今回の話は、Wordの表がガッタガタになっちゃったときの対処法についてです。
Wordで表を作って編集していると、なぜか表の線がずれることってありますよね。
そうすると、
「これだったらExcelで最初に作っておいたら良かった!! めっちゃ失敗。 今までの時間を返せ!!!」
なんて思った経験ありませんか?
意外とこの経験をしている人は多いと思います。
実は、この表がガッタガタになるというのは、柔軟な表を作れるということの悪い面なんです。
自由にレイアウトを調整出来るということは、ガッタガタになりやすいということなんですね。
じゅあ、どうしたら良いのよ? なんとか直そうとしても上手く行かないじゃん。
そんな悩みを解決しちゃいましょう!!
それでは、本編へ行ってみよう
ガタついた表をスマートに修正する方法
表を修正する方法の結論からお話すると
ガタついた表をサッと修正するには、表を選択して幅を調整して仕上げに自動調整機能を使えば、スムースに修正出来ます。
表を調整しているとこんな感じの表になることってありますよね。
ちょっとオーバーにずらしてみたんですが、これがWordの表がバラバラになった状態ですね。
さてこれをどうすればスマートに修正出来るか?
やり方は簡単です。
①表の左上の白い「十字矢印」をクリックします。
クリックすると表全体が選択されます。
②「表ツール」の「レイアウトタブ」の「幅:」に適当な数字を入力します。
「エンターキー」を押しましょう。
③そうすると、表の幅が「10mm幅」になって小さくなります。
さっきまでバラバラだったセルの幅が一緒になりましたね。
でも、このままだと小さくなりすぎているので、そのまま少し左側の「自動調整」の「ウインドウ幅に自動調整(W)」をクリックしましょう。
④これでバラバラだった表の幅がキレイに整いました。
どうです? やり方はめっちゃ簡単ですよね。
本当は、ココでお話は終わりなんですが、そもそもどうしてバラバラな表ができちゃうのか?
次は、その原因について探っていきましょう。
Wordの表はセルの選び方で意味が変わる
では、Wordの表がガタつく原因について知っておきましょう。
表がガタついてしまう主な原因は、セルを選択した状態で幅を変えてしまうことです。
でも、「セルを選択した状態」というのはどういうことでしょう。
実際に線が勝手に動かない時の操作と、動いてしまう時の操作をしっかりと把握しておきましょう。
①セルを選んでいない状態で、表の罫線を移動してみます。
②問題なくキレイにセルの幅が変更出来ましたよね。
③次はセルを選択した状態にしてみましょう。
セルの左下にカーソルを持っていくと「黒い矢印に変わる」のでクリックすると『セルの選択』という状態になります。
④その状態で罫線をずらしてみると、こんな感じでセルの幅が変更されました。
普通は、6Bのセルと5Bのセルは同じように動くんですが、セルを選択しているとそのセルの幅だけが変わります。
⑤同じように一番右端のセルを選択した状態でセル幅を変更すると、こんな風にガタついてしまいます。
これが表がガタガタになってしまうよくある事例です。
表のガタツキを防止するためには、セルの選択の状態や矢印の形に注意して操作することがポイントです
結合したセルがある場合の対処法
次は、結合したセルを含んだ表でバラバラになってしまった時の修正方法です。
実は一番最初に紹介した方法では、結合したセルがあると逆にもっとバラバラになって上手くいかないんです。
じゃあ、どうすれば良いのか?
1つ目の方法は、結合されているセルを一度分割して修正したら、もう一度セルの結合をする
2つ目は「ALTキー」を押しながら線の調整をする
1つ目の方がオススメですが、複雑過ぎる表の場合は2つ目の方法がオススメです。
あまりWordやパソコンの操作に慣れていない場合は、1つ目の方法で慌てずゆっくりと修正するのがオススメです
では、実際にやり方をみていきましょう!!
①こんな風に複雑に表のバランスが崩れた場合、最初の方法で修正するために表を全て選択します。
②そうすると、一番上の行が2列になって更にバランスが崩れます。
③ウィンドウ幅に自動調整すると、「1行目が2列」になって更に3行目のレイアウトがもっと崩れちゃいました。
④1行目がおかしくならないようにするには、セルの分割をしましょう。
今回の場合は、全部で4列にすれば良いので「左側のセルを2列」・「右側のセルを2列」にしましょう。
セルを選択して「セルの分割」をしましょう
⑤左右それぞれ、「列数2・行数1」を設定して4分割にしましょう。
⑥分割できたら表全体を選択しましょう。
⑦結果は3行目以外無事に修正できましたね。
あとは、1行目をもう一度セルの結合をすれば基本はOKです。
ただし、問題は3行目のレイアウト崩れです。
レイアウト崩れの原因は、左側の線が右側にずれていてそこが起点になってしまっているから
そういう時は、マウス操作で線の位置を調整すれば修正できます。
⑧ただ、マウス操作だけではこんな風にほんの少しだけずれてしまうことがあります。
こういうことって意外と多いんです。
このちょっとだけずれてしまった場合は、普通の方法では何度やっても上手くいきません。
そんな時は、線をマウスで動かしている時(マウスカーソルが上図の形になっている状態)に「ALTキー」を押してあげると、自動で微調整してくれます。
⑨位置が修正されたタイミングでマウスを離してあげるとこんな感じでキレイに修正できます。
「ALTキー」の操作が難しい時は、左右端の線を整えてもう一度
「表を全選択→列幅変更→ウィンドウ幅に自動調整」の手順を踏めば修正してくれるのでトライしてみましょう。
まとめ
今回のお話はココまでです。
今回、紹介した方法を上手に活用してワードの表を使いこなしちゃいましょう!!
ワードの表が上手く使えないと、嫌になっちゃいますよね。
そうすると、エクセルで表を作りたくなってワード向きの資料をエクセルで作りたくなる気持ちはすごく分かります。
ただ、ワードもすごくいい部分が沢山あるので今回の方法をマスターしてワードの表を上手に使っちゃいましょう。
それではまた、お会いしましょう!! またね。
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