今回の記事では
指定の範囲の中から探したい文字を簡単に見つけ出す方法は無いの?
関数を使って手軽に見つける方法を知りたい
探している範囲に複数の条件が指定されていても見つけられる方法は無いの?
自動的に見つけたいから関数を使った方法だと助かるんだけど
こういった疑問に答えます
✔指定範囲から文字列を探す方法のテーマ ②の結論を並べる
①指定範囲から文字を見つけたいならCOUNTIF関数を使うのがベストです
②複数の条件がある場合はCOUNTIF関数を工夫して使えば一発解決です
この記事を書いているのはOffice歴約20年
現在、エステサロン経営をしながらITを使った現場のマネジメントをしています
「指定範囲から文字列を探す方法」に関して実体験に基づいて解説しています
今回の内容を一緒にやりたい場合は▼のファイルをダウンロードして下さい
目次を使って読みたい項目へ
指定範囲から文字を見つけたいならCOUNTIF関数を使うのがベストです
COUNTIF関数を使えば見つけたい文字が指定の範囲内にあるか簡単に分かります
理由はCOUNTIF関数が「範囲と検索したい条件を指定をするだけ」で探している文字がいくつあるか見つけ出してくれる関数だからです
では、さっそく具体的な活用方法を見ていきましょう
今回は思考を変えて「宝探しゲーム」を例にCOUNTIF関数を活用した文字の検索方法を紹介します
今回の目的は「海のステージから《うに》を探し出すこと」です
ExcelはOffice向けのソフトですが、アイディア次第で遊びにも使えて勉強にもなります
青い背景の部分が海の中です
海しか無いエリアは「うみ」と書いてあります
その中に混じって「うに」というパッと見だと分からない「うに」を見つけ出すゲームです
この画像はもう海にしか見えませんよね?
「いや、海には見えないよ」っていう人は遊び心が無くなっているので修行して見えるようになったら参加して下さい 笑
冗談はさておき、こんな風に同じような文字が並んでいる範囲(エリア)の中から目的のモノを見つけ出すのは、人間にはすごく見つけにくいですがExcelにはすごく簡単です
今回「うに」を見つけ出すには縦横で指定範囲内に「うに」という文字が何文字含まれているか数え、縦横「1以上」の場所(セル)に目的の文字があるというわけです
これなら、縦横がクロスしている場所に「うに」がいる可能性があるはずですよね
ではこの関数はどんな風に設定したのか見てみましょう
COUNTIF関数の設定はこんな感じです
式を見てみると「=COUNTIF(B$6:B$15,$C$4)」ですね
この式を日本語にしてみましょう
「=COUNTIF(B6セル~B15セルの範囲で,C4セルの内容と一致する数を表示してね)」といった感じです
式はとっても簡単ですが「絶対参照や相対参照」があるので複雑そうに見えるだけです
参照方法については「関数を使いこなすなら3つの参照方法をマスターせよ!!」という記事で詳しく紹介しているで分からない部分があれば参考にしてみて下さい
この式の動きを分かりやすいように図にしてみましょう
こんな風に「うに」という文字を上から順番に見ていって見つけたら集計していきます
その結果を「B17のセルに表示」しているというわけですね
では横(行)の場合も見てみましょう
横方向も設定内容は同じですね
では「うに」の居場所の正解を見てみましょう
答えはこんな感じでになります
ちゃんと見つけられましたか?
