今回は棒ノ嶺(ぼうのみね)という埼玉県の飯能市にある山に登ってきました
棒ノ嶺は標高969mの中低山で往復で5時間ほど掛かる比較的高めの山です
棒ノ嶺(棒ノ折山)周遊ルート_さわらびの湯発 / ツルトロさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
今回のルートは「さわらびの湯」という温泉にある「さわらびの湯第3駐車場」から出発する周遊ルートです
特にダム側からスタートする登りルートは、基本的に川を登っていくような川登ルートで途中でこの場所特有の「蛙(カエル)や蛇(ヘビ)」に出会うなど、色々なイベントがあってすごく楽しいルートです
ただ、それなりの険しさはあるのである程度覚悟して登山にチャレンジするのが正解です
今回は、あいにくの雨日和でしたが、真夏なのに涼しく誰にも会うことがないちょっと変わった登山について紹介していきます
さわらびの湯からダム経由で登山口へ
今回は、一人での登山だったこともありちょっと早めの出発です
棒ノ嶺までは高速を使ったとして約2時間掛かるので、4時頃に出発して到着は6時ごろでした
当日はwindy(ウィンディー)という無料の天気予報アプリを使って天気を調べていったんですが、台風の影響があり、結局ずぶ濡れになって帰ってくるハメに
というのも、沖縄の上空にある台風の影響で天気が落ち着かず、登山中3回ほど強く雨が降ったんです
そこまで土砂降りでは無かったんですが少し危険でした
雨が降ると地面がぬかるんでケガをする可能性があるので、いくらアプリで降水確率が低くても台風の影響を受けている間は、山には出掛けないのがベストだと思うので真似はしないで下さいね
高速から下りてしばらく走って到着したのが「さわらびの湯 第3駐車場」です
この駐車場は24時間いつでも入ることが出来る、大きな駐車場なのでいっぱいになる心配が無いのが良いですね
但し、この場所より上(ダム方面)では、夜中~明け方の時間は車両での立ち入りが禁止になっているので注意しましょう
また、「さわらびの湯」を利用することも出来ますが、朝の早い時間帯の場合こんな風に進入禁止になっているので、もし温泉によって帰る場合は、営業時間などを確認して利用させてもらうようにしましょう
すぐ隣には「ノーラ名栗」という北欧文化を体験出来る施設でグランピングなどが楽しめる場所があり、その敷地内に「お手洗い」があります
私もこの設備のお手洗いなのかと思っていましたが、近くのバス停には「公衆トイレ」という案内があったので誰でも利用することが出来るようです
しかも、すごくキレイなので出発前に利用させてもらいましょう
ちなみに今回の棒ノ嶺の登山道には途中トイレが無いんです
ダム側に行くと「食事処ともう一箇所の公衆トイレ」があるようですが、それ以上先には一切無いので注意して下さい
埼玉の山を登っているとバイオトイレなどの公衆トイレは何箇所か用意されているイメージがあったんですが、ココには一切無いので特に女性の方にはそういう意味で向いていないかもしれません
駐車場から道なりに進んでいくと登り坂方面がダムへの道になります
ただ、看板でも分かる通り21時~6時の間は車両の通行が禁止されているので、車やバイクで向かう時は注意しましょう
今回は歩きなのでそのまま進んでいきましょう
登り坂を上がってくるとこんな感じで分かれ道になります
私が使っているYAMAPでは、左のダムの真ん中を通るルートを案内されましたが、右の道に「お手洗いと食事処」があって結局は繋がっているうようなのでどちらを進んでも登山道へは行けると思います
こんな風にダムの道は開いていますが、この道も時間制限があるので時間帯によっては使えない道です
私が歩いたのはだいたい6時~6時半ごろだったので問題無く通ることが出来ましたが、もう少し早くから登る時はもう一つの道から行くのが正解のようです
ちなみに私はそれなりに色々な山道を車で走ってきましたが、ココまで細かく時間を制限して車両や立ち入りを禁止してる場所は初めてだったので、珍しい体験ができました
ダムの周りをぐるっと回り込む形でしばらく歩くと、こんな風に登山道の入口が出てくるのでここから登山スタートです
入り口には登山箱が用意されているなど、登山に対してのいくつかの注意書きがあるのでちゃんと守った方が正解ですね
ここから、結構登りごたえのあるルートになってくるので準備を整えたら登山開始!!
