今回の記事では
PowerPointで同じフォントの種類やロゴなどを全てのスライドで統一したい時はどうしたら良いの?
フォントの種類を自分でいちいち変更するのが大変なんだけど簡単に修正する方法って無い?
挿入するスライドによってロゴを配置したりオリジナルのレイアウトを追加するにはどうしたら良いの?
他のスライドと一部が違うレイアウトなどカスタマイズしたスライドを挿入する方法を教えて欲しい
こういった疑問に答えます
✔スライドのレイアウトを簡単に統一する方法のテーマ
①全てのレイアウトを同じ設定に統一するにはスライドマスターで設定するのが最適解です
②スライドごとにレイアウトを設定するにはレイアウトマスターで設定するのが最適解です
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
スライドのレイアウトを簡単に統一する方法に関して実体験に基づいて解説しています
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全てのレイアウトを同じ設定に統一するにはスライドマスターで設定するのが最適解です
全てのレイアウトを同じ設定に統一するにはスライドマスターの設定をするのが正解です
なぜなら、スライドマスターで設定した内容は基本的に全てのスライドに反映されるからです
PowerPointでプレゼン用の資料を作っているとフォントの種類などがバラバラになって全体的な統一感が無くなってしまうことがあります
そんな時はスライドマスターの設定をすることで全てのスライドのフォントやデザインを統一することが出来ます
今回は、そんなスライドマスターの機能を使った便利な一括設定の方法について解説していきます
まずはスライドマスターを開いてみましょう
「表示」タブの「マスター」グループにある「スライドマスター」ボタンをクリック
「スライドマスター」は一番上のスライドです
その下に紐づいたスライドは「レイアウトマスター」と呼びます
スライドマスターは全てのスライドの大元になっています
マスターとは「元になる正規のデータ」という意味があり「全てのスライドに反映される設定用のスライド」といったところです
また、レイアウトマスターはその名の通りレイアウトつまり「配置」を設定するためのマスターです
「スライドを追加」する時に最初から用意されているスライドはここで管理されているという訳です
こちらの使い方は後半で解説します
では、スライドマスターを使ってフォントの種類を設定してみましょう
今の設定は日本語が「メイリオ」で英数が「Time New Roman」です
このフォントは日本語や英語がすごくキレイに見えるのでオススメの組み合わせですが、試しに別のフォントに設定してみましょう
スライドマスターをクリック
スライドマスタータブの「背景」グループにある「フォント」ボタンをクリック
一覧の中から「HG創英角ゴシックUB」のフォントをクリック
その結果、全てのスライドに今指定したフォントが反映されました
今の指定したフォントの詳細はフォントリストの「フォントのカスタマイズ」をクリック
「新しいテーマのフォントパターンの作成」ダイアログが開きます
英数字用のフォントと日本語用のフォントの設定内容が表示されます
今回、日本語の文字は「見出し」と「本文」でそれぞれ違うフォントが設定されていますね
実際にフォントが反映されたか見てみると見出しもちゃんと修正されています
本文もちゃんと指定されたフォントに設定されています
つまり、スライドを追加して普通に作ったスライドにはちゃんと指定したフォントが反映されたという訳です
これが基本的な全てのスライドに同じフォント(設定)を反映する方法です
但し、この方法だと自動的にフォントが反映されないことがあります
修正方法はありますが手間が掛かるのでフォントの統一をしたい場合は資料を作る前に設定しておくのがベストです
フォントが反映されない時の対処法
ただ、今回のようにあとからフォントの設定をすると上手くいかないケースもあります
ではそんな時の対処法につていても知っておきましょう
スライドマスタータブを閉じたいので「マスター表示を閉じる」ボタンをクリック
こんな風に後からフォントの設定をすると上手く反映されないことがあります
見出しが「メイリオ」のままですよね
