今回は2023年7月10日(月)~7月11日(火)の1泊2日で富士山の登頂に挑戦してきました
1泊2日ということもあり、前半と後半の2記事に分けて紹介していきます
私もこれだけ高い山に挑戦するのは、初めてのことだったので登山ツアーに参加させてもらいました
無謀なことはせずに安全第一です
なんなら、天候次第で登頂出来ないというのも想定していました
今回はツアーに一人で申し込みましたが、その結果「ご来光と登頂に成功」しました
お世話になった「自遊社のメインガイドのハッシー様とサブガイドのイッセイ様」に改めて感謝をお伝えしたいと思います
実はガイドさん含め「自分のあだ名を決める」という提案を頂き、お二人や参加者全員を愛称で呼ばせていただきました
また、すごく楽しい時間を過ごさせて頂き感謝感激です
今回のルートは、「プリンスルート」で宝永山(ほうえいさん)を経由して1泊してから山頂に向かうか、「富士宮口の登山道」のどちらかを選択するというものでした
初めての富士登山_ガイド付きで安心登頂 / ツルトロさんの宝永山・富士山・三島岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
その結果、登りルートは「富士宮口の登山道」で帰りはプリンスルートで下山することになりました
理由は、前日が荒れていて強風のため進むのは危険な可能性があるとのことでした
その判断の結果、お陰様でどのルートも青空に恵まれて快適に富士山の登山を楽しむことが出来ました
そんな初めての富士登山について紹介していきます
早めの行動で水ヶ塚公園駐車場に1泊
今回はルート設定や時間・宿泊予約などの細かな計画はツアー会社の自遊社さんがやってくれたので、私は待ち合わせ時間に間に合うように車で「水ヶ塚公園駐車場」に駐車してシャトルバスで5合目に向かうだけです
ちなみに水ヶ塚公園駐車場までは、千葉県の市川市から高速道路を使って約2時間です
この水ヶ塚の駐車場は、24時間空いていてトイレがあり、5合目に向かうシャトルバスやタクシーの往復ポイントになっています
今回はこの場所に車中泊をして時間に余裕をみて集合場所に向かうことにします
家を出たのが大体18時くらいで到着が20時すぎくらいですね
ただ、当日はものすごくガスっていて水ヶ塚の駐車場までは、濃霧の山道を登ることになりました
この写真はイメージですが、当日は真っ暗でもっと霧が濃い結構危険な状況でした
夜の山道を走ったりアウトドアなどの経験がある人なら慎重に進めば大丈夫ですが、普段車の運転や霧がかった道を走り慣れていない人にはかなりキツイ状況でした
なんとか駐車場に着いたんですが、そこもすごくガスっていたので広い駐車場なのに入り方が分からず一度出てから入り直してなんとか駐車できた感じです
しかも、深夜ではないにしろ街中と違って山道は本当に暗いです
車に乗っていながらマジで遭難するかと思うほど駐車しづらかったですが、なんとかゆっくり駐車場に入っていくことで駐車場所を確保です
さすがに夜は何も出来ないので明日の登山に備えて今日は早めに寝ます
今回は車で移動するということもあり、事故渋滞や何かのトラブルの予防のためにも車中泊の準備をしてきました
今回はこんな感じで後部座席をフラットにしてエアーマットとエアーピロー(枕)に簡単な掛布を準備
キャンプ用品ですが、各道具はミニマル(必要最小限)なものに厳選しているのでジュークの後部でも十分なスペースが確保できて快適です
これなら、何かのトラブルで遅れることがないので準備万端
明日に備えておやすみなさい。zzz
翌朝はバスに乗るまで公園散策
翌日、手洗いや身支度をするついでに公園散策をしていきます
5合目まではバスかタクシーでの移動なので料金の安い「バスの往復チケットの購入」と「出発時間の確認」です
予定では10時40分に5合目に集合で、6時台から1時間おきにバスが出ているようでした
ただ、今回たまたまなんですが7月10日~7月11日で予定していたスケジュールって山開き初日なんですよね
どうにもこの日は9時出発が最速のようでそれまでチケットも買えないそうです
