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伊豆ヶ岳登頂は急坂が多めなチャレンジコース

今回は、埼玉県の飯能市にある「伊豆ヶ岳(いずがたけ)」の登山にチャレンジしてきました

7月下旬に行ってきたんですが、天気は曇だったので暑すぎることがなく比較的快適に登山を楽しむことが出来てよかったです

今回は名前に「岳」と付いているように結構急な道も多かったので体力にある程度自信がある人向きかもしれません

ただ、帰り道で小学生とすれ違ったのでルートによっては、比較的に登りやすい低山だとは思います

伊豆ヶ岳_周遊コース / ツルトロさんの伊豆ヶ岳小高山(埼玉県)五輪山(埼玉県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

今回は全部で6時間掛かっていますが、途中途中で休憩を入れたり食事処で食事休憩をしたりしているのでかなりゆっくり歩いた結果なので、もう少し早く歩くことはできますよ

ただ、スタート地点にした正丸駅(しょうまるえき)と登山口までの往復は意外と距離があるので、最初からちょっと歩くと思ってもらった方が良いと思います

登山中の景色はすごく良いので一度は登ってみる価値アリです

それでは、伊豆ヶ岳の登山をスタートしましょう

正丸駅(しょうまるえき)に駐車して登山道へ向かおう

今回は埼玉県の飯能市にある正丸駅の1日500円の駐車スペースに車を停めて登山にチャレンジします

ここまでは千葉県の市川市から高速を使って約2時間です

高速道路を降りてから20分くらいは走るので一般道がそれなりに時間が掛かりますね

高速を降りて山へ向かうくねくねした道を進んでいけば、田舎の駅といった感じの正丸駅という無人駅に到着です

無人駅ですが、結構広いロータリーがあって駐車スペースや食事をするところもあるので広々とした駅です

駅の出入口近くに1日貸しの駐車スペースがこんな風にあるので、近くの券売機で500円を支払うことで駐車のレシートが発行されます

こんな感じで券売機が近くに設置されているので、レシートが発行されたら車内の見える場所に置いておくのがルールとのこと

今回は、フロントガラスに見えるように置いておきました

ただ、こういうシステムは珍しいですね

大体は開閉バーがある駐車場が多いのでいちいちそういった手間は無いんですが、新しい体験が出来て面白いです

今回のルートで注意点が1つあります

それは、ルート上にトイレがほぼ無いことです

正丸駅にはキレイなトイレがあるので必ず済ませてから登るのがオススメです

最近は低山でもバイオトイレが設置されていることが多いんですが、ルートの途中では「正丸峠の奥村茶屋」さん以外は無いので特に女性は気をつけて下さい

駅には「正丸駅売店」という場所がありますが、残念ながら今は休業中ということで閉まりっぱなしになっています

途中で食事がしたい時は、正丸峠側に行けば茶屋があるのでそこで食事をするのがオススメです

美味しいので立ち寄って損なしですよ

登山道への道はこの売店の右脇の階段を降りていく道から続いているので進んでいきましょう

「案内板」と「靴を洗う水道+ブラシ」が用意されているのでその脇の階段を降りていきます

帰りに泥を落とせるので助かりますね

ただ、この階段すごく斜めに作られているのでちょっと上り下りしにくいです 笑

珍しい作りですが、結構珍しいことが多いルートなのでそういった意味でも結構面白いですね

こんな感じで何故かすごい斜めに降りていきます

近くに川が流れていて道が斜め方向に続いているのでこんな感じの作りにしたんでしょうか

出来ればまっすぐ続いていると登りやすいんですが、気にぜず進んでいきましょう

階段を降りきって少し進むと案内板があるので、右手のトンネルを進んでいきます

