今回の記事では
WordをPDFファイルにしようとするとなぜか線が引かれることがあるのはどうして?
Wordの機能が原因で線が引かれることがあるなら原因を知りたい
WordをPDFファイルにした時に図形に線が入ってしまうのはどうしたら防げるの?
図形の仕組みに原因があるみたいなんだけど線が入らないようにする方法が知りたい
こういった疑問に答えます
✔PDFファイルに線が入ってしまう原因と対処法のテーマ
①WordをPDFに変換する時に線が引かれてしまう原因の一つは変更履歴機能です
②図形などを挿入すると線が引かれる原因は枠線に色が設定されていることです
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「PDFファイルに線が入ってしまう原因と対処法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
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WordをPDFに変換する時に線が引かれてしまう原因の一つは変更履歴機能です
WordをPDFファイルに変換した時に線が引かれてしまう原因の一つは変更履歴機能がONの状態になっていることです
なぜなら、変更履歴機能は文字列の変更があった箇所を分かりやすくするために行に線を引いて知らせてくれる機能があるからです
Wordで書類を作っていると他の人から引き継いだファイルを扱うこともありますよね
その書類をPDFファイルにして外部の方に渡す資料にするシーンもあると思います
ここで問題になるのが他の人が作った資料に自分では分からない機能が使われているとトラブルになることがある。ということ
普段使わない機能が使われていると今回紹介するような、なぜかPDFファイルに変換すると線が入ってしまうようなトラブルに見舞われることも
そこで今回は、なぜか縦線が入ってしまう原因と対処方法について解説していきます
Wordではこんな風に赤い線が入っている場合があります
設定次第では何も問題無くPDFファイルに変換することが出来ます
対策をしないままPDFファイルに変換すると、こんな風に用紙の左側に線が引かれてしまいます
対策方法はすごく簡単ですが、今回はこの機能の設定方法についても触れてみましょう
「校閲」タブをクリック
「変更履歴」ボタンをクリック
「変更履歴の記録」をクリック
「ビデオ」を修正して「WEB」という文字に修正
その結果、赤文字で修正した文字に訂正が引かれ修正後の文字が表示されます
これは「この文字を修正して直したよ」という記録を残すという機能です
これが「変更履歴の記録」という機能です
何をどう直したのか? という記録を取ってくれる便利な機能ですが、赤い文字と同時に修正箇所の行に縦線が引かれるということを知らないと意味側ならない記号になってしまいます
同じ要領で適当に文字を修正するとこんな感じです
この変更表示させたくない場合は「変更履歴」ボタンをクリック
「変更履歴の記録」ボタンをクリックし「すべての変更履歴/コメント」のリストボックスをクリック
一覧から「変更履歴/コメントなし」をクリック
その結果、見た目は修正途中の経過や線も見えなくなりました
ただ、この状態でも印刷プレビュー画面では元の状態と同じように表示されしまいます
このままだとPDFに変換した時もこの設定が反映されてしまいます
つまり、見た目は何でも無いのになぜか線が引かれてしまうという訳です
ではこの対処方法について見てみましょう
「ファイル」をクリック
「エクスポート」ボタンをクリック
「PDF/XPSの作成」ボタンをクリック
「オプション」ボタンをクリック
「オプション」ダイアログの「発行対象」の「文書」のラジオボタンをクリック
「OK」ボタンをクリック
PDFファイルを保存したい場所とファイル名をつけて「発行」ボタンをクリック
その結果、文章だけPDF化することが出来ます
この方法なら変更履歴機能を生かしながらPDFファイルに変換することが出来ます
ちなみに変更履歴機能を終わらせるためには「校閲」タブの「変更箇所」グループにある「承諾」ボタンをクリック
一覧から「すべての変更を反映し、変更の記録を停止」をクリック
その結果、PDF変換のオプションも文章だけしか選べなくなります
こんな風にWordのファイルをPDFファイルに影響が無いように設定すれば問題解決です
繰り返しになりますが、WordをPDFファイルに変換した時に線が引かれてしまう原因の一つは変更履歴機能がONの状態になっていることです
図形などを挿入すると線が引かれる原因は枠線に色が設定されていることです
図形が挿入されたWordファイルをPDFに変換しようとしてなぜか線がひかれてしまうのは、図形の枠線が引かれていることが原因かもしれません
なぜなら、枠線を無意識に設定していたり、点線を引いていると直線が引かれたように見えることがあるからです
それでは最後に図形が原因で線が入ってしまうパターンを見てみましょう
こんな風に四角の枠線に白い色を設定されている場合は、他の図形と重なるとと白い線が入ったように見えたり、破線の直線が引かれていると普通の直線に見えることがあります
四角の枠線を消すには「図形の書式」タブをクリック
「図形のスタイル」グループにある「図形の枠線」をクリック
今の状態だと「白」が設定されています
枠線を消したい場合は「枠線なし」をクリック
これで白い罫線が無くなりました
次の直線に見えるケースは細い線で点線が引かれている場合です
サンプルの直線は「点線(丸)」が設定されています
この状態だとPDFファイルに変換した時に間隔が短く、線が細い影響で直線に見えてしまうケースがあります
この設定を改善するにはまず、変更したい直線をクリック
線の種類を「破線」に設定
線の太さも「1.5pt」以上に設定すればPDF化するとちゃんと点線として表示されます
こんな風に図形の設定が原因でPDFファイルにした時に影響することがあるのでそんな時は図形の設定を見直してみましょう
繰り返しになりますが、図形が挿入されたWordファイルをPDFに変換しようとしてなぜか線がひかれてしまうのは、図形の枠線が引かれていることが原因かもしれません
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