そんな時はスライドをクリックした状態で「ホーム」タブの「スライド」グループにある「リセット」ボタンをクリック
その結果、フォントの設定が反映されます
リセットされた影響でレイアウトは崩れますがこれは調整するしか無いですね
また、例えばテキストボックスで見出しっぽく作っている場合はリセットでも反映されません
そんな時は「ホーム」タブの「編集」グループにある「置換」ボタンの「▼」をクリック
「フォントの置換」をクリック
「置換したいフォントの種類」と「置換後のフォントの種類」を選択
「置換」ボタンをクリック
置換が終わると同じフォントが表示されるので「閉じる」ボタンをクリック
これで大体のフォントは変更出来ます
ただし、全てキレイに置換出来るわけではないので残りは手動で修正する必要があります
こんな風にスライドマスターに設定したものは他のスライドにも自動で反映されます
ただ、万能では無いのでそんな時の対処法は知っておいて損は無いです
全部同じ設定に統一したい時は「スライドマスターで設定」と覚えておけばOKです
繰り返しになりますが、全てのレイアウトを同じ設定に統一するにはスライドマスターの設定をするのが正解です
スライドごとにレイアウトを設定するにはレイアウトマスターで設定するのが最適解です
スライドのレイアウトを変更したり作ったりしたい時はレイアウトマスターで設定するのが正解です
なぜなら、スライドマスターはスライドの雛形になる設定なのでスライドマスターを自分で編集出来ればオリジナルのスライドを簡単に作ることが出来るからです
PowerPointで用意されているスライドをカスタマイズして使いたい時や、オリジナルの配置のスライドがほしい時ってありますよね
後半ではそんな自分がほしいスライドを作る方法について解説します
まず、よく使う「タイトルスライド」にロゴを追加してみましょう
「スライドマスター」タブを表示させた状態で目的のスライドをクリック
「挿入」タブの「画像」グループにある「画像」ボタンをクリック
表示された一覧から「このデバイス」をクリック
「図の挿入」ダイアログが開くのでロゴを選択して「挿入」ボタンをクリック
画像の挿入が出来たらロゴの大きさや位置を調整
スライドにちゃんとロゴが反映されます
また、新しいスライドにも自動で反映されスライドから直接ロゴを削除出来ないのも特徴です
次は新しいスライドを作ってみましょう
「スライドマスター」タブの「マスターの編集」グループにある「レイアウトの挿入」ボタンをクリック
新しいスライドが挿入されるので「プレースホルダー」を設置してみましょう
プレースホルダーは、PowerPoint独自のクリックすると画像や図形などを簡単に挿入してくれる機能です
「スライドマスター」タブの「マスターレイアウト」グループにある「プレース方ルダーの挿入」ボタンをクリック
一覧から「図」をクリック
スライドの適当な位置に好きな大きさまでドラッグ
同じ要領で「グラフ」をクリック
図の右側に配置します
準備が出来たら扱いやすいように「スライドに名前」を設定しましょう
「スライドマスター」タブの「マスターの編集」グループにある「名前の変更」ボタンをクリック
レイアウト名の変更ダイアログが表示されるので「レイアウト名」のテキストボックスに名前を入力
「名前の変更」ボタンをクリック
「スライドマスター」タブを閉じて今作ったスライドを挿入してみましょう
「ホーム」タブの「新しいスライド」ボタンをクリック
一覧から「図とグラフ」のスライドをクリック
プレースホルダーの「図」のアイコンをクリックして図をセット
同じ要領でグラフを追加
こんな風にちゃんと図とグラフがセットされました
もし、追加したスライドが必要無くなったら「スライドマスター」を開いて追加したスライドをクリック
「マスターの編集」グループにある「削除」をクリック
これでスライドを削除することが出来ます
ただ、作ったスライドを使っていると削除出来ない点には注意しましょう
こんな風にスライドを好きなようにカスタマイズしたり、新しいスライドを追加するのは簡単なので必要になったら、ぜひチャレンジしてみましょう
繰り返しになりますが、スライドのレイアウトを変更したり作ったりしたい時はレイアウトマスターで設定するのが正解です
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