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子の権現(ねのごんげん)~伊豆ヶ岳(いずがだけ)のヤマノススメ巡礼往復登山

今回は、埼玉県の飯能市(はんのうし)にある「子の権現~伊豆ヶ岳までの往復コース」に挑戦してきました

子の権現はアニメヤマノススメで出てきた飯能アルプスの最終ポイントです

前回は、天覚山~大高山まで縦走し下山していたので念願の「子の権現」からその先の「高畑山」までの飯能アルプスを通過して2回目の伊豆ヶ岳までのコースです

個人的には往復で6.5時間以上掛かる山道は結構足にくるので筋肉痛になるんですが、飯能アルプスはすごく登りがいがあってめちゃくちゃ面白かったです

とはいえ、正直帰りは「いつ駐車場に戻れるんだろう?」なんて考えながら往復していたんですが、本当にいい運動になるのでそいういう意味で登山はやめられません

子の権現~伊豆ヶ岳_ヤマノススメ巡礼 6時間超え飯能アルプス / ツルトロさんの中ノ沢ノ頭(イモグナの頭)子ノ山伊豆ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

出発は「子の権現天龍寺駐車場」から

今回の出発地点は、子の権現の駐車場からですが正確には「子の権現天龍寺駐車場」という場所です

子の権現には地図上に2箇所の駐車場が表示されますが、奥側の駐車場は一般の人は駐車出来ないようになっているので入り口近くの子の権現天龍寺駐車場を利用するのが正解です

駐車場までは、山道が続くのでガソリンが少なくなっている場合は先に入れておいた方が正解です

参拝者用の駐車場になっていますが、無料で利用でき結構広い駐車場なのでそれなりの数の車が駐車出来ますよ

駐車スペースは特に線も引いていないので自由に停められますが、大体30~40台くらいは停められるんじゃないでしょうか

駐車場からの眺めもいいので子の権現まで遊びに行くだけでも結構楽しいと思いますよ

まずは、駐車場から子の権現に向かって行きましょう

駐車場から少し歩けば到着します

子の権現には色々と見どころがあり、登山の出発地点としてはすごくいい場所です

道を進んでいくとまず目にとまるのは「子の権現の二本杉」という埼玉県が指定した天然記念物の木で1本は折れてしまっていますが、もう1本はすごく太くて立派な木です

また、うどんやそばなどを出してくれる「子の権現茶屋」や「トイレ」・「阿字山(あじやま)」からの景色を楽しむことも出来ます

阿字山は、子の権現の入り口にあってちょっと丘を登ればすぐの場所が山頂です

ただ、山頂標識が無いので山頂という感じがしないんですが、東屋もあるし景色が結構良いので意外と登りがいがあるんですよ

登るといっても駐車場から少し歩くだけなのでサクッと頭頂出来ちゃいます

この東屋は、ちょっと珍しく中央で焚き火が出来るようなスペースがありました

炭になっていた木材が置いてあったので冬の間などは、暖を取ることも出来るんじゃないかと思います

もちろん、無許可で勝手には出来ませんが、山の中の東屋は色々見てきましたがこんな風になっているのは珍しいですね

また、ココからの眺めも結構いい感じなので見に行ってもらいたいスポットです

子の権現には、「茶屋・自動販売機・トイレ」が門の手前にあるんですが、ココで一番重要なのは「トイレを済ませておくこと」です

この先の山道には、基本的にトイレが無いので私のように伊豆ヶ岳方面に行く場合は、必ず用を済ませておきましょう

但し、ここのトイレは男女兼用なのとボットン式のトイレなのでちょっと抵抗があるかもしれません

(女性は特に使いづらいような気がします)

ただ、「貯水タンク式の手洗い場とトイレットペーパーの用意」があるので、そこはすごくありがたいです

茶屋のエリアを過ぎて門を超えると「仁王像」が待ち構えています

子の権現は正確には「子ノ権現天龍寺(ねのごんげんてんりゅうじ)」というお寺さんがある場所で、山道を登ってくる割にはすごく立派な門や仁王像・大きなわらじのオブジェがあります

こんなに山奥なのに一体どうやって、ここまで立派な建物などを作ったのか私には想像が出来ないくらいでしたが、きっと資材を運び込んで何人もの人との手によって作られたんだろうなと思いました

