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「小町山」小野小町ゆかりの地で巡る周遊コース

今回は、茨城県の土浦市にある小町山(こまちやま)の登山に挑戦してきました

山の名前でも分かるようにこの土地は、平安時代前期の女流歌人で、美女の代名詞である「小野小町(おののこまち)」にゆかりのある土地だそうです

私は、日本史にはあまり詳しくないですが、実際は色々なことが言われている

いわゆる伝説の中に出てくる登場人物といった感じのようですね

ここには「妙性寺(みょうしょうじ)」というお寺さんがあり、小野小町がこの地で亡くなった時に手厚く葬られた(ほうむられた)お墓があるという伝承が残っているそうです

確かに「お墓の案内」や「小野小町が腰掛けたとされる石」・「小野家」という家名も残ってるようなので何かしらの関係があるのかも知れないですね

小町山は、そんな伝説にちなんだポイントが多く、結構情報量が多い登山道でした

川に沿った登山道になっていることもあり、結構充実しています

そんな小町山の魅力についてお話していきますね

小野小町ゆかりの地で巡る「鬼越山・小町山」周遊コース / ツルトロさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

登山開始までにイベントいっぱい

今回は、千葉県の市川市から茨城県の土浦市まで高速道路を使って約1時間で到着するご近所登山でした

まず目標にするのは、「小町の館(こまちのやかた)」という道の駅のような「人々の交流の場所」として運営されている所に向かいます

小町の館は、すごく広い施設で駐車場も広く「外駐車場が2か所」と写真の「中駐車場」があります

停められる台数は、ざっと100台位はいけそうな雰囲気でしたが、平日の朝に登山に出掛けたのにお昼ごろ下山してくると外駐車場はほぼ埋まっていました

恐ろしいくらいの台数が停まっていたので、めちゃくちゃビックリでしたが、それだけ人気の山と場所なんだと思います

施設内にはトイレがあるので、用を済ませる場合はココで済ませておきましょう

登山道にはトイレは無いのでそのあたりは気をつけて下さいね

小町の館は、大きな水車や予約制のそば打ち体験・食事処やお土産屋さんまであるので登山のスタート地点にはピッタリの場所です

登山を楽しむ時は、この外駐車場に車を停めてほしいと書いてあったのでこちらに駐車させてもらいました

かなり広いんですが、近くに同じくらいの駐車場があります

ただ、両方とも帰りはほとんど満車状態だったので休日になると、かなり込み合う可能性があります

今回は、登山道入り口という場所とは反対の登山ルートから登っていきます

登山ルートは土浦市の消防本部さんが地図を公開してくれているので参考にしてみて下さい

目指すルートは「天の川沢ルート近くのもう一つの登山道」です

YAMAPによると直通で「熊の石」という場所を見られるということだったのでそっちにしたんですが、残念ながら地図に間違いがあるようで直接行くことは出来なかったです

ただ、熊の石には行くことは出来るのでちょっと複雑なルートになっていますが、ポイントを気をつけて進めばOKです

しばらく普通の道路を進んでいくんですが、1つ目のT字路にぶつかります

ここを右に行くと「天の川沢ルート」の入り口があるようなんですが、熊の石を見たかったので更に進んでいきます

道なりに進んで行くと「小野小町の墓」という案内が出てきます

この道は私有地で撮影禁止になっているので道の写真は無いですが、お寺さんの入り口の脇にある小道を案内通りに進んでいきましょう

奥に進んで行くと「小野小町の墓」とされる小さなお墓のような石碑が出てきます

ここも原則撮影禁止ですが、観光協会の看板と石碑だけ映るようにして撮影させていだきました

お墓とはなっていますが、本当の所は誰にも分からないと思います

小野小町のお墓から一般道に戻って更に進むと右に曲がれるようになっているので、ここを右に進んでいきましょう

ちょっと進むと道が別れているので、写真右奥に進んでいきましょう

