今回は、OSとOfficeのサポート期限についての話です。
まず、基本的な用語の整理をしてみましょう。
OS(オーエス)とは、オペレーティング・システムの略語で簡単に言うとパソコンを使えるようにしてくれているシステムのことです。
WindowsもOSと呼ばれるソフトの1つです。
Officeとは、Excel・Word・PowerPoint・Accessなどのソフトをまとめたシリーズの名称のことです。
OSやOfficeのサポートとは、各ソフトを最新の状態に保ってソフトの不具合の修正・コンピュータウィルスへの対応などを行ってくれる期間のことです。
今回は、そんなOS・Officeのサポートの重要性についてお話していきます。
それでは、本編へ行ってみましょう!!!
目次を使って読みたい項目へ
Windowsのサポート期間って何?
Windowsには、サポート期間というものが設定されています。
2020年度時点では、最新のOSは【Windows10】です。
Windows10のサポート期間は、2020年10月13日となっています。
OSのバージョン | 販売年数 | メインストリームサポート | 延長サポート |
Windows 10 | 2015年 | 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
Windows 8.1 | 2013年 | 2018年1月9日 | 2023年1月11日 |
Windows 8 | 2012年 | 対象外 | 対象外 |
Windows 7 | 2009年 | 2015年1月13日 | 2020年1月14日 |
Windows Vista | 2007年 | 2012年4月10日 | 2017年4月11日 |
WindowsXP | 2001年 | 2009年4月14日 | 2014年4月8日 |
但し、Windows10は今までのOSとは全くと言っていいほど違う性質をもっているので、Windows8.1を参考にサポート期間について見ていきましょう。
まず、サポート期間というのは何でしょう?
サポートっていうくらいだから、電話して使い方を教えてくれる期間のようにも見えますが、このサポート期間とはOSを最新の状態に保ってくれる期間のことを言います。
最新の状態には、実は2種類あって1つ目は「メインストリームサポート」2つ目は「延長サポート」です。
「メインストリーム」の方は、新機能の追加や仕様の変更・セキュリティー情報の更新など、色々な修正や改善をしてくれるサポートです。
一方「延長」の方は、セキュリティー情報の更新のみサポートしてくれる期間のことを言います。
つまり、画面の見栄えが変わったり、使い方が変更になったりする期間を「メインストリームサポート」と言いセキュリティーの更新のみの期間を「延長サポート」と言います。
基本的には、OSが販売サれてから5年間がメインストリームの期間でその後5年間が延長サポートの期間となっています。
つまり、今Windows8.1を使っている人は最長でも2023年1月11日以降は使い続けない方が良いということです。
サポートが切れたOSを使い続けるとどうなるの?
サポート切れのOSを使い続けるとどうなるんでしょうか?
答えは、コンピュータウィルス等によって使えなくなるか個人情報の漏洩(ろうえい)の原因になります。
その他にもハッキングを受けやすくなったり、コンピューターウィルスを撒き散らす元凶になることだって考えられます。
要は、非常に危険な状態になるということですね。
でも、ウイルス対策ソフトも入れてるし問題ないでしょ。
なんて思ってませんか?
確かにウイルス対策ソフトを入れていれば安全そうに思えますが、ウイルス対策ソフトさえあれば全て防げるという訳では無いんです。
では、どうすれば良いんでしょうか?
答えは一つです。
この際Windows10にアップグレードしましょう。
アップグレードとは要するにWindows10に乗り換えることです。
コレが一番安全な方法なのでサポートが切れる前にOSも最新のものに切り替えるようにしましょう。
Windows10って永久に使えるの?
実はWindows10は半永久的に使うことが出来るんです。
つまり、1回購入すれば無料で使い続けることが出来るということです。
現時点では、Windowsシリーズの買い替えはコレで最後になるんじゃないか? と言われています。
冒頭の表でもあった通り歴代のWindowsには、サポート期間という寿命がありました。
「WindowsXP」のような超人気OSは別としてその寿命は約10年ほどです。
ところが、Windows10には実質サポート期限がありません。
「は? 何言ってんの? 表に2025年には終わるって書いてあるじゃん」
そう思われるかも知れませんが、実はあることをキチンとすることでサポートを半永久的に受けることが出来るんです。
その「あること」とは、年2回ある大型のアップデートを行うこと
これだけです。
アップデートとは、簡単に言うとWindowsの更新をすることです。
昔からアップデートは行われているので何をいまさらと思われる方もいると思いますが、実はWindows10からは年に2回大型のアップデートを受け入れてくれれば永久に使えるようになっちゃうよ。というルールに変更になりました。
無料でいつまでも使い続けることが出来るんならラッキーですが、実はパソコンによっては強制的にサポートの対象外にされたり、アップデートの影響で使えないソフトやプリンターなどの機械が出てくる危険性もあります。
ただ、それは今までも起こってきたことなのでそこまで恐がるデメリットでは無いと私は考えています。
それよりも、サポート切れのOSを使い続けることの方がよっぽど恐いので最新の状態に保つようにしましょう。
Officeにもサポート期限があるって知ってる?