ここで少し使い方を工夫してみましょう
今回は数字が見えたほうがいいですが、1つ以上の「うに」を見つけたら「うに見っけ」と表示させ、それ以外(0だっったら)の場合は何も表示させない方法を見てみましょう
設定内容はこんな感じです
式を見てみると「=IF(COUNTIF(C$6:C$15,$C$4)>=1,“うに見っけ”,“”)」ですね
これを日本語にしてみましょう
「=もし(COUNTIF関数の答えが1以上だったら,「うに見っけ」と表示してね,そうじゃなければ空白を表示してね)」となります
こんな風にIF関数をネストさせることでCOUNTIF関数の答えを上手く活用することが出来ます
IF関数の基本的な使い方やネストの方法については「IF関数を使うなら魔法の呪文だと思って設定しよう」でも紹介しているので参考にしてみて下さい
COUNTIF関数で指定の範囲から文字列を探すのはすごく簡単で面白いと思ってもらえたら嬉しいです
繰り返しになりますが、COUNTIF関数を使えば見つけたい文字が指定の範囲内にあるか簡単に分かります
複数の条件がある場合はCOUNTIF関数を工夫して使えば一発解決です
複数の条件がある場合はCOUNTIF関数の使い方を工夫すれば簡単です
理由は複数の条件にも色々とありますが、COUNTIF関数も使い方次第で目的を達成できるからです
では具体的な使い方について説明していきましょう
今回は「お宝探しⅡ」と題して「うに」と「とみ」を見つけてもらいます
今回のパターンはこんな風に2つのモノを見つけ出す方法です
見つけるものは「うに」と「とみ(宝箱)」を見つけることです
ポイントは「うに」と「とみ」をそれぞれの行と列で見つけることです
今回は2つ以上探したいモノがあるのでそれぞれ探したいモノの名前を表示しています
さっそく、それぞれの設定内容を見てみましょう
設定内容は「うに」の時とほぼ一緒です
こんな風にそれぞれ探しているモノを分けて設定すれば、手軽に複数条件でも目的を達成出来ますよね
重要なのは「どうすればなるべく簡単な方法な方法で目的を達成できるか」です
今回の場合は、探すものを分けてしまえば良いだけなのでネストなどにこだわらずこんな方法もありなんだなと思ってもらえればOKです
では、この方法を使って「うに」と「とみ」を探してみましょう
答えはこんな感じです
こんな風に遊びを取り入れてCOUNTIF関数の使い方をマスターしてみて下さい
繰り返しになりますが、複数の条件がある場合はCOUNTIF関数の使い方を工夫すれば簡単です
よくある質問:探したい文字が文字列に含まれている場合に見つけ出す方法は無いの?
よく探したい文字が文字列の一部に含まれている場合の見つけ方を質問されることがあります
こんな時はCOUNTIF関数とワイルドカードを組み合わせることで解決出来ます
理由はCOUNTIF関数だけでは文字列に含まれる言葉を見つけることが出来ないからです
では実際のやり方について見ていきましょう
今回も「お宝探しⅢ」と題して「本当の宝」を見つけてみましょう
今回の目的はたくさんの宝石の中から「本当の宝」を見つけ出すゲームです
「本当の宝」とは文字列に含まれる「宝」という文字を含んだモノを見つけ出すということです
つまり「○宝」や「宝○」といった文字を見つけ出すことが目的なので、探している文字が含まれているかどうか判断しないといけないですね
では、どうしたら「宝が含まれた文字」を見つけられるのか見てみましょう
答えはこんな感じです
基本的な設定は今までと変わりませんが、大きな違いは検索する文字にワイルドカードをくっつけていることです
では、COUNTIF関数の数式を実際に見てみましょう
「=COUNTIF(B$6:B$15,“*”&$D$4&”*”)」コレを日本語にしてみます
「=COUNTIF(B6~B15の範囲のセルを調べて,D4の内容が含まれていたら数えた数字を表示してね)」という意味になります
ポイントは「“*”&$D$4&”*”」でアスタリスクとセルの参照をくっつけることで「〇〇を含む」という検索を可能にしています
ワイルドカードとセルの組み合わせについては、「COUNTIF関数ならキーワードの数を簡単集計」でも紹介してるので詳しくはこちらの記事を参考にしてみて下さい
では、実際に本当の宝探しをしてみましょう
こんな風に「本当のお宝」を見つけ出すことが出来ました
今回は「○宝」でしたが「宝船」など宝が先に来る場合も使えるテクニックなのでぜひ覚えてみて下さいね
繰り返しになりますが、複数の条件がある場合はCOUNTIF関数の使い方を工夫すれば簡単です
オススメのExcel関数の解説書 5選
関数を本で学ぶ時は次に上げるものがオススメです
本を購入をオススメしている理由と各本の紹介に関して、下記の記事で詳しく解説しているので合わせて読んでみてください
コメントを残す