今回の記事では
文字列をつなぎ合わせて一つにまとめる方法は無いの?
セルで別れている文字列を簡単に結合する方法があったら教えてほしい
たくさんの列に文字列が別れている時に簡単に文字を結合する方法を知りたい
簡単にやりたいから結合に向いている関数があるなら教えてほしい
こういった疑問に答えます
✔文字列を簡単に結合する方法のテーマ
①少ない文字同士を結合したいなら「&」を使うのがベストです
②多くの文字を結合するなら3つの関数を使い分けるのが最適解
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「文字列を簡単に結合する方法」に関して実体験に基づいて解説しています
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目次を使って読みたい項目へ
少ない文字同士を結合したいなら「&」を使うのがベストです
文字列を単純に結合するなら「&(アンド)」を使って結合するのが一番簡単です
なぜなら一番手軽で誰にでも出来る簡単な設定方法だからです
では、文字列の結合に「&」を使う具体的な方法を見ていきましょう
今回は「氏名や日付と文字列を結合させる方法」について解説していきます
こんな風に姓と名で別れている名前を「氏名」列に結合して表示する方法についてです
まずは、単純に結合する方法から見ていきましょう
設定方法はすごく簡単です
文字列同士の結合は指定のセル同士を「&」で繋げるだけです
式は「=A5&B5」で日本語にすると「=A5セルとB5セルの内容を繋げてね」という感じです
これ以上の説明はいらないですね
この式をオートフィル機能でコピーしてあげればその他の文字も簡単に結合出来ます
さて、ここで問題になるのが「姓と名」の間がくっついてしまっていることです
このままだと読みにくいので、「姓と名の間に1文字文のスペース」を空けてみましょう
やり方はこんな感じです
こちらのやり方もすごく簡単で「=A5&” ”&B5」と設定します
ポイントはスペースを「”(ダブルクォーテーション)」で挟んで「&」で繋げてあげるだけです
この方法は簡単なのに役に立つ使い方なので覚えておくことをオススメします
こんな風に単純に結合するなら関数は使わずに「&」で繋げるのが一番簡単です
合わせて知っておきたい応用した使い方も紹介しておきます
今回の方法では1つ問題があって「日付と文字列」を繋げるためには実はコツが必要になります
その方法について見てみましょう
こんな風に日付とイベントを「&」で結合しても上手くいきません
その原因は、日付がシリアル値という「連続した数字」で管理されているからです
シリアル値に関しては「日付と時刻はシリアル値で出来ている」という記事で解説しているので分からない時は参考にしてみて下さい
このシリアル値を日付に戻すにはTEXT関数を組み合わせることで思い通りの表示にすることができます
その方法も見ていきましょう
こんな風に日付をTEXT関数で日付として表示して更にスペースと繋げることで文字列としてちゃんと表示出来ていますよね
こうやってちょっと工夫をすることで、列で別れた文字列を思い通りに結合できるようになります
実務でもCSVファイルの読み込みなどで列に分割されているケースなどはよくあります
その時は、今回のように工夫して文字列を繋げてみて下さい
また、TEXT関数の詳しい使い方は「TEXT関数で簡単に数字を文字に変えられる」という記事で解説しているので使い方がよく分からない時は参考にしてみて下さい
繰り返しになりますが、文字列を単純に結合するなら「&(アンド)」を使っって結合するのが一番簡単です
多くの文字を結合するなら3つの関数を使い分けるのが最適解
多くの文字列を結合するなら「CONCATENTE(コンカティネート)関数」・「CONCAT(コンカット)関数」・「TEXTJOIN(テキストジョイン)関数」を使い分けることが大切です
なぜなら、各関数の使い方や特徴がそれぞれ違うからです
各関数の使い方について解説していきますがその前に注意点があります
CONCAT関数とTEXTJOIN関数は、Excel 2019以降とOffice 365でしか使えません
また、CONCATENTE関数はCONCAT関数に変わっていく予定なので将来に備えた使い分けをする必要がります
それらを踏まえた上でそれぞれの使い方を見ていきましょう
CONCATENTE関数
今回は列で区切られた住所を結合して一つの住所にすることが目的です
こんな風にいくつもの列に住所が別れている場合などにCONCATENATE関数を使います
対象のセルを「,(カンマ)」で1つずつ指定指定して結合してくれるのが、この関数のポイントです
式は「=CONCATENATE(A5,B5,C5,D5)」で基本的な使い方は「=CONCATENATE(文字列1,文字列2,…)」と言う感じで結合したいセルを選んでいきます
すごく単純な関数なのでコレ以上の説明はいらないですね
CONCAT関数
次にCONCAT関数の使い方について見ていきましょう
CONCAT関数はこんな風にCONCATENATE関数の弱点を克服した進化版の関数です
式は「=CONCAT(A5:D5)」で基本的な使い方は「=CONCAT(テキスト1,テキスト2,…)」なので一見CONCATENATE関数と変わりません
ただ、CONCATENATE関数と違って範囲を選択する場合は「:(コロン)」が使えるようになっています
CONCATENATE関数ではセル一つ一つを「,」で選択する必要があったのですごく楽になっています
使い方はSUM関数と非常に似ていますね
分かりやすいですが、日本語にすると「=CONCAT(A5セル~D5セルの文字列を結合してね)」という意味になります
TEXTJOIN関数
では、最後にTEXTJOIN関数の使い方について見ていきましょう
TEXTJOIN関数は、結合する文字列同士の間に「区切り文字」を設定することができる関数です
区切り文字とは、「-(ハイフン)」や「/(スラッシュ)」といった電話番号・郵便番号・日付などでよく使う記号のことです
今回の目的は、列で区切られた郵便番号を「-」で繋げて郵便番号としておかしくない表示にすることです
設定方法はこんな感じです
ではTEXTJOIN関数の基本的な使い方を見ていましょう「TEXTJOIN(区切り文字,空のセルは無視するか?,テキスト1,テキスト2,…)」
なので、今回の数式を見てみましょう
「=TEXTJOIN(“-“,TRUE,A15,B15)」これを日本語にしてみましょう
「=TEXTJOIN(「-」で区切ってね,空のセルを無視して,A15のセルと,B15のセルも文字列を結合してね)」
という意味になります
この関数はテキスト同士の間に指定された「区切り記号」を設定するので「272-0000」のように見やすい郵便番号に整えて表示してくれるという訳です
また、第2引数(2番めの設定)の「TRUEは空白のセルを無視する」「FALSEは空白のセルを含める」という設定になっています
こんな風に各関数の使い方は色々ありますが基本を押さえておけば簡単です
たくさんの文字列を結合したい時には必要に応じてそれぞれの関数を活用してみましょう
繰り返しになりますが、多くの文字列を結合するなら「CONCATENTE(コンカティネート)関数」・「CONCAT(コンカット)関数」・「TEXTJOIN(テキストジョイン)関数」を使い分けることが大切です
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