今回は千葉県の鋸南町(きょなんまち)にある鋸山にハイキングに行ってきました
鋸山は山の形が鋸の刃(ノコギリのは)のように見えることからその名前が付いたと言われる山です
江戸時代から房州石(ぼうしゅういし)・金谷石(かなやいし)の名前で建築用の石材として砕石されていた歴史があります
今回は場所が千葉県内ということもあり気軽に往復することが出来ました
実は私の父方の実家が近いこともあり、昔から知っていた山でしたがハイキングで登るのは今回が初めてです
現地までは車で1時間ほどということもあり、あっという間に到着です
東京からも近い場所にあるので関東に住んでいる方ならアクセスし易い山と言えると思います
平日の夜間から行動できればアクセスは最高
今回は親も登山がしたいとのことだったので、複数人での登山ということになりました
選んだルートは麓(ふもと)から頂上までの登山ルートを選択
予定では往復4時間の山歩きルートです
鋸山 / ツルトロさんの鋸山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ただ、色々なトラブルが有り結局全工程で6時間以上掛かってしまいました
主な原因は親の体力が無く休み休み登ったこと、ルートの途中でスニーカーの底が剥がれまともに歩けなくなったことです
おそらく私ひとりだったら、往復4時間での登山は問題無かったと思いますがこのあたりは集団行動になるので、仕方がないところかもしれません
これも親孝行? と思って行動するしか無いですね 笑
今回の目的地である鋸山は、観光化された山なので土日で登山をすることは避け平日の夜中に行動することにしていました
この選択はやっぱり当たりです
帰りに分かりましたが、平日にも関わらずロープウェイ乗り場には観光客のバスなどが多かったので選択は正解でした
ただ、登山ルートは人気が少なかったので登山目的なら麓から登山ルートを選択しておけば人混みに巻き込まれることは無さそうです
今回は夜のうちに移動して夜釣りを楽しんでから登山に向かう予定です
千葉は海に囲まれ、内陸は低山になっているような作りの場所が多いので今回のように「海釣り+ハイキング」のようにアウトドアを楽しみたいなら最適の場所です
ただ、釣りのポイントとハイキングの計画を立てておかないと車移動の場合、余計な時間が掛かってしまうので計画が大事だと思います
ちなみに釣果は「ちょい投釣りでハゼが3匹」でした
もう少し釣り方やタイミングを変えれば釣果があったかも知れません 笑
夏の夜釣りは比較的に涼しいですが、釣具+明かりは必須なので十分な装備を整えてからチャレンジするのがオススメです
今回は登山装備があったので問題ありませんでしたが準備9割ですね
朝になったら駅前からいざ登山開始!!
夜釣りが終わったらいざ登山開始です
今回は浜金谷(はまかなや)駅前から登山道に向かって行くルートです
大体のルートはこんな感じです
この地図で言うところの「鋸山登山家コース」を辿りました
無人駅がスタート地点なので最初は街並みを眺めながら登山口を目指します
鋸山は観光名所だけあっていくつかの場所に案内板を設置してくれているので迷うことはありませんでした
看板に従って歩けば入り口まで案内してくれるようになっています
もし、途中で道が分からなくなっても観光案内所が駅近くにあるので迷わなくて済みます
このあたりは町中なので、もし忘れ物などがあれば買い物をしていくのもありです
登山道は思っているよりも険しいので水分や行動食があると安全で元気に登っていけますよ
実はこのあたり、サワガニがたくさんいます
海が近いこともあるのか昔から房州にはサワガニが当たり前にいます
たくさんいるので川を覗いてみると面白いですよ
そのまま道順を進んで行くと線路の下をくぐることになります
ちょっとドキドキしますが、本数が少ないので電車の通るタイミングとはなかなか合わないでしょう
ちょっと冒険気分です
先に少し進むといよいよルートの分岐点です
今回選んだルートは真ん中の登山ルートなので一番急ですね 笑
こんな風に入り口からして意外とハードそうなのでちょっと不安ですね
ちょっと気合を入れ直していざ登山へ出発です
途中までは整備された階段でしたが登るに連れてだんだんと山肌が現れ、なかなか歩くのが大変になってきます
ただ、途中途中に休憩出来る椅子などが用意されているのは日頃整備して下さる方がいる証拠ですね
ありがたく一休みしていきましょう
更に登っていくと途中で手洗いがあるので用を済ませておくのが正解です
