今回のお話では
VLOOKUP関数を使って複数の条件で検索したい時はどうしたら良いの?
1つの条件でしか調べられないと困ることが多いのでどうにかしたい
VLOOKUP関数を使って複数の条件で検索する時になるべくシンプルな方法って無いの?
できるだけ分かりやすく検索する工夫があれば知りたい
こういった疑問に答えます
✔VLOOKUP関数を使って複数の条件で検索する方法のテーマ
①複数の条件で検索するにはユニークな値を作るのが最適解です
②なるべくシンプルに検索するには列を非表示にするのが正解です
この記事を書いているのはOffice歴約20年
現在、エステサロン経営をしながらITを使った現場のマネジメントをしています
「VLOOKUP関数を使って複数の条件で検索する方法」に関して実体験に基づいて解説しています
目次を使って読みたい項目へ
複数の条件で検索するにはユニークな値を作るのが最適解です
VLOOKUP関数で複数の条件付きで検索結果を表示させたい時はユニークな値を作るのが正解です
なぜならVLOOKUP関数は1つの条件しか設定出来ないからです
では「VLOOKUP関数で複数の検索条件で検索する必要がある場合」と「ユニークな値の設定方法」に関して順を追って解説していきます
まず、今回は「複数条件に一致したキャンプ道具の商品名を取得する方法」を例にユニークな値の設定方法について見ていきましょう
今回の目的は「G5セル」に「カテゴリーとメーカー」の「両方の条件に合った商品名を表示すること」です
今回の例では、カテゴリーが「テント」でメーカーが「ロゴス」なので「キャンプ用品一覧表」から2つの条件に合った【「3ルームドゥーブルXL」71805567】を表示したい訳です
ところが、カテゴリーとメーカー名の両方を今回のように調べることはVLOOKUP関数には出来ません
理由はVLOOKUP関数の条件は1つしか設定出来ないからです
では、どうしたら1つしか設定出来ない条件に複数の条件を設定することが出来るのか?
その答えが「ユニークな値を作る」ことです
ユニークとは言い方を変えると「オンリーワン」と同じ意味です
そして「ユニークな値」とは「オンリーワンの値」という意味になります
ではユニークな値をどうやったら作れるのか? 考えてみましょう
今回の問題は「カテゴリーとメーカー名」の両方を条件にしたいのにVLOOKUP関数では、1つの条件しか設定出来ないことにあります
発想を変えると「カテゴリーとメーカー名が1つの値」だったらい良いわけです
つまり、「カテゴリー&メーカー名」という「オンリーワンの値」を作ってしまえば問題が解決出来そうですよね
その方法がこんな感じです
キャンプ用品一覧表にA列を増やします
その後、A列に「=B5&C5」という式を設定してあげるだけです
「B5のセルとC5のセル」の内容をくっつけてね という意味です
その結果「テントロゴス」というなんだか不思議な「ユニークな値」を作ることが出来ました
たったこれだけで「複数の検索条件」を「1つの検索条件」にすることが出来るという訳です
この方法は意外と使える方法なので覚えておくと本当に便利です
繰り返しになりますが、VLOOKUP関数で複数の条件付きで検索結果を表示させたい時はユニークな値を作るのが正解です
よくある質問:検索される側のユニークな値の作り方は分かったけど、検索する方はどうすればいいの?
複数の検索条件を使ってVLOOKUP関数で検索するには、検索条件をユニークな値に設定するのが正解です
なぜなら、ユニークな値は1つなのでVLOOKUP関数の検索条件と合うからです
言葉だけでは分かりづらいので先程の「キャンプ用品一覧表」を基に複数の条件に合った商品名を表示させる設定をしてみましょう
やり方はものすごく簡単です
今回の場合は、H5のセルに「=VLOOKUP(F5&G5,A5:D40,4,0)」と設定しています
これだけで複数の条件に合った検索ができるようになります
(今回は列の項目が多すぎたので一部省略しています)
ポイントは「F5&G5」の部分です
F5のセルには「テント」・G5のセルには「ロゴス」という文字が入っています
この2つをくっつけると「テントロゴス」になるのでユニークな値と同じ文字になりますよね
ユニークな値はA列を検索すれば良いので、複雑な条件だったとしてもこれだけで複数の条件に一致する商品名を簡単に表示することが出来ちゃいます
繰り返しになりますが、複数の検索条件を使ってVLOOKUP関数で検索するには、検索条件をユニークな値に設定するのが正解です
なるべくシンプルに検索するには列を非表示にするのが正解です
複数条件でVLOOKUP関数を使いたい時は「列を非表示」にすることでシンプルに出来ます
なぜなら、ユニークな値は文字が長くなり列幅が自然と広がるので非表示にしてしまえば見え方がシンプルになるからです
では、実際になるべくシンプルにしてみましょう
やり方は非常に簡単です
A列の上で「右クリック」→「非表示」をクリックします
そうすると
こんな風にユニークな値が非表示になってシンプルな表示になります
このやり方も使い所が多いので、単純ですが覚えておくとすごく便利です
列を非表示にしているだけなので、VLOOKUP関数の結果に影響されないところもメリットです
ちなみに非表示を解除するには「隠れているA列の上で右クリック→再表示」とすれば元に戻すことが出来ます
繰り返しますが、複数条件でVLOOKUP関数を使いたい時は「列を非表示」にすることでシンプルに出来ます
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