滝登りルートで色々な出会いをしながら頂上へ
それでは早速、登っていきましょう
ココに来る途中でもちょっと雨が降っていたので、道が多少濡れているので気をつけて進みます
入り口はこんな感じでいくつかの注意書きや、案内板があるので特に迷うということは無いですね
入り口から少し歩くと、ちょっとめずらしい看板に出会いました
この場所には「カジカガエル」というカエルが住んでいて、1番の特徴が「オスとメスでサイズが全然違う」とのことでした
とは言っても、そこまでカエルに出会うことは無いし大きさが違うと言っても、言うほどじゃないだろうと思っていたんです
「そうなんだ」と思いつつ先に進みます
道の途中には、何箇所か道迷いが発生しているらしく警告の紙と一緒にロープなどで行けなくしてある道が何箇所かありました
このあたりは、すごく丁寧に対処してくれているのでありがたいですね
そんな道を歩いていると足元で動くカエル君に出会うことが出来ました
(カエルが苦手な人は読み飛ばして下さい)
撮影した場所は違うんですが、オスとメス両方とも出会えたので比較してみましょう
左がオスのカジカガエルで大きさは2cmくらいでしょうか、ちょうど小さめのアマガエルくらいのサイズですね
一方、右がメスのカジカガエルで大きさは15cmくらいはあったと思います
ウシガエルと同じくらいの大きさで本当にココまで大きさが違うのかと思うくらいの体格差でした
オスは可愛らしい感じですが、メスは見つけるとビックリするくらい大きいので面白いですね
ちょうど雨が降っていたこともあり、カエルたちは元気に顔を見せてくれたのかもしれないです
そんな彼らを横目に登山道を進んでいきますよ
今回の登山道は、こんな風に岩がむき出しになっていたり険しい場所があるのでハイキング気分で来ると痛い目をみるのでちゃんと装備を整えて登山に挑みましょう
登山コースの途中では、こんな風にいくつか滝になっていて涼しげでイイ感じの道が続いています
最初はこんな風に眺めている余裕があるんですが、この先は笑ってしまうくらいハードな道もあるので楽しみながら進んでいきましょう
このコースの特徴がこんな風に流れる川を渡って反対側の道に行くルートがあることです
水量によっては危ない場所も何箇所か出てくるので天気が悪い日は、登山を避けるのが正解です
また、どうやって進もうか悩む道のりも結構あります
ちなみにこの場所では左上の方にピンクのリボン(道案内の目印)があるのでそっちの方向に進むのが正解です
途中途中でこんな風に案内板を設置してくれているんですが、目指すは「岩茸石・棒ノ嶺」方向なので「キケン」という方向には行かないようにしましょう
このあたりも、すごくていねいに道案内をしてくれているのでスゴクありがたいです
こんな風にパッと見滝になっていて登れなそうな場所があるんですが、迷いやすいですが登っていきます
途中で案内が分かりづらいんですが、そのまま川の中を進むような感じで登っていきましょう
川の水量もそれなりにあるので気をつけて登っていきましょうね
ちなみに、ここを登っている最中に小さめのヘビと出会いました
カエルがいる場所では、それをエサにヘビがいることもあるので注意しましょう
登っていくとその先に有るのが「天狗の滝(てんぐのたき)」という大きめの滝があります
この場所も滝の脇の道を上がっていく感じで進んでいくので気をつけて進みましょう
ただ、すごく近くで滝を楽しむことができるので結構楽しいですよ
このコースはちょっとスリリングなところも多いですが、基本的にはこんな風にキレイな場所が多いので水や風景を楽しみながら登っていきましょう
そんな道を登っているとこんな感じで鎖場やロープが設置されている結構急な道に出会います
鎖をちゃんと掴みつつしっかりと歩かないと危ないので慎重に登っていきましょう
しばらく進むと次は「白孔雀の滝(しろくじゃくのたき)」という場所にたどり着きます
どれがその滝なのか正直分からなかったんですが、小さい滝がいくつかあるので合わせて孔雀(くじゃく)なんだと思います
