今回の記事では
Excelでカレンダーを作ってるけど土日の色をいちいち変えるのがしんどい
自動で土日だけ指定した色に変更する方法って無いの?
カレンダーの祝祭日も自動で色分けしてくれるとすごく助かる
月が変わるたびに色を設定すると手間だし間違いが多くなるからどうにかならない?
こういった疑問に答えます
土日の色を自動で変更する方法のテーマ
①土日の色を変えるならTEXT関数と条件付き書式で解決出来ます
②祝祭日も書式設定と数式を使えば色の変更は自動化可能です
この記事を書いているのはOfficeを約20年間活用しながら
ITを活用したエステの経営マネジメントしている私の経験を基に
「土日の色を自動で変更する方法のテーマ」に関して実体験に基づいて解説しています
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土日の色を変えるならTEXT関数と条件付き書式で解決出来ます
土日の色を自動的に変更するにはTEXT関数と条件付き書式の設定をすれば簡単に色分けすることが出来ます
なぜなら、TEXT関数で自動的に表示した曜日名を元に条件付き書式を設定すれば簡単に実現出来るからです
それでは、実際にどうやって自動的に色分けるのか見ていきましょう
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今回の設定をするとこんな風に自動で土日の色を変えてくれます
では、何も設定していない状態から今回の色分けの方法について見てきましょう
尚、TEXT関数を使った曜日の設定は出来るという前提でお話していきます
もし、TEXTなどの関数を使った曜日設定が分からない場合は、「TEXT関数で曜日を簡単表示」の記事を先に確認して下さい
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まず、「A5~B35までのセル範囲」を選択します
※日付と曜日が含まれる全ての範囲を選択するのが重要です
曜日に合わせて文字色を変更する方法
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「ホームタブ」の「スタイルグループ」にある「条件付き書式」をクリック
一覧から「新しいルール」をクリック
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条件付き書式の設定ダイアログが表示されるので「数式を利用して、書式設定するセルを決定」をクリック
次の数式を満たす場合に値を書式設定のTEXTボックスに下記の数式を入力します
「=TEXT($B5,”aaa”)=”土”」
※入力する時は「F2キー」を押して入力モードに切り替えておくと便利です
「書式」ボタンをクリック
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「フォント」タブの「青」をクリック
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「OK」ボタンをクリック
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「OK」ボタンをクリック
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条件付き書式がちゃんと設定出来ると、自動で土曜日に関わる日付と曜日名を青色にしてくれます
では、ここで重要な点をいくつか整理していきましょう
まず、数式を入力する時に「F2キー」を押す理由は、数式をそのまま入力しようとするとセル参照のモードになっていて上手く入力出来ないからです
直接入力したい時は「F2キー」を押すかセルなどに式を書いてコピペするなど工夫する必要があります
次に設定した数式について見ていきましょう
今回の式は「=TEXT($B5,”aaa”)=”土”」ですね
これは「TEXT関数の結果が「土」だったら」という意味です
ポイントは、「$B5」の部分で複合参照になっていますね
この方法でないと複数の行列の範囲を指定した時に思ったように設定されないので注意して下さい
その理由を図解にしてみましょう
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つまり、B列を固定してそれぞれの行の内容が「土」なのか確認します
複合参照以外だとB列を固定して複数の行を参照することが出来ないのでその他の方法は上手くいかないという訳です
では、次に日曜を赤い文字にする方法を見てみましょう
基本は青い色にした時と同じです
設定する色を赤にするだけなので、要点だけ押さえてみましょう
設定する前に設定範囲を先に選択しておきましょう
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「新規ルール」をクリックします
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数式を「日」に変更した内容で入力してます
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色を赤に設定して「OK」ボタンを押していけば設定完了です
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こんな風にちゃんと色分け出来ればOKです
条件付き書式は、どうしても多くの手順が必要になりますが慣れてしまえば難しくありません
コツは数式をどんな風に設定するかなので、数式や関数の使い方に慣れておくとより活用できるようになりますよ
曜日に合わせて背景色を変更する方法
次は文字色ではなく背景色を変更する方法を見ていきましょう
手順は全く同じで書式設定の時に背景色を設定するのがポイントです
まずは、土曜日から文字色と背景色の設定方法の手順を見ていきましょう
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完成形はこんな感じです
色合いは微妙ですが、背景色+白文字の設定をしてみましょう
背景色の設定は文字色の設定を変更すれば良いので簡単です