境内に入っていくと「本坊」という住職さんが住まわれている場所にたどり着きます

この場所では護摩供(ごまく)といういわゆる護摩焚きをしてくれます

特に子の権現は足腰の守護で有名な場所なので登山者からすると聖地のようなお寺ですね

また、檀家(だんか)さんからはお金をもらっていない形をとっているので、訪れた方のお参りなどの収入で運営されているそうです

この本坊の右側になる坂を登っていけば、本命の「金属製の大きなぞうり」がどんと待ち構えています

その隣には、夫婦下駄という大きな下駄もあるなど、面白いオブジェがたくさんあって見に行くだけでも楽しいお寺さんです

境内はどこもキレイに整理や掃除がされていてすごく過ごしやすく、また来てみたいと思わせてくれます

ちなみにサイズ感はこんな感じです

めっちゃ大きくてびっくりしますよ

本当は、もっと子の権現を紹介したいんですが、長くなってしまうのでそろそろ登山に出発しましょう

まず向かうのは「白い手」というポイントで名前の通りのオブジェを見に行って登山開始です

白い手から高畑山へ飯能アルプスを満喫しよう

子の権現を散策したら、次は「白い手」というオブジェを目指しましょう

白い手の場所は、子の権現を出発してすぐそばにあります

まずは、境内を駐車場と反対方向に向かって歩いていきましょう

写真だとちょっと分かりづらいですが、左手に下りていく道が続いています

登山道は右手方向ですが、ちょっと下って見に行ってみましょう

坂道を下りきると大きな白い両手があります

なんでもこの両手は、山の麓(やまのふもと)にあるアトリエの芸術家の方が2008年に奉納(ほうのう)されたそうです

このオブジェに関しては「出合った人が思い思いに解釈してほしい」と住職さんがおっしゃっていたそうです

私も箱根にある「彫刻の森美術館」に行ったことがありますが、基本的には自分の感性で見るのが良いようです

例えば、私の場合は「ケガやトラブル無く安全な登山を楽しめるようなお守り」なんじゃないかな? と勝手に解釈してみました

白い手も見られたので早速登山に出発です

白い手への道を登って戻り、道なりに少し進むと分岐点にぶつかります

この場所を左に進みましょう

「天目指峠(あまめざすとうげ)・伊豆ヶ岳」方面と「竹寺(たけでら)」方面の案内がありますが、右手方面の天目指峠に向かって登りましょう

写真右はちょっと急ですが、竹寺方面に少し行って折り返して登っていった方が緩やかですよ

登りきると「愛宕山(あたごやま)」という小さな祠(ほこら)に到着して2つ目の山の頭頂成功です 笑

この先の道は、飯能アルプスという名前の通り低山ですが、結構急な道が続いているのですごく登りがいがあります

ここからが本番なので頑張って進んでいきましょう

こんな風に木の根っこや岩・急な登りや落ち葉で滑りやすいポイントなどもあるので注意しながら進みましょう

しばらく進んでいくと、この地域の特徴が書かれています

なんでも、このあたりの「ヒノキや杉」は西川材と呼ばれ遠く江戸城の建設にも使われていたと言われているそうで、川を下って江戸まで4~5日掛かって運んでいたのだとか

今ではトラックなどで運べば2~3時間くらいで運んでしまうので技術の進歩は本当に素晴らしいですね

今でもこのあたりは、林業が盛んなようなので代々引き継がれているんですね

今回のルートは「関東ふれあいの道」というすごく長いルートにあって整備されています

こんな風に道の途中のいくつかの場所でベンチが用意してくれているので、ありがたく使わせてもらいながらマイペースに進んでいきましょう

しばらく歩くと、天目指峠への案内が出てくるので案内通り右側に進みましょう

分岐点からしばらく進むと、「天目指峠 休憩舎(きゅうけいしゃ)」という東屋が出てきます

結構ハードな道のりなので疲れていたらゆっくりさせてもらいましょう

それにしても「天目指峠(あまめざすとうげ)」なんてめっちゃカッコいい名前ですよね

いまだに中二病な私にはどストレートな名前です 笑

まぁ、だからといって何かあるものでは無いようなので車にだけは注意して進んでいきましょう

一度、舗装道まで下りてきたら今度は伊予ヶ岳方面に進んでいきましょう

ココからも結構急な所が多いのでマイペースを守りながら登っていきましょう

この峠では面白い伝説があって昔ここには「龍神」を祀って(まつって)いたんですが、その正体は「うなぎ」だったそうです

ただ、そのうなぎを食べてしまった人がいてそれにブチギレた龍神様は、暴風と山崩れを起こし集落ごと押し流してしまったそうです

う~ん、うなぎって恐ろしいですね

私もたまにいただきますが、伝説は別にして命に感謝してありがたく残さずにいただくのが最低限の礼儀ですね

今回の道は所々案内があるのでまず迷うことは無いです

ただ、作業用の林道があるのでたまに間違えることもありますが、登山道用のピンクのリボンを目印にしたり、YAMAPなどのアプリを使っていればまず道迷いはしなくて済みますよ

