今回の記事では
Excelで条件に合った行の背景色や文字色を自動で塗り分ける方法って無いの?
入力した結果が自動で色分けできたらすごく便利で助かるんだけど
Excelで1行ごとに自動で色分けする方法って無いの?
1行ずつ色が交互に配色されていれば見やすいけど手動は大変だから自動化したい
こういった疑問に答えます
条件付き書式の活用方法のテーマ
①Excelで条件に一致する行や文字色を自動で変更するには条件付き書式
②1行ごとに背景色を変更したい時は条件付き書式などを活用するのが正解
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「条件付き書式の活用方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
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Excelで条件に一致する行や文字色を自動で変更するには条件付き書式
Excelで条件に一致する行や文字色を自動で変更させるには条件付き書式に条件を設定するのが一番簡単な方法です
なぜなら、条件付き書式とは文字通り条件に合った対象の書式を自動で変更してくれる便利な機能だからです
Excelを使っていると自動で文字や背景の色を変更してくれたら便利なのにと思うことは結構あります
そんな時は「条件付き書式」を活用するのが正解です
今回は自動で文字色や背景色を自動で変更する方法について解説していきます
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今回はこんな風に海釣りで人気の魚の一覧表からカテゴリーを目立たせたり、人気の魚種の背景色を色分けして目立たせる方法を自動化させてみましょう
フォントの色を赤に設定
まずはフォントの色を赤色に自動的に設定する方法を見ていきましょう
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まず設定したい範囲を選択します
今回は表全体を対象とするので「A5のセル~D17のセル」範囲を選択
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「ホーム」タブの「スタイル」グループにある「条件付き書式」ボタンをクリック
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「新しいルール」をクリック
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新しいルールダイアログが開きます
まずは「根魚という文字を赤」にしたいので「指定の値を含むセルだけを書式設定」をクリック
この設定は選択した範囲の値に対して書式設定してねという意味です
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「新しい書式ルールダイアログ」が開くので
「次のセルのみを書式設定」項目にある「次の値のリスト」から「次の値に等しい」を選択
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赤色にしたいキーワードである「根魚」という文字を隣の「テキストボックス」に入力
これで、選択した範囲から「根魚」という文字を探し出して色分けする下準備が整いました
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「書式」ボタンをクリック
ここからフォントの書式設定をしていきます
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「セルの書式設定」ダイアログが開き「フォント」タブが選択された状態で開くので
「色」項目の「色パレットリスト」をクリック
「パレット」の中から「赤」をクリック
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「OK」ボタンをクリック
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「新しい書式ルール」ダイアログに戻るので「OK」ボタンをクリック
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その結果「根魚」という文字だけ「赤色」になりました
「人気」の文字が入力された行の背景色を塗って太字に設定
仕上げに「人気」という文字が含まれる「行の背景色」を塗って「文字を太字に」してみましょう
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次の作業はさっきと同じように「新しいルール」をクリックします
今度の条件はさっきとは別なので「新しいルール」を追加するということです
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「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリック
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数式のテキストボックスに「=$A5=”人気”」と入力
慣れないうちは、エクセルなどに式を書いてからコピペで式を貼り付けた方がいいです
なぜなら、このテキストボックスで「左右の矢印キーなど」を押すとセルの参照モードになって式の修正が面倒になってしまうからです
どうしてもその場で修正したい時は「F2キー」を押して編集モードにしましょう
この方法なら邪魔されずに内容を修正出来ます
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次に「書式」ボタンをクリック
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「フォント」タブが先に開くので「スタイル」から「太字」を選択
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「塗りつぶし」タブをクリック
