最近、夕飯は食べたり食べなかったりです。
デスクワークが中心なので、3食食べるとどうしても太ってしまうですよね。
昔からそこまで食べることには執着がなく、食べなくても気にならないので、
ついでに簡単な筋トレをして、体を絞ってみたりしています。
本当は、3食バランスが良い食事をして、適度な運動をするのが一番良いとは思うモノの
今のままでは中々難しく悩みどころです。
あなたは、食事のバランスはとれていますか?
今日は「食べ物」を通して考えるべき大切な事についてのお話です。
食料自給率って何?
あなたは、食料自給率(しょくりょうじきゅうりつ)という言葉を知っていますか?
食料自給率を簡単にいうと、食べ物全体のうち日本国内で生産している食べ物の割合を言います。
農林水産省では、このように説明しています。
食料自給率とは
食料自給率とは、国内の食料消費が、国産でどの程度賄えているかを示す指標です。
その示し方については、単純に重量で計算することができる品目別自給率と、食料全体について共通の「ものさし」で単位を揃えることにより計算する総合食料自給率の2種類があります。このうち、総合食料自給率は、熱量で換算するカロリーベースと金額で換算する生産額ベースがあり、2つの指標とも長期的に低下傾向で推移しています。引用元:農林水産庁
また、日本の食料自給率は2016年(平成28年)で38%(カロリーベース)です。
つまり、残り62%は外国から輸入した食料に頼っているのが現状です。
日本の食料自給率
平成28年度の食料自給率は、カロリーベースでは、小麦及びてんさい等について、作付面積は拡大したものの、天候不順により単収が落ち込み生産量が減少したこと等により、38%となりました。
また、生産額ベースでは、野菜及び果実について、輸入額が減少する中で国内生産額が増加したこと等により、68%となりました。引用元:農林水産庁
ということは、日本は外国からの食料の輸入がなければ、極端な話
60%以上の人が食べるものが無くなると言うことですね。
この数字は、先進国の中でも最低水準です。(平成28年度食料自給率について参照)
食料自給率100%以上の食べ物は、「米や牛乳」など一部にすぎないのが現状です。
今も日本は物で溢れ、スーパーやコンビニなどで何でも揃います。
でも、よく考えてみましょう。
スーパーやコンビニに並んでいる商品はそのほとんどが輸入品です。
ニュースでは、「バナナが絶滅の危機にある」・「蟹の漁獲量が減っている」
「諸外国との関係で魚の漁獲高が減っている」などの問題が取り上げられることもよくあります。
そんなニュースが流れると、バナナや蟹の販売量が減ったり、価格が極端に上がったりします。
それだけ、日本の食料は輸入に頼っているということですね。
食品ロスって何?
食品ロスこの言葉聞いたことはありますか?
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられている食べ物のことです。
実に《もったいない》ですよね
食品ロスは、日本で年間632t(トン)もあるそうです。
日本人1人当たり毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てているのと
同じ量になります。
ご飯一杯捨てるんです。恐ろしくて出来ないですよね。
しかも毎日です。
この食品ロス半分が家庭からでているって知ってましたか?
もう半分は食品を扱うスーパー・飲食店・コンビニなどの企業から出ている物です。
企業にも問題がありますが、家庭が半分を占めているのは
驚きですよね。コレも「もったいない」ですね。
主な食品ロスの原因は次のようなものが挙げられます。
- 調理したときに食べられる部分を捨てている
- 食べ残し
- 冷蔵庫に入れたまま期限が切れてしまった食品など
この問題を解決する為には、無駄な買い物はしない。
使い切る・食べきる事が重要です。
そして、「賞味期限」と「消費期限」の違いを知っておくことも重要です。
「賞味と消費」は違うモノということは知っていますか?
