今回は千葉県の富山に登山に行ってきました
千葉の南房総市では以前の台風で大きな被害を受けていてその影響で何年も経っていますが多くの倒木で登山コースが倒木や滑落の危険性から通行止めになっています
登りは福万寺(ふくまんじ)の脇の登山道を登っていく南峰から登って行きました
もう一つの「伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)ルート」は危険なのでしばらくは行けそうに無いです
今回のコースは富山の登山道を登っていき吉井という地区にある「水車公園」で昼食を食べて駐車場まで戻るルートを進みました
また、当日は風が強く所々で寒かったので冬の間は低山の登山でもダウンなどの厚着をするのが正解ですね
富山(南峰, 観音峰)・富山(北峰, 金毘羅峰) / ツルトロさんの富山(南峰, 観音峰)・富山(千葉県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
登山口は福万寺脇の道から
スタートは南房総市が運営してる無料の駐車場からスタートです
実はこの近くに父方の実家があり少し見慣れたような雰囲気がします
また、このあたりは「水仙」が特産品のようで12月~2月辺りまでが見頃のようですね
この駐車場はすごく広くてキャンピングカーやマイクロバスも止まっていたくらい広々としているので富山の登山の時は活用させてもらうのが正解です
ここで南房総市の昔話という看板があったのを見つけたんですが、どうにも南房総市には「大太法師(だいたあほうし)」という巨人の話が残っています
つまり「妖怪のダイダラボッチ」が住んでいたのはこの「南房総市」のようです
以前行った「高宕山(たかごやま)」にも同じような巨人の話が残っていたので元は同じ話なのかもしれませんね
まずは、駐車場を出たら道路を右に向けて進みましょう
ところどころ「白い水仙や黄色い水仙」を見ることができてキレイですよ
しばらく歩くと福万寺の案内と富山への登山ルートの入り口の案内が出てくるので左に曲がりましょう
ちょっと入ったところに「仁王門」があり右側に「手洗い」があるのでトイレを済ませておきたい時は利用させてもらいましょう
頂上には簡易トイレがありますが、それまで無いので気をつけて下さい
「手洗い前」にはたくさんの登山用のストック(竹製)が用意されているので必要に応じて借りて登っていきましょう
この手洗いの正面が富山の登山口になっているので、お墓がありますがその脇の道を進ませてもらいましょう
富山は「南総里見八犬伝」という江戸時代に流行った小説の舞台となっている山です
里見八犬伝は100冊以上の本からなる小説で当時、南房総を支配していた里見家の伏姫というお姫様が「富山」に住んでいたそうです
その伏姫が犬に嫁ぎ(とつぎ)霊的なきっかけで子供を授かったそうです
その子供が八犬士と呼ばれる人々でそれぞれの霊玉を持っていたそう
そして、里見家に降りかかる色々な厄災からお家(いえ)を守るために冒険をしたというお話のようです
その江戸で大流行した話が現代でも色々な形で作品になっています
その舞台が富山という訳ですね
登山道はいまだに台風の爪痕が結構ある
では早速、登山開始です
登山道はこんな感じですが、細い道が整備されているので登りやすくなっています
ただ、登山ルートのあちこちでこんな風に倒木が多くあります
階段状に整備されている登山道にもこんな風に太い幹が重なり合ったりしているので結構歩くのに苦労します
今回は、細めの木はなるべくルートからどけて登る簡易整備登山になりました
それでも登山ルートをこんな風にちゃんと整備してくれている場所もあるのでありがたく登らせてもらいましょう
ただ、道のあちこちで木や岩が邪魔してくるポイントがあるので濡れた地面などを歩いている時は、滑らないように注意して下さいね
最初の分岐ですが右手の方に登っていけばOKです
低山ということもあり、そこまで急なコースではないのでハイキング感覚で登っていけるコースです
分岐から少し進むと一合目の石柱があります
今回は倒れていましたが、こんな石柱や木の柱に合数が書いてあるのでなんだか富士山気分ですね
ひどい場所だとこんな感じで木が横たわっているので怪我をしないように登りましょう
こういうポイントが結構あるので驚きです
4合目まで登ってくると大きな木が横たわっているようなポイントもあるので少し注意が必要です
五合目まで来るともう少しで休憩ポイントです
ちょっとつかれる頃なので一息入れていきましょう
五合目の先は急な階段が続くちょっときつめの登山道になります
七合目まで来ると休憩ポイントとちょっと開けた場所に出ます
もう少し急な道が続いているので休憩しながら登っていきましょう
七合目から先は急な道が続いていてこんな風に一見岩で道が塞がれているポイントもあります
ただ、通ることは出来るので注意しながら進んでいきましょう
ある程度登り切ると「南峰」に到着です
この富山は双耳峰(そうじほう)という山頂が二つあるタイプの山です
茨城県にある「筑波山」も男岩と女岩がある双耳峰ですね
富山の南峰は左手の階段を上がった場所のようなので行ってみましょう
上がった先にはちょっと残念なことになっている社(やしろ)がありました
特に標高などが書かれた標識のなどは無いので「北峰」へ向かいましょう
北峰は展望台などがあるので結構楽しい
北峰側には展望台もあるとのことなので案内版に従って進んでいきましょう
北峰に進む途中でもう一つの「伏姫籠穴ルート」はコースが崩落していて危険なので立ち入り禁止になっています
残念ですが帰りは同じルートで戻るのが鉄則ですね
北峰に向かう途中には天皇家の方がいらした記念に「愛の鐘」などが設置されています
ちょっと鳴らしていきましょうか
北峰までもう少しの場所まで来ると東屋や簡易トイレが用意されています
この場所も分岐ルートになっています
案内に「吉井農村公園」という場所があるとのことなので帰りはそちらの公園まで行って帰りました
「伊予岳」へのルートにもなっているので長時間の二峰登山チャレンジをしてみたい場合はこちらから行けますよ
ここは「里見八犬伝終焉の地」とのことなので聖地巡礼には外せないポイントかもしれませんね
ここまで来ればゴールは間近です
もう少し進んでいきましょう
展望台が見える場所まで来ると「富山山頂入口」の看板が出てくるので大きな鉄塔の脇を通って山頂へ向かいましょう
案内板からちょっと行けば富山山頂です!!
「349.5m」ざっくり350mほど登ってきたということですね
山頂付近には展望台がありますが、老朽化のため5人が限度とのことです
ちょっとドキドキしながら登ってみると海も含め南総の風景を一望できます
今回はルートを変えて公園によって昼食を食べて帰りました
案内に従って降りていくと人家が多い場所に着くのでちょっと驚きますが良いところです
里見八犬伝などに興味があればぜひ富山に登ってみましょう
登山初心者でもちゃんとした「靴と基本的な装備」があれば登れるのでチャレンジしてみて下さいね
最後まで読んでいただきありがとうございます
それではまた、お会いしましょう!!
それじゃあ、また次の山で会おう!!!!
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