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色パレットから好きな色をクリック
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「OK」ボタンをクリック
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「OK」ボタンをクリック
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これでカテゴリーが人気の項目に「背景色と太字の設定」が出来ました
条件付き書式での数式の設定方法
条件付き書式では数式の設定方法が普段のExcelと少し違うので補足説明をします
今回の式は「=$A5=”人気”」ですね
普通の式の場合「=は1回だけ使う」ので違和感がありますよね
この式の意味を日本語化すると「A5のセルが「人気」だったら」という意味になります
最初の「=」は「数式を設定するよ」という意味で真ん中の「=」は「同じ」という意味になります
この方法はよく使うので覚えておくと便利です
また、「$A5」としてチェックするセルを「複合参照」で設定した理由を簡単に解説します
動きを図解で表すので見てみましょう
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条件付き書式の機能は、最初にA列をチェクして背景を塗りつぶすかどうか判断します
調べている行に「人気」という文字があれば塗りつぶすという流れになります
ココまでは簡単ですね
ただ、次からは2列目(B列)以降をチェックしますよね
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チェックの方法はこんな感じです
つまり、A列を常にチェックする必要があるけど、行は順番にチェックする必要があります
なのでA列は固定して行数は自由にしてあげる「複合参照」でないと上手くいかないという訳です
頭の中で動きを想像する必要があるので多少難しいと思いますが、よく分からなかったらまずはパターン化してもOKです
まずは条件付き書式になれることが大切です
繰返しになりますが、Excelで条件に一致する行や文字色を自動で変更させるには条件付き書式に条件を設定するのが一番簡単な方法です
1行ごとに背景色を変更したい時は条件付き書式などを活用するのが正解
1行ごとに背景色を変更したい時は条件付き書式などの機能を活用するのが簡単です
なぜなら、Excelには交互にセルの背景色を塗り分ける方法が意外と簡単に設定出来てしまうからです
それでは早速行ごとに自動で塗り分ける方法について解説します
設定自体は基本的に今まで通りです
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設定したい範囲を選択
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「条件付き書式」の「新しいルール」をクリック
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「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックし
「=MOD(ROW(),2)=0」と入力
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「書式」ボタンをクリック
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好きな色を指定して「OK」ボタンをクリック

「OK」ボタンをクリック
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これで行を交互に色分けできました
こんな風に数式を使うことで色分けすることが出来ます
MOD関数を使った行数の判断
今回は式に「=MOD(ROW(),2)=0」という設定をしました
この式の意味を簡単に言うと「偶数の行だったら色を塗って奇数の行だったら塗らない」という意味を数式で表現しています
今回の四季を日本語にすると「=MOD(今の調べている行数を,「2」で割る)=その結果が「0」だったら」という意味です
「MOD関数」は調べたい行を指定した値で割った結果の「あまり」を数字返してくれる関数です
例えば、「2÷2=あまり0」つまり、偶数行を調べたら必ず答えは「0」と表示されるという訳です
次に「ROW関数」は「ROW()」とすることで今調べたい行の行数を数字で返してくれます
例えば調べたい行数が2行目だったら「2」と返してくれます
この組み合わせなら、「偶数と奇数の行」を簡単に調べられるという訳です
もし、MOD関数の使い方を詳しく知りたい場合は、「一定間隔の連番は計算と関数の組み合わせ」という記事でも解説しているので参考にしてみて下さい
テーブルとして書式設定で塗り分ける
最後にテーブルとして書式設定を設定した方法で行を塗り分ける方法について解説します
サクッと出来る一番簡単な方法なので必要に応じて使い分けてみて下さい
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「A4のセル」をクリック
「ホーム」タブの「テーブルとして書式設定」をクリック
好きなデザイン(行の色分けがされているもの)をクリック
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「OK」ボタンをクリック
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これだけで行ごとに色分けをすることが出来ます
ただし、この機能は色分けが目的ではありません
もっと便利な使い方が出来ますが今回は省略します
サクッと色分けできればいい場合はこの方法も活用する価値ありです
繰り返しになりますが、1行ごとに背景色を変更したい時は条件付き書式などの機能を活用するのが簡単です
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