(背景色の色は好きな色でOKです)
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書式設定で先に設定してある内容を変更したいので「対象の設定」をクリックして「ルールの編集ボタン」をクリックします
最初から設定したい時は「新規ルールボタン」を押せばOKです
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文字色を「白」に設定します
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「塗りつぶし」の色を設定します
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設定を変えるとちゃんと背景色と文字色が変わりました
日曜も同じ要領なのでチャレンジしてみましょう
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こんな風に色が変わればOKです
TEXT関数と条件付き書式の設定をすれば自動的に曜日を元に色を変えることが出来ます
コツを掴むまで慣れないと思いますが、繰り返し設定してみましょう
繰り返しになりますが、土日の色を自動的に変更するにはTEXT関数と条件付き書式の設定をすれば簡単に色分けすることが出来ます
祝祭日も書式設定と数式を使えば色の変更は自動化可能です
祝祭日がある時の文字色を変更する時は、数式を設定してあげれば簡単に条件付き書式の設定が出来ます
なぜなら、条件付き書式の使い方は基本的に一緒なので設定が正しければ簡単に設定出来てしまうからです
それでは実際に祝祭日の設定方法について見ていきましょう
設定方法は、前半で解説しているのでポイントの部分に絞ってなるべく分かりやすく解説していきます
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まず、完成形はこんな風に祝日の日があれば曜日に関わらず赤色に変えられるようにしてみましょう
祝日については列を追加して直接入力しています
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設定内容は「=$B5<>””」で意味は「B5のセルが空白でなかったら」ということですね
B列は祝日の列なので「空白=祝日では無い」ということになります
かなり単純な方法ですが、思ったよりも簡単に設定できるものなんだなと分かってもらえればOKです
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条件書式の設定はこんな風に3つ設定されれば土日の文字色設定と祝祭日の文字色設定が出来たということになります
思ったよりも簡単で驚きますよね
最後におまけとして曜日を自動で設定する方法を解説します
この方法は実務でもよく使う技なので、なんとなくでも設定方法を知っておくと便利です
祝祭日を自動で表示する方法
まずは、祝祭日の一覧表を別紙に用意します
内容はこんな感じです
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2022年の祝日を一覧表にしてまとめました
シート名は「祝日一覧表」です
続いてさっき用意したカレンダーの祝日の列(B列)に祝日を自動で取得する方法を設定しましょう
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設定内容はこんな感じです
ちょっと複雑そうな関数が設定されていますね
では、関数の内容を解説します
「=IFERROR(VLOOKUP(A5,祝日一覧表!$A$5:$B$20,2,0),””)」
最初にIFERROR(イフエラー)関数についてです
IFERROR関数の基本的な使い方は「=IFERROR(値,エラーの場合の値)」です
今回の設定を日本語にすると「=IFERROR(VLOOKUP関数の結果がエラーだったら,空白を表示してね)」これだけです
今回は必ずVLOOKUP(ブイルックアップ)関数の結果にエラーが表示されます
なぜならほとんどの日は、平日や土日だからです
では、VLOOKUP関数の使い方を見ていきましょう
内容は「VLOOKUP(A5,祝日一覧表!$A$5:$B$20,2,0)」ですね
VLOOKUP関数の基本的な使い方は「VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索方法])」です
今回の式を日本語にすると
「VLOOKUP(A5のセルを検索してね,祝日一覧表シートのA5~B20のセルの範囲内で,2列目の値を表示してね,A5のセルの内容と完全に一致していれば)」といった感じです
ちょっと複雑ですが、慣れてくるととっても使いやすい関数です
ポイントは「祝日一覧表!$A$5:$B$20」の部分で「祝日一覧表!=祝日一覧表シート」という意味です
その中の「$A$5:$B$20」はこの範囲に固定してねという使い方をします
セル範囲は今の所変わらないので絶対参照で固定するというやり方がお決まりです
この動きを図解にしてみましょう
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こんな風に日付を基に一覧表の一番上から順に一致する日付を見つけます
見つかったら指定された列の内容を表示してくる
これがVLOOKUP関数の動きです
祝日の一覧表に無い日付は、全てエラーになるのでIFERROR関数との組合せが必須なんですね
こんな感じで意外と簡単に祝日の表示が自動化出来ちゃいます
曜日の条件付き書式とセットになることが多いので相性が良いとも言えますね
繰り返しになりますが、祝祭日がある時の文字色を変更する時は、数式を設定してあげれば簡単に条件付き書式の設定が出来ます
オススメのExcel関数の解説書 5選
関数を本で学ぶ時は次に上げるものがオススメです
本を購入をオススメしている理由と各本の紹介に関して、下記の記事で詳しく解説しているので合わせて読んでみてください
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