今回の記事では
Excelのユーザー定義を使って桁数を上手く表示する方法が知りたい
色々な設定方法があるから何をどうしたら目的の表示に出来るのか分からない
ユーザー定義を使って条件に合わせて表示形式を自動で変更する方法は無いの?
数字の場合はプラスの数字やマイナスの数字のがあるから一度に設定出来たら便利なのに
こういった疑問に答えます
✔表示形式で数字を上手く表示する方法のテーマ
①表示形式の設定方法のルールを知っていればユーザー定義の設定は簡単です
②内容に合わっせて表示方法を自動で切り替えるには「;」を設定するのが正解
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「表示形式で数字を上手く表示する方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
今回の内容を一緒にやりたい場合は▼のファイルをダウンロードして下さい
表示形式の設定方法のルールを知っていればユーザー定義の設定は簡単です
表示形式の設定方法のルールを知っていれば、ユーザー定義の設定は簡単に出来るようになります
なぜなら、表示形式のルールは複雑そうに見えて意外とシンプルな決まりになっているからです
Excelのユーザー定義の書式設定は実務でも使う機会が多いすごく便利な機能です
ただ、書式設定自体かなり奥が深い機能なので複雑に見えます
今回はたくさんある設定の中から数字に関する部分に絞って解説していきます
まず、数字に関する書式設定のユーザー定義について見てみましょう
書式設定 | 入力 | 結果 | 解説 |
# | 12345 | 12345 | #1つが1桁を表します単体では標準設定と変わりません |
0 | 012 | 12 | #1つが1桁を表します#との違いは指定した桁数だけ「0」を表示します単体では標準設定と変わりません |
? | 0.12345 | 1 | 小数点を含む数字の桁数を揃えるために使います桁数が合わない場合はスペースで調整します |
数字に関するユーザー定義の書式設定はこんな感じです
基本的に1つだけて使うことはありません
この設定をベースにして数字の表示方法を調整していくのが現実的な設定方法です
では順番に各記号の具体的な使い方を見ていきましょう
数字に関する設定はこんな感じです
色々なタイプがあるように見えますが、それぞれの記号の組み合わせなので特に難しくは無いですよ
詳しい解説の前に念のためにユーザー定義の書式設定の設定方法を確認しておきましょう
書式設定をしたいセルを選択しておきます
「ホーム」タブの「スタイル」グループにある「数値」ボタンをクリック
「書式設定のリストボックス」をクリック
「その他の表示形式」をクリック
「分類」の「ユーザー定義」をクリック
「種類のテキストボックス」に「#,###」と入力
「OK」ボタンをクリック
設定方法はこれだけです
ではそれぞれの解説をしていきます
まず「#,###」は「数字を3桁区切りにして欲しい」という時に設定します
但し、その結果「0」を入力した時は何も表示されません
ただ、ちゃんとした数字を入力した場合は、桁区切りの数字が表示されます
つまり、「0」以外はちゃんと表示してくれる設定になるので注意が必要です
次は「#,##0」ですね
これは3桁区切りの改良版で「0」が入力された時はちゃんと「0」を表示してくれます
次は「#,##0.0」のような小数点の設定についてです
小数点の場合は表示される桁数を決めることが出来るので指定した桁数以上は「四捨五入」されて表示されます
今回の場合は少数点の第三位が「5」なので「135は14」として表示されたという訳です
また、少数点未満の表示形式に「?」を付けると少数点で字揃えをしてくれるので右側にスペースを空けて表示してくれます
最後が「000」のパターンです
この設定は足りない桁数には「0」を表示する設定なので「12」と入力すると頭に「0」を表示してくれるという訳です
こんな風に数字に関する書式設定にも色々とあるので、まずは一番使うものから使い方を覚えてみましょう
繰返しになりますが、表示形式の設定方法のルールを知っていれば、ユーザー定義の設定は簡単に出来るようになります
内容に合わっせて表示方法を自動で切り替えるには「;」を設定するのが正解
表示したい内容別に表示形式を設定したい場合は「;」を使うことで復数の設定をすることが出来ます
なぜなら、ユーザー定義の書式設定には復数の条件を設定出来る仕組みがあるからです
表示形式の設定には「正の数・負の数・0」それぞれの数字に対して書式設定をする方法があります
こんな風に書式設定では表示する数字の種類によって、それぞれの表示方法を1つの設定で指定することが出来ます
今回は
- 正の数は文字色は「青で3桁区切り」で表示
- 負の数は文字色は「赤で3桁区切り」で表示
- 0の場合は「黒で3桁区切り」で表示
この3つの設定をしました
設定内容は「[青]#,##0;[赤]-#,##0;[黒]#,##0」でそれぞれの設定の区切りを「;(セミコロン)」を使って設定しています
色の指定には「[](大かっこ)」の中に「色名」を設定します
設定出来る色は「黒・青・水・緑・紫・赤・白・黃」です
つまり「[青]#,##0」から始まっているということは、正の数を青色で桁区切りで表示してね
では始まり、負の数は赤色で桁区切り、0の数は黒色で桁区切り
こんな風に条件と色分けを設定できます
条件付き書式の機能と似ていますが簡易的に色分けをしたい時はこんな風に書式設定で色分けするのも有りです
繰返しになりますが、表示したい内容別に表示形式を設定したい場合は「;」を使うことで復数の設定をすることが出来ます
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