さっきまで、現代風の住宅街だったんですがこのあたりになると、ガラッと景色が変わって田舎道にいきなりなります

ここから、すごく迷いやすいので気をつけて進みましょう

少し進んでくると、たぬきの看板があって「こんにちは」と書かれた家があります

ここはすごく迷うんですが、看板奥にある細い道を進むのが正解です

地図だと、右の道っぽくなるんですがそっちは完全に人の家になってしまうので間違えないようにしましょう

登山口から色々迷いつつ先を進もう

いよいよ登山道から登山スタートです

実は、まだ迷いやすいところがあるんですが、気をつけるポイントは順番に説明してきますね

登山道に入ると、いきなり「猟中(りょうちゅう)」という看板が設置されています

なんでも1月~3月の間は、狩猟期間のようで気をつけて下さいと書いてあるんですが、どう気をつけたら良いのか悩みどころです

道はこんな風になっていて、実は気を付けた方が良いポイントがあります

それは、登山道であることを表す「ピンクのリボン」が木に巻き付けてあるんですが、このあたりはやたらとあちこちにあります

いつもは目印にするんですが、色んな方向に目印があるのでどっちが正しいルートなのか結構迷います

しばらく道を進むと最初に説明した「天の川沢ルート」に合流します

結局、天の川沢ルートから登ってきた方が早かったのかも知れません

もう一つの注意点は、あちこちに登山ルートやら林道があるのでどの道を進むのが良いのか分からなくなる点です

今回は、往復3時間掛かっていますが、実はこういったところで時間が余計に掛かっているので登山自体はそんなに大変では無いです

登山道は、すごく素敵な道が続いています

川沿いを歩いていくので水音が心地良いし、鳥の鳴き声や木々に囲まれているのでリラックス出来ますね

しばらく進むと何箇所か分岐しているんですが、案内版があるのでちょっと奥まで進んでみましょう

そうすると「熊の石」への案内が出てきます

つまり、天の川沢ルートからより道することで「熊の石」に行けるという訳です

ただ、この先もいくつも道が分けれていて迷いやすいですが、今は木を置いて道だと分かるようにしてくれているので注意深く進みましょう

少し進むと左から熊の石に行けるという案内があるのでその方向に進みましょう

こんな風に木を置いてくれているので、そのまま道っぽく見える所を進んでいきましょう

進んできた先に見えるのが「熊の石」です

熊の石は、大きな石が熊に見えるようなんですが私にはよく分からなかったです

もう少し上にあるのかと思って登って行ってしまいましたが、ちょっと分かりづらかったですね

それと、この道は分岐していますが、石の上に道が続いているのでそっちが正解です

熊の石の上の道を歩いてきた方向に戻ってくると元の道に出ます

このルートは色々なところに、こうやって橋や休憩スポットを作ってくれているのですごく登りやすいですよ

道を進んで行くと「小野町山の神」という名前の「桜の木」があるということなので、そっちもみに行ってみます

近くですが、ここも道がすごく分かりにくいので注意しましょう

何とか道を伝ってくると「小町山の神」という桜の木に到着します

岩にガッツリ根付いているので神なんじゃないかなと思います

見終わったら、元の道に戻りましょう

元の道に戻ると次は「願いの滝」という場所ですが、正直ココは滝じゃねぇです

さすがにこれを滝と呼ぶのはキツイ

竹の筒が滝っぽくしてあるだけで人工物そのものといった感じ

ココはスルーしましょう

そこから少し登ると「みちくさ処」という休憩スポットです

この登山道は、こういった面白い名前を考えてくれている場所が多いので楽しませてくれます

さらに進むと「姫の滝」という滝に着きます

大きくは無いですが、確かにちゃんとした滝です

ただ、このあたりまで来るとかなり情報が多すぎてお腹いっぱいになってきます

「小町里山愛好会」というグループが支援してくれている気持ちは熱いので好きですが、情報が多すぎるのもキツイことがるので、もう少し整理してもらえるととっても嬉しいですね