赤い岩があったりしてカラフルなのでその辺りも名前の由来に鳴っているのかもしれないですね
その他にもこんな風に階段が崩れてロープ場になってたり、結構急な場所も何箇所かロープが設置されているので低山でも結構ハードな山ですね
この辺りで大体登りの半分くらいの場所です
この辺にはどうにも「マムシ」という毒ヘビがいるようです
私が見たのは「アオダイショウ」という無毒のヘビだったと思いますが気をつけましょう
ちなみに、頭が三角形をしているヘビは毒ヘビだと思った方がいいので注意しましょう
ある程度、登ってくると山道に出ます
道路の反対側が登山道の続きなので進んでいきましょう
このあたりからは、比較的整備されている道がメインで歩きやすくなっているので、どんどん進みましょう
少し進むとついに分岐点まで着きました
右が登ってきた道で頂上までは左の道を進みます
まだ頂上まで距離がありますが、帰りはこの分岐点で別ルートに進んで下山します
この場所にあるのがこの「岩茸石(いわたけいし)」といいう大きな岩です
帰りのコースはこの岩の狭い脇道を通って帰る感じですね
山頂まではもう少し登る必要があるので頑張って進みましょう
登る途中にはこんな風に休憩できる場所があるので疲れている場合は、無理せずに休憩をとって慌てずに山頂を目指しましょう
この先もある程度険しい道になっているので慎重に進むのが正解ですね
しばらく登るとココが「権次入峠(ごんじりとうげ)」といいう休憩ができる広場です
ココも分岐点になっているので迷わないように案内板を確認して山頂を目指しましょう
なんとか登りきると開けた場所に出ます
ここが「棒ノ嶺(標高969m)」の山頂です
ついに到着です
当日は結構雨に降られてしまったのでレインウェアですが、晴れていれば景色もそれなりにキレイなんじゃないかと思います
山頂は結構広くなっていて他のルートからもアクセス出来るみたいですね
東屋や休憩できる場所が用意されているので一休みしたら下山していきましょう
帰りは整備ルートで安全下山
いよいよ下山していきましょう
比較的アップダウンが少ない道を進みますが、雨が降っていたので滑りやすくキケンです
慌てずしっかりと踏ん張って進んでいきましょう
帰りの分岐点の「岩茸石」まで下りてきたら向かって左側の細っそい道のようになっているところをちょっと無理やりに進みます
岩がゴツゴツしているのでケガをしないように進みましょうね
帰り道はこんな感じの道なので比較的たいらな場所が多いですが、雨が降っているので木の根や泥の上は滑りやすくなっているのでゆっくりと下山していきましょう
途中にはこんな感じで休憩出来る場所もところどころ用意してくれているのでマイペースに下りていくのが正解です
帰り道も結構距離があるので、ペースを守って下りていくのがイイですね
帰り道は何度か山道に出るので車道を渡る時には車が来ていないか確認して進むようにしましょう
しばらく道なりに下りてくるとココが出口です
こっちも山道なので多少のアップダウンはあるし、結構段差がきつい場所があるので気をつけて下りてきましょうね
こっちの出口から出ると、1件の住宅脇の道を通って帰ってくことになります
最初に車を停めた「さわらびの湯」への最短の道は立ち入り禁止になってしまっていたので、ちょっと先にある住宅街の道を進んでみましょう
道がメインの道路と繋がっているように坂になっているところがあるのでそ、こを通れば比較的にすぐ駐車場まで戻れますよ
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました
今回は埼玉県の飯能市にある「棒ノ嶺」の登山にチャレンジしましたが、結構ハードなコースでした
ほとんど雨は降らない予報で基本は問題なかったんですが、地面が濡れていたので何度か滑りました
ケガはなかったので良かったんですが、登山はあまり無理をしないで楽しみましょう
それでは、また次回会おう!!
次はどの行こうっかな~~ 次会う時まで元気でな!!!
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