Windowsといえば、多くのパソコンにセットでインストールされているソフトがあります。
それが、Office(オフィス)シリーズと呼ばれるソフト達です。
要はパソコンを買うとWordやExcelが最初から使えますよね。
これらのソフトのグループ名がOfficeです。
このOfficeにもOSと同じようにバージョンやサポート期限があります。
では、今まで発売されてきたシリーズとそのサポート期限について見てみましょう。
Officeのバージョン | 販売年数 | メインストリームサポート | 延長サポート |
Office2019 | 2019年 | 2023年後半 | 2025年後半 |
Office2016 | 2015年 | 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
Office2013 | 2013年 | 2018年4月10日 | 2023年4月11日 |
Office2010 | 2010年 | 2015年10月13日 | 2020年10月13日 |
Office2007 | 2007年 | 2012年10月9日 | 2017年10月10日 |
Office2003 | 2003年 | 2009年4月14日 | 2014年4月8日 |
OSと同じくメインストリームサポートと延長サポートの期限がだんだんと近づいています。
尚、メインストリームサポートと延長サポートの期限や内容は基本的にOSと同じです。
つまり、OS同様古いOfficeを使い続けるとウィルスの感染やプログラムの不具合が発生する可能性があるので、使用をやめて新しいOfficeに乗り換える必要があるということですね。
Officeのサポートが切れたらどうすりゃいいの?
2020年時点で最新版の「Office2019」ですが、よく見ると延長サポートでも2025年までですよね。
そうなんです。もう次の期限が迫っています。
OSとOfficeは基本的に一心同体なんですよ。
カンの良い方は分かるかも知れませんが、Windows10が半永久的に使えるとするとOffice2019も半永久的に使えるんじゃないかと思いますよね。
実は、Office2019はサポートが終われば使えないんです。
現在は未発表ですが、次のOfficeの販売は決まっているそうです。
なので、通常はサポート切れになる前に買い換えれば良いということになります。
ただ、Officeには「Office365」というサブスクリプション型のソフトが存在します。
これは、私の考えですが遠くない将来Officeはこのサブスク型のみの販売に移行する可能性があると考えています。
ちなみにサブスクリプションとは簡単に言うと、一定のお金を毎回支払うことで最新のソフト等を利用することが出来る購入方法のことです。
根拠は、IT関連や自動車など今まで多額のお金を生んできた業界がサブスク方式へと移行しているからです。
これは、世界的にもモノは所有するものでは無く必要な時に必要な物を借りて使うということが主流になっているんでしょう。
じゃあ、次のOfficeを購入する時は、今まで通りの「買い切り型」か「サブスク型」どっちを購入すれば良いか迷いますよね。
《1つの基準がどれだけパソコンを使かうのか?》です。
結論から言うと
パソコン2台までなら「買い切り型(今まで通り)」がオススメです。
パソコン2台以上でスマホやタブレットついでにMacでも使いたいなんていう私のようなマニアックな人は「サブスク型」がオススメです。
それぞれメリット・デメリットがあり
「買い切り型」の特徴は、料金が1回のみ発生してサポートが切れれば新しいソフトを購入する必要がある
「サブスク型」の特徴は、使い続ける限り料金が発生するが、常に最新のソフトを期限を気にせず使える
この特徴を基に自分に合った方を購入しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、WindowsとOfficeのサポートの意味や危険性についてのお話でした。
Windows10からはOSのルールが大きく変わったのとOfficeも時代とともに色々な変更がされています。
ITの世界は、進歩のスピードがものすごく早い世界です。
最近の10年を見ても日々の暮らしをガラッと変えるほどの影響力があります。
そんな風に言うと置いてかれそうですが、サポート切れが起こって最新の状態に保てないと危ないんだよ。
ということを忘れずにサポート切れのソフトを使い続け無いことを守っておけばOKです。
お金がかかるからと言って、くれぐれも古いOSやOfficeを使い続けないように気をつけてくださいね。
それでは、今回はココまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、次回またお会いしましょう。 まったね~~~~~!!!!
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