この先登山ルートでは手洗いが基本的に無いので必要に応じて利用させてもらいましょう
ちなみに、この手洗いすごく綺麗です
ちゃんと掃除が行き届いていて清潔感があるので女性でも気持ちよく利用出来ます
こういった施設までキレイにしてもらえるのはすごくありがたいですね
だんだんと石切り場としての姿を表す鋸山
ここまで登ってくるとおよそ全体の「4分の1」と言ったあたりでしょうか
だんだんと石切場として利用されてきた姿が見えてきます
こんな風に今は使われていない苔むした古い階段を見ることも出来ます
昔の人はこういった急で登りにくい階段を使いながら一生懸命働いていたんだなと思うと、現代がどれだけ恵まれているか実感出来ます
更に登っていくと石切り場跡が見えてきます
ちょうどロープウェイの頂上付近でしょうか
人の手だけで採掘された大きな跡を見ると石一つ持ち出すのにもすごく大変だったんだろうな
と思えてくるのと同時に人間の開拓力というのもバカに出来ないなと感じます
山の中腹あたりまで来ると、どうやって切り開いていったのか分からないレベルの採掘跡を目にすることが出来ます
キレイに四角く切り出しながら少しずつ砕石していったのでしょうが、これだけ切り出すのにどれだけの月日が掛かっているのか想像するだけで気が遠くなりそうです
切り出し場を少し進むと鯉や小さな魚が放された池やちょっとした迷路のような場所にたどり着きます
いわゆるアドベンチャーパークのように冒険心をくすぐってくれるような作りの場所でちょっと迷いそうになりますが、これはこれで面白いスペースが用意されていました
ここまで来れば見晴台までもう少しです
ただ、ここから先は結構急な階段を100段くらい登っていく必要が有るので要注意です
頂上まで4分の3ほどの場所なのでここは覚悟して一気に登っていきましょう
頑張ってのぼり切ると圧巻の見晴台が姿を表します
ほぼ360°周りが見渡せてすごくいい景色でした
昔からそうですが千葉の房州半島エリアは山と海の間に人が住み着いて出来た地域です
まさに自然に囲まれ自然の恵みに生かされているエリアだなと改めて思いました
最後は気合でいざ山頂へ
いよいよ山頂まであと少しです
展望台で少し休んだらもう一度歩き出しましょう
ちょっと頑張ればすぐに山頂に到着できるのでもうひと踏ん張り
登ったり下ったりを繰り返しいよいよ目的地へ
頑張ったかいもありようやく山頂にたどり着きました
道のりは長くここまでで4時間ほど掛かってしまいました
まあ、ゆっくり上がりながら休み休み上がってきたのでこんなものでしょう
思ったより山頂は見るところが無かったので意外とあっさり下山開始です 笑
本来今回のハイキングルートでは、ほぼ来た道を戻り途中で少し違うルートをとるはずでしたが思わぬ事件が発生します
なんと、親が履いていた靴の底が両方ともごっそり剥がれたんです!!!
原因はしばらく履いていなかったスニーカーだったらしく、たった1日で靴が崩れるほど古かったのだとか
ちなみに私は新しい登山用の靴だったので快適でしたが、このままでは歩くことも出来なくなりました
そこで思いついたのがファーストエイドに入っていた包帯です
こんな感じ? で両方のスニーカーの靴と靴底を固定しました
いや、初めてファーストエイドが役にたちました
でも、私の最初の包帯巻が壊れたスニーカーの固定とは……。
私がいなかったらどうしていたんでしょう? 靴は登山の三種の神器だと教えてあったのにこのザマです
登山をする時は古いスニーカーは絶対に履かないのが正解です
そんなこともあり、帰りはルートを変更してローウェイで帰宅です
帰りのルートには日本一大きな仏像があり、近くで見ると壮観でした
本来は観光ルートを避ける予定だったので思わぬ土産話になりました
お陰で下山するのに更に2時間が必要だったので合計6時間のハイキングになってしまいました
今回の経験を通して思ったことは、登山コースは急な道を歩くことが中心なので
基礎体力が落ちている場合は、少し運動習慣をつけてから登るのがベストかなと思いました
また、ファーストエイドは持っていきましょう
使わないに越したことはありませんが、いざ何かのトラブルがあった時に役立つので1人1セットは必携です
色々とラブルはありましたが、無事山頂まで上りきれたことはいい体験になりました
結構面白いところなのでぜひ、一度は行ってみて下さい
それではまた次回お会いしましょう
それじゅあ、またな!!!!!
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