5時位には起きていて辺りも明るかったし、せっかくなので公園の散策に出掛けましょう
手洗いは「メインの駐車場」と「臨時の駐車場」の間にあります
画面手前の左方向が臨時スペースで到着した時にはチェーンで仕切られていましたが、朝には管理の人がやってきて開放していました
駐車スペースには余裕があるので車で行っても心配無いですね
ちなみに男性用の入り口は画面手前で枝に隠れていますがちゃんとありますよ
中もすごく綺麗に管理されているので快適に使わせてもらいました
トイレの清潔さって結構重要なのでキレイだと本当に助かります
出発の準備をある程度整えたら、バスの切符売り場にチケットを買いに行きましょう
下見に行った時はまだ販売していませんが、この小屋で買うことが出来ますよ
大人は往復2,200円で子供は半額ですね
3日間は有効なチケットとのことなので1泊2日の登山なら問題なかったので往復チケットを買うことにしました
とはいえ、まだまだ時間には余裕があるので「水ヶ塚公園」を散策してみましょう
どうにもこの公園には、遊歩道+クロスカントリーコースが整備されているようです
クロスカントリーとは、オフロード自転車で走る競技のことのようでいわゆる「マウンテンバイク」のコースが整備してありますよ
ということのようです
とはいえ、遊歩道でもるのでレースというよりは歩行者もいるオフロードコースをゆっくりと走って楽しむコースという意味のようです
せっかくなのでクロスカントリーコースを散策してみましょう
コースは駐車場脇に整備されているウッドチップが敷き詰められたコースを進むことになります
さすがにこの時間だとだれも利用していないので準備運動がてらコースを歩いてみましょう
結構面積は広くてウッドチップもキレイに敷かれているのでコースを歩いていても快適です
コース自体4パターンに分かれていますが、どのコースを通ってもスタート地点に戻ってくることになる感じですね
歩いても結構面白いので散策するのもオススメですよ
コース中央には休憩場所もあるのでゆっくり過ごすには面白いところですね
ちなみにこの駐車場は、富士山のふもとなのでめっちゃ富士が近く見えます
これからあの山を登るわけですね
5合目まではバスで40分ほど掛かるので9時になったらさっそく出発です
今回はバス停近くにプレハブが立っていてそこに集合です
バスに揺られて5合目からわらじ館へ
集合場所に全員が集まったら早速出発です
今回の参加者の合計は10人でガイドさんが2人の合計12人のグループです
男女比は参加者が「ご夫婦+中国人女性3人+同級生の女性グループ4人+私」なので男性は2名だけです
男性ばかりかと思っていたんですが、女性の方が多いのは驚きました
でも、最近は女性を山で見かけることが多いので男女ともに登山は人気なんだと感じますね
今回は、プリンスルートと富士宮口ルートの2つのルートのどちらかを登ったり下ったりする計画です
ただ、1日目の前日はプリンスルートの「馬の背」と呼ばれる稜線がものすごい風だったとのことだったので登りは「富士宮口ルート」を登って行って秘密の道(一般人が通れない道)を通って「わらじ館」という山小屋まで向かうルートになりました
こんな感じで富士宮口を登って途中からガイドさんが許可をとってくれた横断路を経由して「わらじ館」へ向かいます
この日は晴天でこんな風にちょっと先は雲海です
ここは5合目からちょっと登った宿舎? の跡だそうで今はその名残が残っている感じですね
富士山はふもとの方はこんな風に岩や土があり、そこまで登りにくくは無いですが森林限界(背の高い植物が成長できる限界の高さ)がすぐにやってくるので、低山と違って岩や土だらけです
特に山頂に向かうにつれて石だらけなので結構歩きづらいし、酸素が薄いせいもあって高山病に掛かりやすいです
私の場合最初の「わらじ館」の時点で軽い高山病(頭痛)があったので正直しんどかったです
もしかしたら、偏頭痛持ちのように普段から頭痛で悩まされる人はキツイかもしれません
それでも、ガイドさんから教えてもらった「3秒息を吐くことで酸欠を防ぐ呼吸法」を実践してなんとか頭痛を軽くすることが出来たと思います