しばらく進むと「しずく石」という場所に出ます

確かに「雨のしずく」のような形をしていて面白いですね

ココが分岐ルートなんですが、天の川沢ルートに行く場合は、しずく石を左手にしてコース通りに進みましょう

今回は、「三ツ石」と「うたのみち」というコースを通って「鬼越山」を通過して「小町山」に行くルートです

鬼越山を通過して小町山山頂へ

しずく石に到着したら予定に無かった「三ツ石」という標識を見つけました

また、「うたのみち」という気になる案内もあったのでちょっと寄り道をしてみましょう

「うたのみち」の正体は、小野小町の歌が書かれている札を木にくくりつけてくれている

というものでした

これがいくつか続いているんですが、この辺もすごく面白いですね

なかなか、ここまでしている登山道は無いのでこのあたりも魅力的ですね

歌をたどっていくと「三ツ石」に到着です

大きな岩が3つあり、休憩場所と一緒になっているので一休みしてもいいですね

1つ発見したのが「荷物掛け」のようなものがあったということです

パッと見何のためにあるのかよく分からなかったんですが、どうにもザックを掛ける輪っかの部分などを引っ掛けて、吊るしておいて置けるようにしてくれたもののようです

小町山山頂にもたくさん用意してくれていましたが、こういうものは初めて見たので新発見でした

三ツ石から戻って本ルートに進むか、予定に無かった「鬼越山」に登るか迷いましたが今回はもう一つの山頂である鬼越山に向かうことにしました

ただ、鬼越山については山頂標識などは何もなく、普通の分岐点だということが分かります

こういう場所は結構あったりするので、ココは本ルートに戻るのが正解だった気がしますね

ただ、山頂までのルートは整備されているのですごく登りやすいですが、ちょっときつめです

コースの途中には、「松の木広場」という休憩スポットがあります

こういう場所が多く、子供連れでも登山を楽しめるような工夫はすごくありがたいですね

登りきった場所が、この分岐点でここが「鬼越山の山頂」です

写真手前は「宝篋山」へ続くルートがありますが、倒木の危険性があるとのことなので一般者の立ち入りが禁止になっています

今回向かうのは反対側なので道なりに進んでいきましょう

山頂への道は途中「筑波パープルライン」という一般道の脇道になっています

登山道は続いているので道路には出ずに進んでいきましょう

歩ききって到着するのが「小町山山頂」です

標高は「361m」で「水郷筑波国定公園」となっていますね

筑波山から連なっている山の1つなので、茨城の山は筑波山近くにあることが多いですね

山頂からの眺めもなかなか良くて、写真左側のようにザックを掛けておく場所も用意してくれています

座れる場所もたくさん用意してくれているので快適ですよ

女坂ルートで下山開始

山頂についたので、適度に休憩をとったら下山していきましょう

登りルートでもある男坂から下山しても良かったんですが、今回は女坂を使って周遊ルートで下りていきましょう

山頂から下山しだすと、女坂展望台と女坂ルートが分岐しています

帰りは、このルートを下山していきますが、展望台も眺めが良いので見ていく価値アリです

午前中は、まだ雲が多めだったので若干曇っていますが、かなり見晴らしが良くていい眺めでした

奥には「霞ヶ浦(かすみがうら)」という湖が見えていて、手前は平たい大地にたくさんの田んぼがあってのどかな雰囲気がすごく良いです

休憩スポットには「もぐもぐ処」という名前が付けられていて、こういうネーミングや場所の整備をしてもらっていると、すごくありがたいですね

帰り道は、こんな風にロープが張ってある結構キツイ場所もあるのでゆっくり下りていきましょう

このあたりも、たくさんのルートがあるんですが迷わないように注意しましょう

しばらく下山していくと「ハート石」という分岐点に到着します

ハート石という名前だけあって足元にハート型の石がいてありました

きれいなハート型で可愛いですね

この道は、川の脇道を下山していくので楽しく下山できます

下山の途中にあるのが「おかめ岩」です

下から見上げると、正面の岩が「おかめの仮面」に似ていることが分かりますね

「小野小町の化身」というのは、ちょっと疑問ですがあえて触れないのがマナーですね 笑

ちなみに「おかめの仮面」はこんな感じなので結構似ているかもですね

しばらく下りていると、「水飲み沢」という場所があるんですが、この水は飲めないそうです

まぁ、沢の水を渡してあるだけなのでそうだろうなとは思ったんですが、名前が紛らわしいですね

ツッコミどころが多い登山ルートです

このあたりの休憩スポットまで下山してくると、ほとんど麓(ふもと)に到着です

あともう少しなので、駐車場までマイペースで進んでいきましょう

麓では「おかえりなさい!」という看板があるので到着したっていう実感が湧きますよ

小町の郷への案内がセットになっているのが、また面白いですね

帰り道の途中に「腰掛石」というところがあるので寄ってみましょう

ただ、ココは人と家の敷地と一緒になっているので、ちょっと寄りにくいですね

見に行った所小野小町が腰掛けたという伝説から、腰掛石という名前が着いたそうです

キレイに割れているので確かにそれぽくは見えますが…… といった感じですね

近くに犬小屋と犬がいて驚きますが、おとなしかったので助かりました

あとは、一般道を戻ってくれば「小町の郷」に到着です

このあたりは、小町山の方から流れる川がずっと続いているのどかな雰囲気がありすごくいい場所です

また、機会をみて来たいと思わせてくれる場所でした

最後まで読んでいただきありがとうございました

それでは、また次回の山でお会いしましょう

それまで元気でな!!!! ばいば~~~い!!!!

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