今回は、埼玉県の越生町(おごせまち)にある「大高取山(おおたかとりやま)」の往復登山に行ってきました
この山の特徴は何と言っても見晴らしが良いところですね
ルート上の色々な場所で見晴らしが良いように木が切られていて、低山ですが眺めが良いのが特徴です
大高取山往復ルート_たまには点線ルートもあり / ツルトロさんの根っこ山・大観山(埼玉県)・大高取山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
実は今回、周遊ルートで全工程3時間ほどで帰ってくる予定だったんですが、一緒に行った母の腰痛が悪化して往復ルートのなるべく緩やかな道をゆっくり進むことになりました
なので5時間近く掛かっていますが、実際はそこまで大変じゃないのと、YAMAPの正規ルートでは無いので先にお知らせしておきますね
ただ、体の筋力強化をするための「リハビリ登山」でもあるので、そのあたりは織り込み済み
初めて正規ルートから外れて「地図の点線ルート」を行ってみましたが、エスケープルートとして悪くなかったので「災い転じて福となす」というのが今回の感想です
それでは、今回の「大高取山の登山」についてお話していきますね
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出発は深夜発、五大尊つつじ公園
今回は深夜3時に自宅を出発して5時頃(日の出)とほぼ同時に登山にチャレンジする予定でした
計画は帰りが遅くなった以外狙い通りの登山が出来てよかったです
でも、どうしてわざわざそんな夜遅くに行動する必要があったのか? その答えは『日中の炎天下を避けるため』です
今回の登山は8月30日(水)でした
予報は晴れで昼間は特に暑いと見込んでいたんですね
今年は特に猛暑日が続いて台風が結構やってきていたんで、天気や気温を把握して安全な登山ができる日を設定するのが難しかったんですが、今回は予想通りでした
真夏ってどうやったって暑いじゃないですか
そうなると、私のようにある程度熱くてもどんどん登れる人って結構少ないです
もちろん、私だって炎天下の登山はスゴクキツイので基本は早朝がベストですよね
それに日射病や脱水で倒れても迷惑を掛けるだけだし、早朝の方が気温が低いので登りやすい
そこで、移動時間を含めて3時に出発にしたという訳です
まぁ、作戦としては上手く行ったのでその点についてはバッチリです
もし、これから登山を初めたいという人に言いたいことは、『登山は早朝から動くのが正解』です
これは、夏だろうと冬だろうと同じです
なぜなら、午後に出発する登山は時間によっては日が出ているうちに帰れない可能性があるからです
もちろん、1泊して登るならそれでOKだと思いますが、日帰りを予定しているなら暗い山道はすごく危ないので遭難と同じレベルになります
早朝に行動しておけば、日が高いうちに帰ることが出来るので安全のためにも行動はマジで朝方にしましょう
早朝から停められる駐車場選びで「五大尊つつじ公園」は選択ミス?
今回の登山は、本当は越生町役場(おごせまちやくば)の反対側にある中央公民館の駐車場を利用させてもらう予定でした
この公民館の駐車場は登山者でも無料で停められるので予定はこっちだったんですが、公共の場所の場合しまっている時間があるので、今回は少し離れた五大尊つつじ公園の駐車場を使わせてもらいました
反対側に小学校とつつじ公園への入口があるし、駐車場自体すごく広いのでありがたく使わせてもらいました
つつじ公園は、4月下旬から5月上旬には、五大尊つつじ公園を舞台に「五大尊つつじ祭り」が開催されているようで
五大尊つつじ公園には、斜面を埋め尽くす10数種類(オオムラサキ・ヤマツツジ・リュウキュウ・ベニギリ・クルメ・ヒラドヨドカワ・コチョウ・クレノユキ・ミヤギノ・サラサドウダンなど)、約10,000株ものつつじが植栽されており、関東屈指のツツジの名所として、その名が広く知られています。
関東屈指のツツジの名所 五大尊つつじ公園
とのことなので、4月~5月にはもう一度行ってみたいですね
ただ、ちょっと失敗だったなと思ったのがツツジ公園じゃなくても駐車場が開放されていたことです
中央公民館の駐車場は、24時間閉じられることもなく近くにトイレもあるので最初からこっちに停めておいても良かったですね
しかも登山口とトイレの位置も近いのでココがベストでした
警戒して安全パイをとったのが裏目にでました
しかも、「ハイキングの町」としてピールしているし、トイレの案内や登山道の案内標識までちゃんと設置してくれています
もう、至れり尽くせりですね
まあ、でも新しい発見もあったので良しとしましょう
トイレは弓道場の横に堂々とあるので出発前に使わせてもらいましょう
今回のルートは途中でトイレがありません
ただ、少し登っていくとまたトイレが出てくるので慌てて入らなくてもOKですが、済ませておいた方が無難ですね
駐車場の確認やトイレを済ませたらいざ出発!!