なので、頭痛持ちの人はある程度覚悟して登るのが正解です
ちなみにこの写真の真ん中上の方に鳥が写っていますよね
この鳥は「イワツバメ」と言うそうでツバメに似ているけど違う種類の鳥らしいです
なんでも普段は富士山の岩場に巣を作って生活している全長が1mもある大きな鳥だそうです
ずっと飛んでいて飛びながら眠ったり食事が出来るくらいずっと飛んでいるという不思議な鳥です
しばらく登ると雲海荘(6合目の昼食場所)に付きました
ここでは食事をとることが出来て私やガイドさんは行動食を食べあとの人は、お蕎麦などそれぞれのものを注文していました
ちなみにこの日は2023年の山開き初日ということもありテレビクルーが取材に来ていて、食事の様子が次の朝のテレビニュースで紹介されていたそうです
6合目辺りまではまだ植物が生えているんですが、8合目以上になるとこの植物もほとんど見かけなくなてきます
それくらい富士山というのは過酷な土地だと言えますね
当日は結構暑かったんですが、雲がかかったり風が結構強ので汗だくになることは無いです
風が冷たいので夏場は本当に登りやすくて比較的安全に登れる山だなと、この時は思っていました
7合目に到着する頃には結構風が強く荒れてきていました
元祖7合目とか普通の7合目という名前があるのでなんだかごちゃごちゃしますが、これは富士山のあるあるネタのようです
時代によって色々な建物が出来ていくことで、どんどん名前を増やしていったんでしょうね
このあたりまで来ると今日の終盤です
真ん中に見えている山が「宝永山(ほうえいざん)」で「宝永の大噴火」によってできたもう一つの山頂です
明日は天気が良ければ宝永山ルート(プリンスルート)で下っていく予定なので天候次第ですね
下の岩場を見てもらうと分かると思うんですが、こんな感じで富士山の道は石だらけです
今回のルートは山小屋も多くトイレも多いので比較的快適な登山ですが、この道がかなり歩きづらいです
私もいくつか低山を登ってきましたが、過去で一番歩きづらく体力を持っていかれる道ですね
ここは8合目辺りの眺めです
景色はすごく素敵ですよね
土の性質で赤い大地や植物が生えている緑の大地・雲海の広がりと青空のコントラストがすごく綺麗です
こういう景色が見えるのも富士山のメリットの1つですね
さて、今夜の宿までもう一息、頑張ってきましょう
8合目の池田館まで来たらあとは富士山を横断していきます
今回は特別に許可を得て荷運び用のブルドーザーが通る道を進ませてもらいました
ここはスゴク風が強かったですね
結構寒い道だったので体が飛ばされないように耐えながら慎重に進んで今日の宿に向かいます
なんとか今日の「わらじ館」に到着です
ここでは「カレーが食べ放題」で「ドライフルーツなど色々な物」を用意して下さっています
さすがに頭痛がそれなりにあったので、おかわりは出来ませんでしたが、美味しいカレーをごちそうになりました
この場所で一泊しますが、さすがにホテルのような快適性は無いです
風呂は無いですし洗面台も特にありません
手洗いとちょっと狭い2段ベッドのようなスペースがとられているだけなので、快適とまではいかないかもしれませんが、安心して眠ることは出来るのでそれだけでも十分ありがたいです
寝る前の歯ブラシなどは、歯磨き粉を使わなければ良いので外に行って適当に磨くか無いし、着替える場所も無いので多少過ごしにくいという覚悟はしておいて下さい
明日は、1時に登頂出来るか判断して問題なければ1時30分に登山開始です
準備としては「寒さに対応出来るようにしっかり着込める用意とヘッドライトを用意」をしておきましょう
20時には消灯で1時には起きて出発なのでなるべくぐっすりと寝ておくことが高山病予防のためにも大切です
明日は登頂と下山です。
強風と天気の心配があり、どうなるかは分からないですが、2日目も天気に恵まれることを祈って今夜は眠りましょう
明日はどんな日になるのか続きは後半でお話しますね
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