※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含むものがありますのでご了承ください

サクッとパーティションを管理しよう!! Partition Masterでお手軽設定法

今回は、パソコンのパーティションについてのお話です。

パーティションなんて聞いてもよく分かりませんよね。

パーティションとは、HDDやSSDなどの保存領域(エリア)の区切りことです。

市販のパソコンを購入すると、「Cドライブ」と「Dドライブ」に保存領域が分けられているケースがあると思います。

この保存するエリアを区切る方法を「パーティションの分割」と呼びます。

今回は、そんなパーティション分割のメリット・デメリットなどを中心に解説しちゃいます。

それでは本編へ行ってみよう!!

パーティションって何?

パーティションの説明をする前にパソコンは、OSというソフトをSSD(HDD)にインストールすることで動いています。

OSとは、Windows(Macintosh)などのことで、『Cドライブ』と呼ばれる領域にインストールされています。

これを部屋に例えると、Cドライブの内容はこんな感じです。

こんな感じでOSの部屋しかない状態です。

ここに「ドキュメント」・「ピクチャ」などのファイルを保存しています。

では、パーティションとはどんな感じでしょう?

こちらも部屋に例えると次のようなイメージです。

こんな風に「CドライブとDドライブ」に分けるとこんな感じです。

つまり、Cドライブというエリアは、[OS専用]でDドライブは「ドキュメント」・「ピクチャ」などの[データ専用]という区分けをすることです。

ちなみに「CやDドライブ」のアルファベットは、ドライブレターと言いC・D・Eのようにパーティションを分けることが出来ます。

つまり、「1つのドライブを部屋割りする」=「パーティションで保存エリアを分割する」という風に考えてもらえればOKです。

実際のパーティションは次のような感じになります。

パーティションのメリット・デメリット

では、パーティションを設定することのメリットやデメリットってなんでしょう?

パソコンによっては、最初からパーティションの設定がされている商品もありますが、設定されていないことも多いです。

また、パソコンの初心者にとっては気づくこともありません。

じゃあ、パーティションを設定するメリットとデメリットは何なのか考えてみましょう。

【メリット】

  1. OSのリカバリーをしてもデータが消える心配がない
  2. 文書ファイル・音楽ファイル・画像ファイル・ソフトウェアなど消えると困るファイルが安全に保存できる

【デメリット】

  1. パーティションの分割には、ある程度知識が必要なので初心者には向かない
  2. ソフトウェアのインストールをする時にドライブを指定する必要がある
  3. あとから分割すると、ドキュメントフォルダ・ピクチャフォルダなどの保存先を変更しないといけない

つまり、パーティションの分割をする最大のメリットは、《大切なデータを守る事ができる》ということです。

ただ、パソコン初心者の人にはハードルが高いので向かないというデメリットがあります。

じゃあ、最大のメリットであるOSのリカバリーをしてもデータが消える心配がないっていうのはどういう意味なんでしょう?

まず、OSのリカバリーとは何か? 疑問ですよね。

OSのリカバリーとは、簡単に言うと「OSを再インストール」することです。

OSのインストール自体やったこと無いよ。

という方がほとんどのはずなのでピンと来ないと思いますが

このOSをもう一度インストールすることを「OSを再インストールする」と言います。(専門用語でリカバリーと言います)

さて、このリカバリーをパーティションの分割をしないで行うとどうなるでしょう?

正解は、保存してあったデータが全て削除されて泣くことになります。

もう号泣です!!

もちろん。バックアップをとっておけば問題ないんですが、ちょっと手間です。

でもパーティションを分割しておけば、CドライブにインストールしてあるOSだけリセットされるので、音楽や写真のファイルはそのままです。

次はパーティションの分割方法を見ていきましょう。

パーティションの分割ってどうやるの?

パーティションの分割をするには、パソコンの標準機能で分割する方法とソフトを使って分割する方法があります。

今回は、専用のソフトを使って分割する方法を紹介しちゃいますね。

どうして専用ソフトを使うのか? と言うと誰にでも手軽に操作ができて気軽に作業しやすいからです。

標準機能でもそこまで難しくは無いんですが、操作の手順が多くなることや見た目が難しそうに見えるというハードルがあるので、気軽に始めるには専用ソフトを使ったほうが手軽にできるんですよ。

今回紹介するソフトは、EaseUS(イーザス)という会社のEaseUS Partition Master(イーザス・パーティション・マスター)というフリーソフトです。

有料版もあるんですが、今回の作業は無料版で出来るので気軽に始められますね。

それにEaseUSさんのソフトは、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)が優れているのですごく使いやすいんです。