ツツジ山から少し歩いて町役場前からの出発です
まずは、「さくらの山公園の世界無名戦士の墓」に向かいましょう
この「さくらの山公園」は公園の名前の通り桜の木がたくさん植えられている公園です
桜の時期に登ったらすごく素敵なんでしょうね
この公園を登っていくと「世界の無名戦士の墓」という場所にたどり着くのでココも登っていきますよ
さくらの公園のオブジェのすぐ横の道を上がっていきましょう
登った先にあるのがこの「世界の無名戦士の墓」へ続く長めの階段です
ココにもトイレがあるので行きたい場合は行っておきましょうね
この「世界の無名戦士の墓」とは、第二次世界大戦で地元の方の遺体を引き取った時にだれも引き取り手が無かったいわゆる「無縁仏」を安置している施設のようです
文化遺産に登録されていて慰霊碑などもある神聖な場所といった感じです
いつまでも平和な世の中が一番良いですね
この立派な建物が安置所のようになっていて町が一望できるようになっています
結構階段があるので、意外と体力を使いますが、ココは「大観山(たいかんざん)」の山頂になっているようです
残念ながら私には山頂標識が見つけられなかったんですが、最近設置されたようなので探してみてもいいですね
いざ大高取山の山頂を目指して出発!!
さて、ココからが今回の登山本番です
大観山の施設脇から大高取山への登山コースの入口が出てくるのでそっちに進みましょう
大高取山までは、ずっと案内板があるので登りやすいですが、ここからが本当の登山ルートなので気合を入れ直していきましょう
入り口としてはちょっと分かりにくい気がしますが、色々なルートから繋がっているのでまず迷うことは無いですね
道はこんな風に本格的な山道なのでちゃんと装備を整えていきましょう
一応、ハイキングコースと書いてありますが、結構本気モードの登山道なので騙されないで下さい 笑
登っていくだけでも、かなり汗だくになったので頑張っていきましょうね
ある程度歩くと、こんな風に緩やかな場所もありますが、道幅が狭かったり傾斜がきつめの場合もあるのでぐんぐん進みましょう
ココは第一分岐点です
実は帰りはこの分岐点でつつじ公園の方に向かって点線ルートを進むことになります
ここは、休憩スペースが用意されていたり、眺望が良いのでゆったり出来ます
実はここ「西山高取」という1つの山頂なんですね
山頂を示す標識が足元にあるので注意してみると分かりますよ
ちなみに私はこの時全く気づいていませんでした
しばらく進むと分岐点に到着します
ココは案内通り進めば問題ないです
それに所々にハイキングコースはこっちだよって書いてあるので、まず迷うことは無いですね
ちなみに、今回このあたりで人生初の「アブに噛まれる」というハプニングがありました
アームカバーは一年中しているので、大したことにはならなかったんですがマジで噛んでくるんですね
噛まれたところは、持っていた「ファーストエイドのポイズンリムーバー」で毒の吸い出しをしたので特に問題なかったです
さされたような痛みがあったらかじられているので、そういう時はリムーバーで毒を出して水で傷口を洗い流しましょう
出来れば虫刺されの軟膏があれば塗っていおた方がいいですが、異常が出たら病院に行って下さいね
気を取り直して登山再開です
またしばらく登ると分岐路に着きます
左は「山道」と書いてありますが、どっちみち合流します
ココは素直に右の道に進みましょう
しばらく進むと、「白石(しらいし)様」という石灰岩が出ている場所に着きます
ココは信仰の対象でどうにも石灰石も多少取れるようですね
埼玉の山のエリアは採石場が多くあるので資源の1つになっているようですね
