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Excelで余白なしのPDFは作れない[Wordを使えばサクッと完成]

今回の記事では

Excelで作った資料をPDF保存する時に余白を無くして印刷することは出来ないの?
もし、余白なしでPDF保存する方法があるならやり方を知りたい

ExcelなどのOffice製品を使って余白なしのPDFを作ることは出来るの?
他のソフトは使ったことが無いからOfficeソフトで出来るなら教えて欲しい

こういった疑問に答えます

✔余白なしのPDFファイルの作り方のテーマ

①Excelで余白なしのPDFは作れませんが狭くすることは出来ます

②Wordを使えば余白なしのPDFファイルを作ることが出来ます

この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら

ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に

余白なしのPDFファイルの作り方」に関して実体験に基づいて解説しています

Excelで余白なしのPDFは作れませんが狭くすることは出来ます

Excelで完全に余白なしで印刷することは出来ませんが、なるべく狭くすることは出来ます

なぜなら、Excelは計算の自動化や仕事で使う書類の作成を主な目的にして作られたソフトだからです

よくある質問として作りたい書類をWordとExcelどちらで作ったら良いのか?

という質問を受けます

今回のように「余白なしのPDFを作りたい」時はどちらを使ったら良いのでしょうか?

答えは「Word一択」です

なぜなら、Excelは余白なしの書類を作ることが出来ないからです

余白なしの書類というのは主にポップなどのデザインやレイアウト中心の書類を作る事が目的のはずです

自動計算がなどが必要な書類で余白なしだと逆に見づらいので作りませんよね

では、Excelで実際に作った書類を見てみましょう

結果は、印刷プレビューで見ても分かる通り一番狭くしてここまでが限界です

この結果をPDFファイルに変換したとしても変わらないので余白なしの書類を作りたい時はExcelはやめましょう

Excelは何でも出来る万能ソフトでは無いので目的に合わせたソフトを使うことが大切です

では、なるべく余白を狭くしてレイアウトを整える方法について今回は解説します

「ページレイアウトタブ」の「ページ設定グループ」にある「余白」ボタンをクリック

今回は画像を前もって挿入していますが、余白の調整後に挿入と調整をする方が効率的です

「ユーザー設定の余白」をクリック

「ページ設定」ダイアログが開くので「左右上下+ヘッダー・フッター」の余白の数字を0にします

さらに「ページ中央項目」の「水平と垂直」項目をクリック

全ての設定が終わったら「OK」ボタンをクリック

結果を確認したい時は、「印刷プレビュー」で見てみましょう

これがExcelで余白調整した結果です

これをPDFで保存すれば終わりですが、今回は目的が達成出来ていないので手順は省略します

次はWordを使った正しい方法を紹介するので、PDFファイルで保存する方法が分からない時は参考にして下さい

WordもExcelもファイルの変換方法は同じです

繰返しになりますが、Excelで完全に余白なしで印刷することは出来ませんが、なるべく狭くすることは出来ます

Wordを使えば余白なしのPDFファイルを作ることが出来ます

Wordを使えば余白なしのPDFファイルを作ることは簡単に出来ます

なぜなら、Wordは文章を作ることが目的のソフトで自由なレイアウトの書類を作るならWordがベストだからです

それではWordを使った余白なしのPDFファイルの作り方を解説します

まずは、画像を挿入する前に余白の設定をします

「レイアウト」タブの「ページ設定」グループにある「余白」ボタンをクリック

「ユーザー設定の余白」をクリック

「ページ設定」ダイアログが開くので余白項目の「上・下・左・右」の数字を全て「0」にします

「0」になっていることを確認したら「OK」ボタンをクリック

余白が「0」になっているので修正するか確認されるので

「無視」ボタンをクリック

これで用紙の余白がなくなりカーソルが用紙の端にまで来ました

これで準備は完了です

あとは、好きな画像を配置したり内容を作り込んでいきましょう

完成したら印刷プレビュー画面で確認するとちゃんと余白無しでキレイに書類が作られていますね

作業はたったコレだけなので、余白なしで書類を作りたいならWord一択です

どうしてもExcelで書類を作る必要があるなら、完全に余白を無くすことは出来ないということを覚えておきましょう

Wordで余白0の書類を作る時のポイント

最後に余白0の書類を作るポイントとWordをPDFとして保存する方法について解説します

書類づくりの1つ目のポイントは用紙より大きくしてもOKということです

実際にやり方を見てみましょう

こんな風に大きな画像をそのまま挿入しただけだと1回で用紙いっぱいに画像が設置されることはありません

なぜなら、画像の縦幅と用紙の縦幅をぴったりに自動調整して配置されるので、どうしても横幅が足りなくなってしまうからです

そんな時は、画像をクリックして「図ツール」を表示させます

「書式」タブの「文字の折り返し」ボタンをクリック

一覧から「前面」をクリック

写真サイズを自由に変えられるようになるので「上下左右のサイズ変更マーク」をドラッグして用紙より画像を大きくします

無理やりドラッグして大丈夫です

その結果、用紙サイズいっぱいに画像を配置出来ます

これがポイントの1つ目です

次のポイントは印刷に関する注意です

まず、市販のプリンターを指定して印刷プレビュー画面を見てもどうしても余白が表示されます

これは、プリンターの性能でどうしても多少の余白がある印刷しか出来ないのでこの結果になります

設定には問題は無いので、あれ? おかしいなと思ったらそういうものなんだと思って下さい

PDFファイルとして保存するには、「ファイル」タブをクリック

「エクスポート」ボタンをクリック

「PDF/XPSの作成」ボタンをクリック

任意の保存場所を指定してファイル名を入力します

今回は「余白が無いPDFファイル」という名前を付けました

「発行」ボタンをクリック

これで余白無しのPDFファイルを作ることが出来ます

但し、完成したPDFを印刷しようとして市販されているプリンターで印刷しようとすると能力的に「フチ無し印刷(余白無し印刷)」が出来ないので余白は設定されてしまいます

もし、本当にフチ無し印刷がしたい場合は印刷業者に依頼するのが正解です

繰り返しになりますが、Wordを使えば余白なしのPDFファイルを作ることは簡単に出来ます

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