実はこの道を少し進むと集落があり、登山口前には別のお茶屋さんがあるんですが、当日は空いていませんでした

目立つ看板があるので空いているものだと思っていましたが、きっと週末になると営業されているのかと思いますが、平日は空いていないようです

道を歩いていると一軒のお宅に「どこでもドア」を発見

某人気キャラクターが乗っかっていましたが、結構本格的な扉で楽しませてくれます

また、道中気になったんですが時期的なこともあり途中途中に立派な『ユリの花』が咲いていました

結構大きいので目立つしキレイなので登山道までの間も楽しめましたよ

道の途中にはずっとキレイな川が流れています

すごくキレイで川を汚さないようにと訴えかける看板もあったので、飯能市を初めこのあたりの住民の方はすごく川や自然を大切にされているなと感じます

途中には「安産地蔵尊」というお地蔵さんが入った「やしろ」のようで安産祈願にはいい場所みたいですね

安産以外にも、もう少しご利益があるような神社などが近くにあるともっと良いかもしれません

そういえば、今回の伊豆ヶ岳はあまり山岳信仰は強くない感じがしましたが、これも結構珍しいですね

低山でも意外と七福神や、おやしろなど山岳信仰系の物は多いんですがこの山はあまり無かったです

しばらく歩くとここが登山道入り口の分岐路です

左側は「伊豆ヶ岳の山頂」を目指すちょっと急なルートで右側は「正丸峠側」を目指すルートです

山頂を目指すなら左側のルートを進むのが早いですが、先に食事を済ませたいなら右のルートも有りですね

ここまでちょっと距離がありますが、ここから本格的な山道になるので頑張って行ってみましょう

大蔵山コースを使って伊豆ヶ岳の山頂へ

登山道の分かれ道では左側の道が「大蔵山(おおくらやま)コース」で右側が「正丸峠コース」です

今回は、大蔵山コースで登って行って大蔵山は通らず直接、五輪山(ごりんやま)に向かうルートを通ります

さっそく登ってきましょう

コースの入口は大きな岩や山道が続いているので改めて気合を入れて登っていきましょう

道はこんな感じで整備されているというよりも、自然を生かした形で続いています

また、どのコースも川沿いの道を進む形になるので夏場でも比較的涼しく歩くことが出来ます

キレイな川なので水の流れを感じながら進むと気分もリフレッシュできますよ

少し進むと「長岩橋」という橋を渡って「名栗げんきプラザ」方面に進んでいきます

どうにも、そっち方向のルートに行くと休憩所のようなところがあるようです

今回は、そちらには行かないですがもしかしたら小学生達はそこから登ってきたのかもしれないです

しばらく登ってくるとここが第一の分岐点です

今回は、左側の道を登っていきますが「大蔵山」を経由したい時は右側の道を登っていくと、一番色々な山頂を通って伊豆ヶ岳に向かうことが出来ます

体力が心配な場合は、そっちを通った方が早く山頂近くまで行けるのでそっちも有りだと思いますよ

しばらく進むとこんな感じで岩の間を通ったり、少しだけですが垂直な場所も出てきたりするので思っているよりも体力が必要です

どうにもこちら側のルートは、地主さんのご好意で登山コースとして開放してくださっているようなので、より登山を楽しみたいなら絶好のルートです

しばらく登ってくると、今度は「蜂(はち)に注意」という案内が貼られた木が出てきます

このあたりは道が急で登るのにちょっと体力が必要なうえ、木の根と土がむき出し状態になっているので蜂が巣を作るにはいい場所ですよね

もし、蜂が近くにいたら慌てずにサクッと通り過ぎるのが正解です

変に巣に近づきすぎたり、蜂を怖がって払ってしまうと攻撃されたものだと思って毒針で差してくることもあるので怖いとは思いますが冷静に足早でその場を離れるのが一番です

夏の時期は特に蜂が多くなるので気をつけましょう