標識にそって登っていくと木の葉の色そっくりの「アマガエル?」に出会いました
山って結構生き物がいて案外「蛙」がいるんですよね
たまに足元で何か跳ねたなと思ったらよく見てみましょう
小さなカエルがいて結構可愛いですよ
足を進めていくとこのあたりの平たい場所に着きます
ココまで来れば山頂はもうちょっとなので、あと一踏ん張り頑張って登っていきましょう
そしてたどり着いたのが「大高取山 376m」です
高い山ではないですが、登りがいのあるルートなので体力を付けたかったり、登山を初めたいなと思ったら挑戦してみると良いですよ
眺めもいいし、梅林のルートもあるので結構楽しいと思います
キレイに整備されていて食事をしたり、休憩をするのに向いているのでゆっくり休みましょう
帰りはつつじ公園方面へ点線ルートで帰ろう
いよいよ帰りはツツジ公園に向けて出発です
今回は来た道を戻って行くルートに変更して帰ります
道は同じですが、途中の「西山高取」まで下山していきましょう
下山していたら、新しい生き物に出会いました
これ、ヘビの子供で大きさはミミズくらいです
下手に触ると噛まれてしまうのでそっとしておきながらパシャっと1枚
ココまで小さくて地面に出ているヘビは初めてみましたが、結構可愛かったですよ
西山高取まで戻ってきました
山頂標識を見つけたので写真を撮っておきましょう
「西山高取 271m」登頂成功です
ココからは看板もありますが、登山地図の点線ルートを進んでいきます
この点線は、「一般的ではないルート」です
私は「石橋を叩いて渡る」人間なので普段は一般ルートしか使いません
ただ、母の腰の状況や体力、案内板があるしYAMAPで位置関係やルートが分かっていたので今回は進むことにしました
結果、何も問題なかったですがあくまで一般的ではないのでキケンだなと思ったら迷わず引き返しましょう
ただ、一般的でなくてもちゃんとルートを確保してくれてはいるので、ルートの見分け方の紹介がてら帰り道を紹介しますね
今回のルートはこんな感じで結構下り坂が多かったですね
ちゃんと、先を見れば道が繋がっているのが分かるので急がず慎重に下山していきましょう
こんな風にちゃんと先の方まで道があるので問題ないです
ただ、道じゃないけど道に見える場所もあるので足元もよく見ると良いです
十字が掘ってある石の杭等があるので、それも目印にして正しいかどうかチェックすることも出来ます
こういう場所も注目です
木に黄色や青・赤いテープが巻いてあります
基本的にこのテープは山道を示しているので、正しいかどうか迷ったら落ち着いてこのテープを探しましょう
テープの方に進みながら、道を見分ければ大丈夫です
帰りのコースも案内版はあるのでそこまで心配はいらないですよ
そうやって慎重に進んでいくとついに「鳥居とお社(おやしろ)」が出てきました
ココまで来ればツツジ公園は目と鼻の先です
この場所まで出てくればつつじ公園の中なので、今回はこのルートで駐車場まで戻ってきました
ちょっとドキドキしましたが、たまには安全を確保した状態で冒険してみるのも面白いですね
最後まで読んで頂きありがとうございます
今回はトラブルや小さな生き物との出会いがありました
それに、初めて点線ルートで下山するということもやってみましたが、結果は成功です
「備えあれば憂いなし」この言葉の重要性をもう一度実感できたのでこれからも、安全第一で登山を楽しんでいきたいと思います
それじゃあ、また次回の登山で会おう
次回は聖地巡礼でも意識してみよっかな~~~
またな!!!!!
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