加工食品には、期限が2種類あるんです。
「消費期限」は品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」のため、それを超えたものは食べないほうが安全です。
「賞味期限」は、品質の劣化が比較的遅い食品に表示されている「おいしく食べられる期限」であり、それを超えてもすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限を超えた食品については、見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。
政府広報オンラインより引用
多くの人が勘違いしているのが、賞味期限=食べられなくなる期限と思っていることです。
賞味とは、おいしく食べられる期限なので「参考」と思ってもらって良いです。
この期限を過ぎたから食べずに捨ててしまう。
これが食品ロスを生む一因ですね。
コレも「もったいない」賞味期限は過ぎていても「臭い」や「味に違和感」が
あれば、捨てるしかないですが、大抵の食べ物はまだまだおいしく食べられます。
捨てる前にもう一度自分の五感を使って、食べられるかどうかの判断をしてみて下さい。
私も含め1人1人が食品ロスの事を意識して無駄を出さない
これが「環境」にも「家計費」にも優しいエコロジーです。
「いただきます」ってどんな意味?
《いただきます》という言葉は、日本では食事をする前に必ず口にする言葉ですね。
同様に《ごちそうさまでした》と言う言葉がセットです。
当たり前すぎて改めて考える事もまり無い言葉ですが、この言葉には由来があります。
昔は、神様にお供えした物を食べるときや位の高い方から物をもらう時に
頂(頭の上)に掲げたことから、始まる「食べる」・「もらう」の謙譲語の「いただく」
と言う言葉が語源になったと言われています。
やがて食事をする前の挨拶として定着していったようですが、
今は以下の意味に変化しています。
- 食事を作ってくれた方への感謝
- 食事への感謝
①は当然ですね。
②の意味は、かなり重要です。
食事への感謝とは、「食事の材料になっている命」に対しての言葉です。
つまり、「あなた(食材)の命を頂いて、私の命にさせて頂きます。」という意味です。
私は、始めてこの言葉の意味を知ったとき、ものすごく感動しました。
食材とは、魚・牛・豚・鶏をはじめとした動物
野菜・果物などの植物のことを言っています。
残酷な事を言う様ですが、人間はそれらの生き物の命を奪って生きています。
食物連鎖・弱肉強食と言うヤツですね。
他の動物でも同じです。
自然界では、肉食動物は草食動物を殺しその肉を食べて生きています。
地球に住み同じ動物である「人間もその輪の中」にいます。
つまり、命をいただいて自分の命にしているんです。
だから、感謝の言葉でもある「いただきます」や「ごちそうさまでした」
と言う言葉は、大切で素晴らしい言葉なんです。
私も日々バタバタと過ごしているとつい忘れてしまう言葉です。
改めてこの言葉を大切にしていきたいと思います。
日本に根付いている素晴らしい文化なので、世代が変わっても
この言葉は忘れて欲しく無いと私は思います。
食事を通して本当に大切な事って何だろう?
いかがでしたか?
食事一つその1面を見てもたくさんの事を学ぶ機会になりませんか。
私が【食事を通して本当に大切な事】としてあげたいのは
「感謝の気持ち」をいつも持っていることが大切だと言うことです。
感謝の気持ちは、「命に対してと言う意味」が半分と「作ってくれる人に対して」が半分です。
人に感謝すると言うのは、農家の方・漁師の方・酪農の方・物流やそれら食品に関わる方
そして、食事を作ってくれる方全ての人に対してです。
この感謝の気持ちを持つと言うことは、
アウトドアで自然に触れていても、普段仕事をしていても忘れてはいけません。
気軽に出かけられるのは、電車やバス・車を作ってくれる人のおかげ
道を整備していつも快適に走行できる道路や線路のおかげです。
もちろん飛行機なども同じですよね。
仕事をしていても誰かが何かをしてくれているから自分がその仕事が出来るんです。
パソコンを作ってくれる方・電気を生み出してくれる方・事務や掃除などの雑用をしてくれる方
そんな普段気づかない仕事をみんなが分担して、人間社会というモノは成り立っています。
感謝の気持ち絶対に忘れないで下さい。
私が言いたいことはそれだけです。
人間というのは自分勝手な生き物です。
でも、それは自然なことです。
他の動物と同じように自分の命を守る必要があるから勝手なんです。
でも他の動物と大きく違う点は
色々な事を考え、色々なことを感じ、色々な事を思いやる事が出来ることです。
今回の話を通して、私もあなたももう一度、「感謝」というモノに対して
考えてみる機会にしてみましょう。
より、豊かな人生が送れますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、少しでもお役に立てたら幸いです。 ご意見もいただけると励みになります。
それではまた、お会いしましょう。 ばいばい
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