今回は、調子が悪くなったHDD搭載パソコンをSSDに無料でコピーする方法についてのお話です。
ちょっとその前に基礎知識ですが、
HDDとは、Hard Disk Drive(ハード・ディスク・ドライブ)の略です。
SSDとは、Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略です。
それぞれを簡単に言うと
HDDは多くの市販PCに搭載されているデータを保存しておくためのパーツです。
円盤上のディスクが内蔵されていて、円盤が回転することでデータの読み書きをします。
HDDは安くてたくさんのデータを保存できることが特徴のパーツですが、反面衝撃に弱いという弱点があります。
一方SSDは比較的新しいタイプのデータを保存しておくためのパーツです。
メモリーというパーツが内蔵されていて、メモリー内に保存されているデータを読み書きすることでデータの保存をします。
HDDよりも情報処理速度が高速で衝撃に強いというのが特徴ですが、反面値段が高い割に容量が少ないという弱点があります。
今回は、仕事で使っているパソコンの動きが極端に遅くなって困っている。
という悩みを受けて、そんな時の特効薬としてHDDをSSDに変更しよう。
というお話です。
それでは、早速本編へ行ってみましょう!!!
目次を使って読みたい項目へ
HDDからSSDに引越し前の準備をしよう
今回のHDDからSSDへの引越方法は、
EaseUS Todo Backup Free 12.0(イーザス・トードゥー・バックアップ・フリー)というフリーソフトを使って引っ越をしていきます。
今回は、フリーソフトを使うので無料で出来ちゃうんです。
まず作業前に引っ越し手順を図解にするので、作業方法と手順を把握しておきましょう。
今回の作業の流れはこんな感じです。
パソコンのデータをまるごとコピーする場合は、SSDをパソコンに接続して無料ソフトを使うことで簡単にできちゃいます。
おまけに今まで以上に快適なパソコンが手に入っちゃうので一石二鳥なんですよ。
ソフトを使った作業の前に準備しておきたい道具があるので必要なものを揃えておきましょう。
道具を準備しよう
①SSD
SSDはこんな感じのパーツです。ノートパソコンを開けたことのある人は知っているかもしれませんが、パっと見はHDDと変わりません。
ハードディスクは、ディスク部分が見えますが、SSDは中身がメモリーになっているので外からは何も見えません。
表に「SSD」と書いてあるので間違うことは少ないかと思います。
重さもHDDと比べるとかなり軽量になっています。
金額は、120GBで¥3,000~¥5,000くらいで購入できて、仕事用であれば、これくらいの容量で十分だと思います。
これくらいの出費でパソコンの処理速度が劇的に早くなるので、ぜひ交換してみましょう。
②マイクロドライバー(精密ドライバー)
パソコンは、普通のネジよりも小さなネジをたくさん使ってパーツを止めています。
それらのネジを外せるように精密ドライバーを用意しておきましょう。
よくわからない場合は、精密ドライバーセットというものが¥2,000~¥4,000くらいで販売されているので1セット購入しておくと、機械系の修理などに使えたりするので便利です。
③外付け用のケース(2.5インチHDDケース)
最後に外付け用のSSDケースです。
写真はHDD用となっていますが、SSDも大きさは基本的にHDDと同じでインターフェース(接続部分)もSATA(サタ)タイプがほとんどなので問題なく使えます。
価格は、¥1,680なので財布にも優しいと思います。
今回必要なものは、これでOKです。
①HDDには2.5インチ(ノートPC用)と3.5インチ(デスクトップPC用)の2種類があります。
②今回はノートPCなので2.5インチの小さいタイプの外付け用ケースを紹介しているので、購入の時は注意して下さい。
③インターフェース(差込口)はシリアルATA(SATA(サタ))というタイプになります。
すごく古いPCの場合は差込口が違う場合もあるので注意して下さい。
道具が揃ったら、作業内容をちょっと整理してみましょう。
- 調子の悪いパソコンにバックアップ用のフリーソフトをダウンロード
- 購入したSSDをケースに入れてパソコンに接続
- バックアップが完了したら、調子の悪いHDDを取り外してSSDを取り付ける
- SSDを搭載出来たパソコンを起動して無事動けば作業完了
この流れを抑えて早速作業を開始しましょう!!
EaseUS Todo Backupをインストールしよう
まずは、EaseUS Todo Backup(イーザス・トゥードゥー・バックアップ)というソフトを公式サイトからダウンロードしておきましょう。
①公式サイトの【無料ダウンロード】ボタンをクリックしましょう
②ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックすると、セットアップ用のダアログが表示されるので【OK】ボタンをクリックします
③【次へ】ボタンをクリックします
④【同意】ボタンをクリックします
⑤【次へ】ボタンをクリックします
⑥【次へ】ボタンをクリックします
⑦【次へ】ボタンをクリックします
⑧【完了】ボタンをクリックします
⑨有料版の購入を促すダイアログが表示されるので、【後で】ボタンをクリックしましょう
これでインストールは完了しました。めっちゃ簡単ですね。
次はいよいよHDDの内容をまるごとSSDにコピーしていきましょう。
HDDをまるごとSSDにコピーしよう
作業前に1つだけ準備をしておきましょう。
まず、コピー先になるSSDを予めパソコンに接続しておきましょう。
これでHDD→SSDへのコピー準備が出来ます。
準備ができたら、早速コピー作業をしていきましょう。
①【クローン】ボタンをクリックしましょう
②「ハードディスク0」のチェックボックをクリックしたら、【次へ】ボタンをクリックしましょう
③「ハードディスク1」のチェックボックをクリックしたら、【高度なオプション】ボタンをクリックしましょう。
ハードディスク0はPCの中のHDDのことで、ハードディスク1は外付けのSSDのことです。
外付け(そとづけ)とは、USB接続されたSSD(HDD)の状態のことを言います
④「SSDに最適化」のチェックボックをクリックして【OK】ボタンをクリックしましょう
⑤【次へ】ボタンをクリックしましょう
⑥【実行】ボタンをクリックしましょう
⑦しばらく待つとコピーが完了するので【完了】ボタンをクリックしましょう
コピー(クローン作成)には、多少時間が掛かります。
パソコンのスペックや状態によって処理速度が変わるので、飲み物でも飲んで気長に待ちましょう
これでコピー(クローンの作成)は完了です。
あとは、HDDとSSDを入れ替えて再起動してみましょう。
問題なくWindowsが起動すれば、無事HDD→SSDへの乗り換えが完了です。
まとめ
さて、今回のHDD→SSDへのデータコピーの方法は以上です。
今回は仕事用のパソコンを修理しましたが、仕事に使うパソコンに掛けられるお金は限られてきますよね。
もちろん。IT企業で働かれている方であればかなりの額を掛けたとしても、その価値はあると思います。
でも、世の中そういった業種の企業は限らてきますよね。
でも、PCやスマホは今や手放せないツールであり、パソコンの処理速度は死活問題になりかねません。
本来は、メモリの増加やいらないデータの削除などをして対応するのが一番なんですが、それでもカバーしきれない問題が出てきます。
そんな時は思い切ってSSDに乗り換えましょう。
爆速(ばくそく)と表現されるくらいHDDとSSDでは処理速度に大きく影響してくるので、最近パソコンが遅いけど買い換えるかどうか迷ってる。
それでも、どうにかしたいと思ったら、ぜひ試してみてくださいね。
それでは、良いパソコンライフを!!! 次回、またお会いしましょう。
それじゃあ、バイバイ!!!
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