GUIとは、簡単に言うと「見ただけで直感的に操作できる」ということです。

私も以前、同社の別のフリーソフトを使わせてもらったことがありましたが、使いやすさはイチオシです。

Step1 Partition Masterをインストールしよう

まず、公式サイトに移動しておきましょう。

①無料ダウンロードをクリックしましょう

②メールアドレスの入力 → 同意項目にチェック → 『Partition Master Freeボタン』をクリックの順番で進めましょう。

③無料版のダウンロードボタンをクリックしましょう。

④ダウンロードしたセットアップファイルをダブルクリックしましょう

⑤『今すぐインストールする』ボタンをクリックしましょう。

⑥『無料版をインストール』ボタンをクリックします。

⑦インストールが始まるので処理が終わるまでしばらく待ちましょう。

⑧『今すぐ始める』ボタンをクリックします。

⑨有料版の紹介画面が表示されるので『後で』ボタンを押します。

別ウィンドウで有料版の案内が表示されるので、「再び表示しない」にチェックしてウィンドウを閉じましょう。

チェックを入れないと、また表示されるので忘れずに

⑩中央画面に「※システムで予約済み」と「C」という表示がされればOKです。

画面では、他のディスクが表示されていますが別のHDDが搭載されたパソコンなので、普通は赤枠の「システムで予約済みとC」が表示されるだけです。

これで準備は完了です。

Step2 パーティションを分割しよう

それじゃあ、いよいよパーティションを分割してみましょう。

やり方は、めちゃ簡単なのでポイントを抑えながら作業しましょう。

①Cドライブの上で右クリックして「サイズ調整/移動」をクリックしましょう

②水色のバーの右側にある「●」を左側にドラッグして、容量を調整します。

青色→使っている容量・水色→使っていない容量なので、水色が少し余るくらいで調整してみましょう。

③「パーティションサイズ:」の上下「▲」マークで微調整して、Cドライブ領域と未割り当ての領域を分割します。

④調整出来たら「OK」ボタンをクリックしましょう

⑤未割り当てにしたドライブの上で右クリックして、「作成」ボタンをクリックしましょう。

ポイント

無料版では、パーティションを分割するために一度「未割り当て」という領域に分けて、未割り当て部分にパーティションの設定を行う必要があります。
有料版では、もっとシンプルに分割出来ますが、少し手数を増やせば無料版でも十分手軽に出来ます。

⑥「パーティションラベル:」に分かりやすい名前を入力しましょう。

今回は、データの保存用にしたかったので「データ保存」という名前を設定しています。(好きな名前で大丈夫ですよ)

⑦「OK」ボタンをクリックします。

⑧「▶2個の操作を実行する」ボタンをクリックして設定した2つの作業を実行させましょう。

⑨「適用」ボタンをクリックします。

⑩「はい」ボタンをクリックします。

ポイント

①再起動前に起動中のソフトやファイルは閉じておきましょう
②再起動するときは、いつものように起動しますが何度か真っ黒な画面が表示されます。
1回目に「Please push any key」のようなメッセージが表示されるので、「エンターキー」などを押します。
③続いて何度か再起動しますが、落ち着いていつものようにパソコンが起動するまで待ちましょう

⑪再起動後にパーティションが分割されていればOKです。

ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージックフォルダを移動しよう

パーティションの分割は、無事にできましたがここで最後の工夫をしてみましょう。

パーティションを分割しただけでは、まだ工夫が足らないんですね。

そこで少しだけ工夫してみます。

今回の目的は、ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージックフォルダをDドライブに移動します。

Windowsボタンを右クリック → 「エクスプローラー」をクリックしましょう

ドキュメントを右クリックして、「プロパティ」をクリックします。

《場所》タブをクリックして画面真ん中の「移動」ボタンをクリックします。

ドキュメントフォルダは、通常「Cドライブ」に保存されているのでこの操作で「Dドライブ」に変更します。

「データ保存(E:)」ドライブをクリックして、「新しいフォルダー」をクリックします。

新しいフォルダの名前を「Documents」に変更して「フォルダを選択」ボタンをクリックします。

「OK」ボタンをクリックします。

フォルダーの移動を警告するダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。

同じ要領でピクチャ・ビデオ・ミュージックフォルダも移動すれば、各フォルダに保存したファイルは今後データ保存用のパーティション内に保存されるので、データが守れるようになりますね。

【おまけ】各フォルダの名前:Documents・Pictures・Videos・Music (名前のコピペ用に使って下さい)

ポイント

フォルダの移動はトラブルになる可能性があります。
理由は例えば音楽の管理ソフトなどの場合、場所を決めてファイルを管理していることがほとんどだからです。
つまり、ファイルの保存場所(パス)が変わってしまうので音楽が再生出来ません
なんてこともあるので、そんなときは各ソフトのヘルプを参考にして設定を変更しましょう

まとめ

パーティションの分割や管理は、あまり一般的ではないので知らない人の方が多いですが、今回のやり方であれば手軽に作業出来るということはお伝えできたでしょうか。

パーティションを分割する一番メリットは、データが消えてしまう対策になるとです。

とは言えSSD(HDD)が物理的に壊れてしまうと、意味が無くなってしまうので念のために外付けのHDDやクラウドなどを活用してバックアップはとっておくようにしましょう。

今回紹介した「EaseUS Partition Master」は、気軽に無料でパーティションの管理が出来るので興味がでたらぜひ試してみましょう。

おまけの話ですが、実は今回の記事はEaseUSの方から記事を書いてみないか? とのお話を受けたことがきっかけでした。

今回、私自身もあまり触れてこなかったパーティション管理について改めて勉強になったこともあったので、お話をいただけて大変うれしかったです。

今回のソフトで私が一番感じたことは、操作のしやすさとマニュアルを見なくてもやり方がある程度分かる使い勝手は、すごく良い点だと思います。

最近パソコンの調子が悪いなと思ったり、動きがもたつくなと思ったときはパーティションの分割をしておくのも一つの対策なのでチャレンジしてみて下さいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

それでは、また次回お会いしましょう。

まったね~~~~~!!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です