蜂エリアからは結構急な場所を登っていくことになります

途中でロープ場があり、ロープを持って登っていった方が安全な場所があるので足だけで登ろうとせず、ロープをしっかり握って安全に登っていきましょう

無事登りきれば正丸駅への案内板が出てきます

ここから下る時はかなり急なのでゆっくり慎重に下りましょう

看板にも書いてありますが、登山はなめていると本当に危険です

私もなるべく前もって準備をして登るようにしていますが、それでも100%安全な登山は無いので改めて気を引き締めて登りましょう

あまりにも軽装(ほとんど準備をしない状態)で登ると遭難やケガのもとになるので準備はしっかりしましょうね

ここまで上がってくれば、基本的には稜線(りょうせん)です

稜線とは「峰から峰へと続く線」の事を言い「尾根」とも言います

つまり、「他の山と繋がっている山頂の道」のことですね

要は、登り下りが少ない比較的平たい道を進むことになるので歩くのが楽になるよということです

稜線(尾根)がスゴク長い場所もありますが、大体はサクサクっと進める楽ちん道路みたいな感じです

ただ、稜線を進んでいくと突然様子が変わってガレ場が混ざってきます

ガレ場とは、「岩・石・砂利など大小の石が多い場所」のことで砂利で滑りやすくなっていたりするので気をつけて登っていきましょう

これも、登山あるあるですが山頂の方がガレ場が多いことは珍しくないのでそういう環境も面白いですね

登りきった所にあるのがこの五輪山です

伊豆ヶ岳まではもう少しで、帰りは正丸峠に向かって歩いていきますよ

五輪山にはなぜか山頂標識が無く、標高などは書いていませんでした

この場所はひらけていて休憩できる椅子などが置いてあるのでゆっくり出来るんですが、伊豆ヶ岳の通過ポイントみたいな扱いですね

五輪山で休憩ができたら道を下ってまた登っていきます

もう少しで頂上なので頑張って行ってみましょう

下ったちょっと先にあるのがこの男坂です

この男坂には鎖場(くさりば)があって鎖を使って登っていくようなんですが、何人も落石などでケガをしているということもあり、今は通ることが出来ません

仕方がないので右の脇にある「女坂」を目指して進みましょう

ちなみに飯能や秩父(すぐ近く)の山は「チャート」という大昔の生物の死骸(しがい)でつくられた硬い地層から作られているのでスゴク硬いということです

近くには秩父の「武甲山」という山があるんですが、その山の一部もチャートで出来ているそうなので全体的に硬い地質が多いようですね

実はこの伊豆ヶ岳の山頂へは女坂でも行くことが出来ないんです

どうにも土砂崩れなどで進めなくなってしまったらしく、「男坂と女坂の中間にあるみち経由」通称「オカマ道」でアクセスします

オカマ道は勝手に名付けただけですが、ここまでルートが分かれているのも珍しいです

この道は結構険しいのでちょっと覚悟してから登っていきましょう

こんな感じで結構急な道が続いているので気をつけて登っていきましょう

登りも下りも注意しないと滑ってケガをしてしまうような道なので慌てずゆっくり慎重に進むのが正解です

登りきるとやっぱり男坂は立入禁止になっています

落石が多くけが人も出ているのでここはきちんとルールを守って安全な道で登り下りをしましょう

登りきるといよいよ山頂に到着です

ここが「伊豆ヶ岳の山頂」851m地点です

意外と長い道のりでしたが無事山頂に到着です

ところでどうして伊豆ヶ岳なんでしょうか? 理由は色々あるようで

  1. アイヌ語の突き出た山の形を「イズ」というので「伊豆ヶ岳」
  2. 快晴の日に頂上から伊豆の方まで見えるので「伊豆ヶ岳」
  3. ゆずの木が多くあったので「柚子が岳」から変化した説
  4. ふもとの湯の沢で温泉が湧き出たので「湯津ヶ岳」が変化した説