この先も、まだまだこんな感じで結構急な登山道が続きます

途中途中で山道に迷わないようにロープが張ってあったり、登りを補助するためのロープを張ってくれているので活用させてもらいましょう

しばらく進むと「中ノ沢頭(なかのさわのあたま)別名:イモグナのあたま」と伊豆ヶ岳への直行ルートに別れます

中ノ沢頭に行っても同じ道に合流しますが、どっちのルートも少し険しくなっているので好きな方を進みましょう

私は、写真左の中ノ沢の頭に登るルートで進みました

中ノ沢ノ頭に到着です

「標高は622m」で展望や休憩スポットは無いですが、山頂標識があって面白い場所です

中ノ沢ノ頭からしばらく進むと結構急な場所に到着します

このあたりは、道の一部が雨の流れの影響で滑りやすくなっているので滑らないように注意して登っていきましょう

登り切ると、現在進行系で鉄塔の設置現場を通過することになります

このあたりはすごく開けていますが、伐採と同時に植林もしていました

自然あっての人間の生活なのでその辺りもすごくよく考えらいますね

こういうあまり人が来ない場所での工事が生活を支えてくれてくれているので、感謝しないといけないですね

工事現場からしばらく進むと「高畑山(たかはたやま)」に到着です

標高は695mで今回のルートの半分といったところでしょうか

これで飯能アルプスは進みきりましたが、続けて伊豆ヶ岳まで足を伸ばします

結構長い距離を歩いているので適度に休憩を取って先に進んできましょう

目指す伊豆ヶ岳までぐんぐん進もう

第一目標の高畑山まできたら、次に目指すのは伊豆ヶ岳です

伊豆ヶ岳には別ルートで一度登ったことがあるんですが、今回はソロ登山なので足を伸ばしてもう一度伊豆ヶ岳まで行ってみましょう

ただ、「岳」と名前がつく山は結構キツイ登りが続くので行くかどうかは自分の体力に合わせて決めましょう

ちなみに、高畑山の山頂はこんな感じで結構広くなっていて休憩するベンチもたくさん用意してくれています

ココで往復するにしても、更に先に進むにしても休憩するのにちょうどいいので一息入れるには最高の場所ですよ

伊豆ヶ岳まではまだ距離があるんですが、途中の道はこんな感じで結構急です

どんどん登っていく感じなので気を引き締めて進んでいきましょう

登り切るとこんな感じの道が続いていて、落ち葉の量がここからかなり増えてきます

紅葉シーズンだと結構キレイみたいなんですが、ちょうど全ての木から葉が落ちているようで紅葉は見られなかったですね

急な坂道の上に大量の葉っぱが敷き詰められていて滑りやすいので注意して下さい

登山道を登ってくると古御岳(こみたけ)という標高830mの山頂に到着です

ココも岳という名前が付くので結構急な場所ですよ

このあたりでは、平日にも関わらず5人位とすれ違ったので結構人気があるようです

また、ベンチや東屋もあるので何人かの人が休まれていました

顔の表情が硬いのは周りの人に緊張していた影響です

こんな風に結構広くなっているし、反対側には東屋があるので休憩にはベストな場所ですね

この先の伊豆ヶ岳はこういう場所が無いので、子の権現方面に向かう時にはココで休憩をとるのが正解ですね

しばらく歩くと、こんな感じで急な登りがあります

ココまでくれば伊豆ヶ岳はもう少しなので、頑張って登っていきましょう

ただ、結構急なので気を付けて登りましょうね

いよいよ、伊豆ヶ岳に到着です

標高は851mでこのあたりだと一番高い山じゃないでしょうか

2回目なのでなつかしく、よくよく見ると子の権現とキレイに書いてあるのに当時は気付きませんでした

大変でしたがココまで来ると達成感がありますね

あとは、同じルートを下るだけですが、下りも結構大変だったのでココまで来る時は帰りの分も含めて自分の体力と相談してルートを決めましょうね

これはおまけですが、帰りに子の権現のお茶屋さんの自販機で飲み物を買ったら近くに三毛猫が2匹いました

すごく人馴れしていましたが、猫用のエサは持っていなかったので手に何も持っていないよとアピールしたら猫パンチを食らってしまいました

「え~い!!! 何にも持ってないのに持ってるようなフリするんじゃねぇ~~!!!!」って感じでしょうか 笑

ちなみに平日の昼間に戻ってきたんですが、お店はやっていなかったですね

人も結構いたんですが、茶屋なので土日だけ営業しているのだと思います

ちょっと残念でしたが、コレばっかりは仕方がないですね

これも、すっごく個人的なことなんですが、足腰の神社で子の年などに縁(ゆかり)があると聞きネズミ年の私と何か縁(えん)を感じるお寺だなと感じる登山でした

最後まで読んでいただきありがとうございます

これからも色々な場所に登山に行きたいと思います

今回は、聖地巡礼登山でしたが飯能市は素晴らしいところですね

それでは、次回の登山でまた会おう!!! それまで元気でな!!!! バイバイ

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