定することで1つのセルで曜日を表示させることが出来ます
WEEKDAY関数も原理は全く一緒です
但し、この方法は意味がありません
なぜなら、直接入力と書いてあるセルを見ると分かりますが、B4のセルに入力されているのは日付です
つまり、日付を曜日として表示させるためには関数を使わない方が早いという訳です
直接入力した時も表示形式を上の表のように設定してあげれば問題無く曜日として表示出来ます
そのため、関数を使って曜日を表示させたい時は「曜日を分けたい」「離れた場所に曜日を表示したい」など明確な理由がある場合に使うようにしましょう
WEEKDAY関数を使った曜日表示
次はWEEKDAY関数を使った曜日の表示方法を見ていきましょう
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設定方法はこんな感じです
凄くシンプルですよね
但し、そのままでは曜日を数字としてしか表示してくれません
では、どうしたら曜日表示に出来るのか?
その答えが、何度も話に出てくる「表示形式」を設定することです
実際の設定方法を見ていきましょう
事前にC5のセル~C14のセル(表示を変えたいセル範囲)を範囲選択しておいて下さい
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「ホーム」タブの「数値グループにある数値の書式リスト」をクリック
「その他の表示形式」をクリック
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「ユーザー定義」をクリック
種類の空欄に「aaa」と入力します
「OK」ボタンをクリック
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設定が出来ればちゃんと曜日が表示されます
こんな風にWEEKDAY関数は曜日を数字で表示します
表示された数字を元に表示形式を変更することで曜日として表示しています
TEXT関数と違って2回設定する手間がありますね
では、WEEKDAY関数の基本的な使い方を見てみましょう
基本的には「=WEEKDAY(シリアル値,[種類])」と設定します
但し、種類を省略または1と設定した場合は「日→1・月→2」といった具合に日曜から連番が振られます
2と設定すると「月→1・火→2」といった具合の月曜始まりにすることが出来たりします
通常は特に設定しなくても問題無いので、「種類」は省略出来るという訳です
その曜日に対応した数字を表示形式を変更することで曜日として表示出来るのがWEEKDAY関数の特徴です
次はTEXT関数とWEEKDAY関数を使って「〇曜日」と表示する方法を見ていきましょう
手順は両方共全く一緒なので設定内容だけ見ていきましょう
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こんな風にTEXT関数で表示形式を「aaaa」にすればOKです
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WEEKDAY関数もセルの書式設定を「aaaa」にすれば、同じ結果になるという訳です
繰り返しになりますが、TEXT関数かWEEKDAY関数を使えば曜日表示は簡単に出来ます
よくある質問1:曜日を表示するために本当に関数は必要なの?
曜日を表示するために無理に関数を使う必要はありません
なぜなら、離れたセルであっても日付を数式でコピーして表示形式を設定すれば済んでしまうからです
では離れたセルに関数を使わずに曜日を表示する方法を紹介しましょう
手順はすごく簡単です

セルの内容をコピーする場合はこんな風に「=参照元のセル」とします
こうすることで元の日付が変わっても自動的にコピー先のセルの内容も変わります
次は、セルの表示形式を曜日に変更するだけなのでWEEKDAY関数と同じ設定をするだけです
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こんな風に無事曜日に変更出来ました
本当に関数を使う必要があるかどうかは、目的に合わせて使い分けるようにしましょう
繰り返しになりますが、曜日を表示するために無理に関数を使う必要はありません
日本語も英語も表示方法を変えるだけで簡単に実現可能です
曜日を英語表記にしたい場合は、表示形式を変更すれば簡単に出来ます
なぜなら、2つの関数の表示形式の設定方法が共通しているからです
では具体的な設定方法について見ていきましょう
基本的には「aaa」を「ddd」にするだけなので非常に簡単です
まずは、TEXT関数の設定方法を見て見ましょう
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設定方法はこんな感じですね
表示形式が違うだけで設定内容は同じです
詳しい設定方法は同じなので省略しますが、英語の場合は「3文字の分かりやすい表現」で表示してくれています
こんな風に簡単に設定してくれるのでぜひ覚えておきましょう
英語表記に関しては次のような形で表示してくれます
設定内容 | 表示結果例 |
---|---|
ddd | Mon |
dddd | Monday |
基本的には日本語の時と変わりませんね
省略して表示するか全ての文字を表示するかの違いだけです
では続けてTEXT関数で全ての文字が表示される設定を見てみましょう
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こんな感じで「表示形式」を変えれば全ての文字が表示されます
設定は非常に簡単ですね
続いてWEEKDAY関数も確認しておきましょう
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WEEKDAY関数でも全く同じように出来ますが、表示形式を変更する必要があるということには注意して下さい
最後にWEEKDAY関数で全ての文字を表示する方法です
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こんな感じで表示形式の設定以外は全て同じですね
表示形式だけ注意すれば簡単なので是非チャレンジしてみて下さい
曜日を英語表記にしたい場合は、表示形式を変更すれば簡単に出来ます
□よくある質問2:曜日を色分けすることって出来ないの? 特に土日を色分けしたい
土日を色分けするには条件付き書式を設定するのが最適解です
なぜなら、条件付き書式なら関数の結果を元に色分け出来るからです
この方法はおまけですが、土日の色を自動的に変更する方法を紹介します
TEXT関数でもWEEKDAY関数でも設定出来ますが、WEEKDAY関数の方が若干簡単です
では実際に設定してみましょう
まずは、日曜日を赤色にしてみましょう
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まずは、設定したい範囲(B2~B29の範囲のセル)を選択しておきましょう
次は、設定した範囲に対して条件付書式を設定します
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次に「ホーム」→「スタイルグループにある条件付き書式」→「新しいルール」をクリック

条件付き書式のダイアログが開くので「書式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリック
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のテキストボックスに「=TEXT(A2,”aaa”)=”日”」と入力
OKボタンをクリック
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「フォントタブ」の「色から赤」をクリック→「OK」ボタンをクリック
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「OK」ボタンをクリック
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「日曜」が赤色になれば完了です
ポイントは数式を設定する部分ですが、あとは色などを選べばやり方は同じです
数式の「=TEXT(A2,”aaa”)=”日”」は「TEXT関数の結果が日だったら」という意味です
基本的にセルに入力してある数式に「=日」として答えが〇〇の場合設定した書式設定をしてねという意味になります
後の容量は同じなのでTEXT関数で土曜日を青に変える数式とWEEKDAY関数を使った数式の設定を一気に見ていきましょう

土曜日の設定はこんな感じです
違いは曜日だけですね
次はWEEKDAY関数の設定です
設定対象はC列になるので範囲選択し直しておいて下さい
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数式を見ると分かると思いますが、WEEKDAY関数の結果が「1」つまり「日」だったらという設定です
基本はTEXT関数と変わらないですね
日なのか1なのかの違いだけです
では土曜の設定もみておきましょう
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数式が違うだけで基本は同じですね

結果はこんな風に土日の色を変えることが出来ます
条件付き書式は慣れが必要ですが、余力があれば試してみて下さい
繰り返しになりますが、土日を色分けするには条件付き書式を設定するのが最適解です
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