こんな風に色々な説があるようです

ただ、どの山も名前の由来がハッキリしていないものの方が多いのでなんでこの名前? というのはよくあるケースです

ちなみにここからの景色はお世辞にもいいとは言えないので軽く休んだら下っていきましょう

下山は奥村茶屋によってゆったり気分で帰ろう

伊豆ヶ岳を下ったら五輪山まで戻ります

ここからが分岐点なので「正丸峠(しょうまるとうげ)」の方に向かって進みましょう

ここも長めの尾根になっているので進んでいけばOKです

ただ、途中にはこんな感じでスゴク急になっていて滑りやすい場所もあるのでゆっくり下りていきます

もう少し脇の方にゆったりめの道があるようなのでそっちを使うのもありですよ

ただ私はほとんど下りきったところで、すっ転んだのでストックをついて慎重に下りたつもりでも転ぶことがあるんだなと思い知りました

ちなみにころんだ時は後ろの方向に転んで自然と受け身が取れたのでそんな大したケガはしませんでした

ただ、アームカバーをしていたのでそこまで大きなケガはせずに済んだんですが日焼け防止と、けが防止のためにもアームカバーはしておくと良いかもしれません

ここは分岐点ですが、ちゃんと整備されていて案内通りに進めば特に迷うことは無いです

しばらく歩くと「小高山(こだかやま)」の山頂に到着です

標高は720mで尾根の途中に出てきます

休憩スペースはありますが、そこまで見晴らしが良いわけでは無いので先に進みましょう

ここが今回ほぼ最後の分岐点です

ちょっと急な坂をこれから下っていきます

ただ、ちょっと下りた先に「奥村茶屋」を発見したので今回はそこで食事をとることにしました

ここが奥村茶屋で色々な食べ物を用意して下さっています

今回は名物の「正丸丼」という豚肉の味噌炒め丼をいただきましたがスゴク美味しかったです

また、正丸峠コースのすぐ脇に作られていて、ここからの景色が一番良いです

中は結構広くて一部が畳になっていたりするので1時間ほどゆっくり過ごしたら進みましょう

奥村茶屋さんの裏手に回ってコースが繋がっているのでちょっと変わったルートを通りますが、正丸峠ルートを下っていきましょう

ちなみに今回このルートはほとんど人が通らなかったので、メインのルートでは無いのかもしれません

この急な階段は「奥村茶屋」のすぐ下の道なので本当に登山道? と思うかもしれませんがちゃんと繋がっていますよ

結構急なので登りの一番険しい道かもしれないですね

下ってくるとちゃんと「正丸駅」への案内板が出てきます

このルートは、ほぼ川の中を進むような道なので滑らないように気をつけましょう

ただ、比較的浅い川なので増水でもしない限りは渡れなくて困ったということにはならないと思います

ただ、土石流などの危険性はあるエリアとのことなので大雨の日は、ちょっと恐い場所なんだろうなとは思いました

しばらく下ってくると人口の配管エリアにたどり着きます

ここまでは、結構山深い道を歩いてくるので本当にこの道ってあってるの? と思えると思いますがちゃんと道は続いているので焦らずに下っていきましょう

この橋と案内板まで来ればもう少しで最初の分岐点です

ここらへんまで来れば住人の家などが出てくるのでちょっと安心しますよ

このルートの入口には山の神様をまつっているであろう鳥居がでてくるので無事下山ができたことに感謝です

ここまで来ればもう少し進んだところが最初の分岐点です

そこから駐車場までは舗装路ですが、意外と長いのであわてずマイペースで帰りましょう

今回のルートはそれなりの長さがあるので体力に自信が無い場合はコースを見直す必要はありますが、休みをしっかりとりながら、ゆっくり回るといいうルートなら体力に多少自信がなくても回れるのでチャレンジしてみて下さい

最後まで読んでいただきありがとうございます

今回は、思っていたよりも険しさがあって登りごたえのある山でしたが、楽しさもその分ありました

ただし、トイレが少ないので女性にはあまり向いていないのかもしれないので、その時は「名栗げんきプラザ」の方から登り始めるのも1つの手かもしれません

ただ、登山コースの途中に茶屋があるのは助かるので1つの目的地として利用させてもらうのが正解だと思います

飯能市へは何度か足をはこんでいますが、すごくいい場所なのでまた行きたい場所ですね

それでは次回の登山でまた会おう!!!

登山には筋トレや有酸素運動も有効なのでちょっとずつでも基礎体力をつけてみよう!!!

またね!!!!

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